【この木なんの木⑰】-仁徳天皇に由来する「正一位」から名付けられた「イチイ」
「イチイ」


なんともきれいな色の木です。
日本、中国、ロシアに分布しています。
日本では、岐阜県の位山が有名な産地であり、県木とされています。
とても木目も奇麗で
高級感があるイメージですが、実際に高価な木材です。
イチイと言う名の由来。
その昔、仁徳天皇がこの木で杓を作らせ、その見事な出来栄えに感銘を受け
当時の最高位の官位を表す「正一位」(しょういちい)を授けたという逸話から
来ています。
仁徳天皇も感嘆したこの銘木。
中々見られませんが
こんな小さなスプーンになっても凛とした雰囲気がよく
とても品があります。
加工性が良い
計量で粘りがある
弾力性に富む
など木材としての価値もあり
家具の装飾部分、木彫りの彫刻材料、仏壇、床の間、お盆、茶筒などに使われ
価値が高く珍重されています。
オレンジに近い明るい色が特徴です。

店頭でもこちらのイチイ。
入荷するとすぐに売れてしまいます。
見つけたら、また紹介しますね。
興味のある方は、こちらをクリックして下さいね。(*^_^*)
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