テイスティングその2

さて、こちらの4つのカップは一体・・!?
色が全然違いますが、全て同じ珈琲を各社メーカーの器具で抽出したものです。
カリタ台形型ドリッパー101D
カリタウェーブシリーズガラスドリッパー185
メリタアロマフィルター1×1
ハリオ円錐ガラスドリッパー01
今回は、焙煎後粉にして3週間たった、珈琲を使用、保存は密封瓶で常温です。
珈琲の美味しい条件、
煎り立て、挽きたて、に当てはまらず^^; 粉にし、通常と違う条件で淹れてみました。お家で淹れるときは気がつくと何日もたった珈琲が出て来ることがありますね‥また、家庭では、グラインダーを持っている方も少ないのでいつも挽きたてとは限りません。
粉になった状態の珈琲粉を各社メーカー器具で抽出、同じ粉の量で抽出量も同じです。
美味しかったのは・・(^^ )
↓こちらのウェーブドリッパーから2番、3番・・

主に珈琲の風味特性やバランスで評価、スタッフで飲み比べした結果です。メリタとカリタ台形型の甲乙はつけがたく(^_^;ウェーブシリーズが後味のクリーンさとバランスの良さ丸い仕上がりで好評でした。
今回の抽出の最大の特徴は、焙煎後の経過や挽いて保存による珈琲の継時変化と炭酸ガスが抜けていること。ガス圧がない状態での抽出です。
抽出の様子をピックアップ。
カリタウェーブシリーズ





いつもと同じように抽出、泡の抵抗はありませんが、蒸らしの後は満遍なく湯を注ぎます。抽出は1分25秒、早く終了。
抽出かすも何時もと似たように!

時間は早いですが、なんでこんなにもバランスよく旨味がでるのか・・とびっくりのおいしさでした。
カリタ台形型ドリッパー






膨らまないので、粉はドリッパー内で泳いだ状態が続きます。更にドリッパーの3つ穴で抽出濾過速度が調節されているので、沢山湯を注げば注ぐほど粉と湯の接する時間が長くなり、通常よりも雑味が入りやすい状態でもあります。粉は泳ぎますが、適度にそそぎ入れペーパー側に湯はかけません。珈琲の壁は作りにくいですが・・(^^ )


壁はできています。抽出1分43秒、ややしっかり味が出ています。香りに欠けますがさらっと極普通に美味しい珈琲です。
メリタアロマフィルター1つ穴です。








メリタ式では、蒸らしの後に一度に抽出量をいれ、落としきります。テクニックはいらずフィルターが抽出速度をコントロール、ガスが抜けてもいつもと変わらず抽出できます。速度は若干早めの2分10秒

苦味酸味も中程に味が出ています。ウェーブシリーズとは違う味ですがこのテイストを好きという方はいますね。
最後はハリオ円錐形ガラスドリッパー






カリタ台形型同様、ペーパー側に珈琲の壁を作りながら抽出、雑味をセーブ。粉が泳ぎやすいのでお湯を注ぎすぎないように注意が必要です。
抽出は、早め1分30秒。

いつもはくっきりしたドーナツ型ですが、ゆるゆるの形状です。
味は、この4点の中では一番濃く、いろんな成分が出たというイメージです。後味にきつい草っぽい渋みが残り美味しいとは言い難い珈琲となってしまいました。お湯で割って薄めたり、ミルクをいれて飲みたい!と感じましたね(^o^;

今回使用した珈琲では、抽出の際に抵抗となるガスが抜けています。蒸らし時間として長くとらずさっと淹れても味が良くでます。お湯は優しく90度以下の低温で抽出しました。味の輪郭は円やかになります。高温で淹れると酸がきつくなりやすいです。抽出のしやすさではカリタウェーブシリーズとメリタアロマフィルターが楽にできましたが、味は、美味しく!( ^^) 珈琲は色々な条件で変わります。一概にはいえませんが、ご参考までに。
飲み比べ面白いですね‥
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