浅煎り珈琲と深煎り珈琲その2 極みを旨く淹れる!


この看板の通り、金澤屋珈琲店では、珈琲をご自宅でも美味しく★飲んで頂くためにお客様にワンポイントレッスンをしています。
勿論、営業中なのでお応えできない時間帯もありますが・・看板を見つけたらお気軽にお申し付けください。
知る人ぞ知るサービス・・(^_^;ですが、最近、珈琲の抽出に関心を持って聞いてきてくれる方が増えました。ネルドリップからペーパードリップまで幅広いんですよ。
特に質問に多かった深煎り珈琲について。
お店で提供している、極みブレンド。深煎りの香ばしさと苦味とお酒を思わす香り、甘味・・ネルドリップ1杯30㌘。低温で時間をかけて抽出する珈琲。ネルドリップでしか出せない奥行きのある味。カップ提供後に、極みブレンドを購入される方には抽出器具や、ペーパードリップでの味の方向性を説明します。中々同じようにはならないのです。

極みブレンドをはじめとする、深煎り珈琲では、ペーパードリップでは、苦味が勝ってしまう事が多いのです。

極みを家で飲みたい( ^^)というお客様のご希望で、松崎が提案するいれかた、ネルドリップをイメージしました。
ペーパードリップ 極みブレンド

使用器具 カリタ ウェーブシリーズ ガラスドリッパー
粉量 挽き やや細か目 28から30㌘ 2杯分240cc抽出


お湯の温度は思い切って低く★ 86度 沸騰後5分ほど


500円玉位にくぼみをスプーンのへらなどでつけます。
蒸らし
くぼみにお湯をのせます。

40秒から50秒待ち、泡が出てきたら少しずつ注ぎ足します。ペーパーには湯をかけず、じっくり。円から湯がこぼれないように神経を集中させます。
サーバーに最初の一滴が落ちてきたら、色を見てください。
漆黒の一滴だと、しっかりと浸透した証拠、ライトだと湯の注ぎが若干太く速い事が考えられます。

ゆっくりと粉全体を蒸らす時間は、ペーパーを見てください。底からペーパーが染み渡り、粉の表面に向かって行きます。表面まで浸透したら抽出準備の完了です。今回は、焙煎後1週間、ひきたてを使いました。ガスの量が多いので時間がかかりました。
珈琲の状態で時間は変わりますよ。


抽出は、大胆に湯を注ぎます。

ドリッパーいっぱいにかさをあげて抽出。
蒸らす際に、味が出来ているので後は、濃度調整。


抽出量になったらドリッパーを外します。雑味をセーブ。

ドリッパーの形状に薄く均一にかすが残ります。均一であればあるほど、湯の注ぎが安定しているといえます。
蒸らし2分、抽出1分弱。トータル3分8秒で淹れました。
深い煎りほど、ガスの上がりや蒸らしの浸透に時間がかかります。蒸らしは気長にゆっくりと待ちましょう。もったいないかもしれませんが、通常よりも粉を多く使うと味がでやすくなります!深煎りは煎り時間が長いので成分が抜けています。
気になる味は・・
(゚-゚)美味しい!ネルドリップみたいに柔らかく甘い!(゚_゚)スタッフ皆、淹れた松崎もびっくり。ネルドリップでなくてもいいのか・・なんて(;゚д゚)
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