【希少なコーヒーの実見れます②】-キャラバンサライ額店さんから「コーヒーの木」-観察編
今が旬な話題で昨日のブログから続いて2話目。
「育てるコーヒーの木」のお話です。
続編ですので是非、こちらの記事も読んで下さいね。
↓
今は、どういう状態かといいますと
カットバックしたので実のついた枝をお水の中につけています。
頂いてから5日間。
想像していたよりもまだ元気です。
毎日見ていますが、実の色味も明るい赤色から深い紅色に変化してきました。
これを完熟というのかなー。
初めての体験なので、勉強させてもらっています。
先日、SNSで紹介したコーヒーの木の記事をご覧頂き、実際にお店まで
コーヒーの木を見に来てくれたお客様がいらっしゃいます。
コーヒーの実が見たかったーととても喜んで下さり
実際に摘み取る体験をして頂きました。
コーヒーの実は、飲む量としては少ないので
植えるように差し上げております。
コーヒーの実から、種を取り出す方法を簡単にご説明させて頂き、
プレゼント致しました。
実際に植えて頂き、発芽した頃に「コーヒーの木発芽したよ!写真投稿」をお知らせ頂ければと思います。そんなコーヒーの木を育てようモニター体験をしたい方は、店頭まで来てくださいね。
さてさて、せっかくですからコーヒーの木を観察。
コーヒーの木は、熱帯原産です。
という事で、本来ならば日本の冬のある環境は、コーヒーの木にとっては命とりになるというのは
ご想像の通り。100均や、雑貨店にまで観葉植物として販売されるというのですから
実は、とても人気のある植物なんです。
100均に行くと、コーヒーの木と表記のないものまでありましたが、知らずと育てているという方もいるかもしれませんね。それでも、年間を通して冬の育て方を気を付けないと枯れていしまいますので、冬越えで失敗したという人は、沢山いらっしゃると思います。
当店のコーヒーの木は、一番大きいものでこちら。
実は、もっともっと沢山あったのですが、毎年1つ、2つ枯らしてしまい(;'∀')
生き残ったのがこの4つの鉢植えです。
それでも、毎年冬になると
葉を冷風にあてない。
とにかく土を冷やさないように気を付けています。
お水やりの水の温度も注意したり。
閉店時には、1つ1つの植木に大きな厚手の風を通さない袋に入れて保温していきます。
その位手をかけてやっとで冬越えです。
ここ金沢の冬は、毎年温暖化と言えども朝晩の冷え込みや氷点下まで。
更に、ここは金沢城公園の傍。少しお山になっているので寒いのです。
緑を楽しむ観葉植物として育てながらも
期待してしまうのがコーヒーの実。
いつなるのか?
基本的にお花が咲かないと実はつけません。
当店のコーヒーの木も新芽しか伸びてませんでしたが、
今年ようやく枝から直接花芽が生えてきました。
まだ咲いては居ませんが、とりあえず8年ほどは掛かっています。
お花は、白く
ジャスミンのような香りがします。
幸せな香りに包まれるのも束の間、花は、1~2日で受粉ししぼんでいきます。
散った花芽の後から徐々に実が膨らみ
最初は青いままですが、時間をかけて赤く色づきます。
花が咲いてから実がなるまでは、とーっても長く、実は翌年の話。(;^_^A
本当にゆっくーりとマイペースに待たなければコーヒーの実はなりません。
サクランボに似ていることから
コーヒーチェリーと言われます。
実の大きさや
赤さ加減も違いますね。
色の薄いもの。
同じ時間をかけても色づかないものは
未成熟と言われるチェリーです。
コーヒー豆は、果実。
この果実の中の種を焙煎したものがコーヒー豆です。
完熟した実は、赤というより紫に近い落ち着いた色をしています。
美味しいサクランボを想像してもらえばわかりますが
コーヒー豆も、熟度が大切です。
完熟した実の種は、とても美味しいんです。
実が結実している場所に昨年白いお花が咲いたと想像して見て下さい。
恐らく木によっても
育て方によっても
品種によってもこの実の付き方が違うと思われます。
取り合えず、1粒とって種を取り出してみました。
ある程度美味しそうだな―というものをとってみると、種も大きくキレイでした。
写真↓
もう1粒何も考えずにとった実からはなんと↓
形がないくらいダメになっていました。
(´・_・`)
かっこいい種ばかりではないんですね。
こうやって見ると、いいコーヒー豆ばかり摘むというのは
大変な作業だと思います。
1つの木に色々な果実が混ざっているので
手摘みで熟したチェリーを収穫している産地は、とても手がかかっているのだなーと
改めて感じました。
店内の生け花にも
実はコーヒーの木があります。
草月流 栄派さんに特別に生けてもらいました。
種は全て植えるか
少し焙煎もしてみようかと思います。
まだお分けできる量ありますので
気になる方は、店頭まで来てくださいね。
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