【希少なコーヒーの実見れます③】-キャラバンサライ額店さんから「コーヒーの木」-種を観察
今が旬な話題で昨日のブログから続いて3話目。
「育てるコーヒーの木」のお話です。
続編ですので是非、こちらの記事も読んで下さいね。
↓
【希少なコーヒーの実見れます①】-キャラバンサライ額店さんから「コーヒーの木」-引越し編
本日は、コーヒー豆の入ったコーヒーチェリーをじっくり観察して見ます。
コーヒー🍒を1粒摘み取りました。
この位の大きさです。
さくらんぼみたい。
かじってもいいようですが
ほとんど実がないのです。
中はこんな感じ。
うっすら果肉があり、桃のような実に見えますが、種が2粒向かい合って入っています。
皮を向いてみました。
川は、イエメンではギシル、中南米ではカスカラと呼ばれています。
「ギシルコーヒー」
「カスカラティー」と言った
コーヒー🍒の皮を使ったドリンクもあります。
ひっついた種を取り出しました。
触るとぬるっとしています。
このぬるぬるっとしたものをミューシレージと言います。
このぬるぬるを洗い流すと
少しコーヒー豆っぽく見えてきませんか。
実は、まだこれは硬い殻に覆われている状態なのです。
硬い殻は、パーチメントと言われます。
この殻を取り去ると薄皮に包まれた種が出てきます。
この種を焙煎すると色が茶色く変化して
皆さんがいつも見ているコーヒー豆になります。
色づきかたもこんな風に黄色っぽい茶色から濃い茶色まで。
ちなみにこちらの豆は、店頭で焙煎しているブラジルです。
写真左から160℃→170℃→180℃で取り出したものです。
ちなみに、コーヒーチェリーを収穫した後は、そのままにしておくと余分な水分が残りかびてしまいます。
生豆にまで精製したものを植えても芽は出ません。
収穫したコーヒーチェリーは、栽培用もしくは飲用のどちらかにします。
ちなみに・・・
コーヒーの発芽能力は、収穫後時間の経過と共に失われその寿命は半年でゼロに等しくなります。
焙煎する場合は、収穫後水分を12%以下に乾燥させカビが生えず長期保存に耐えられるようにしてパーチメントから種が取り出されます。
植える場合は、硬いパーチメントがついた状態で植えます。
種まき用の培養土。
植える前に熱湯をかけて消毒します。
殺菌後、土が覚めたら少し窪みをつけます。
植える種は、ぬるぬるをとったパーチメントの状態で。
お水の中に種を一晩ふやかします。
その際に、発芽促進剤をつけておくことで、より発芽率が上がります。
こちらを使っています。
種は、この向きに植えます。↓
ここからは、気長に。
土が湿り気を保つよう水やりをします。
暗い場所においておくとカビが生えますので、
日差しの当たる所に置きましょう。
コーヒーは、熱帯原産です。
年中暖かいところが好きです。
種の状態でも土の温度が20℃以下にならないようにすることで
発芽率がアップしますよ。
∠( ^ o ^ ┐)┐ ヨォ…
どの位かかるかな。
今の時期はベストシーズンだから2ヶ月位と見ています。
寒いと時間がかかります。
はえてきたらこんな風に
↓
可愛いですよ。
種をまく?
精製して飲んでみる?
飲むとあっという間に実がなくなりそうです。
コーヒーチェリーから種を取り出すまで↓
飲むと一瞬で終わりますが
育てるのは、ゆっくりと楽しめます。
育てて見ませんか!
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