【幻のコーヒー19世紀のティピカ発見!】―ザ・ヒューマン「コーヒーで世界を変える川島良彰」
【幻のコーヒー19世紀のティピカ発見!】―ザ・ヒューマン「コーヒーで世界を変える川島良彰」
先週12/14(土)NHK BS1 夜10時放送
ドキュメンタリー
ザ・ヒューマン
ザ・ヒューマン[新]「コーヒーで世界を変える 川島良彰」
詳しい番組情報はこちら↓
https://www4.nhk.or.jp/P6137/x/2019-12-14/11/29768/3115788/
番組を見た方も多いですよね。
世界のコーヒーハンターと呼ばれる川島氏
何度かお会いしたことがありますが
一番の想い出は、タイのコーヒー収穫体験ツアーにて
アテンドをして下さったときです。
1年の半数を海外へ出向くといわれている、
世界のコーヒーハンターで名高い川島氏。
ミカフェートの代表です。
日本ではほとんど珈琲の栽培を見る事のできないコーヒー産地の事情を知り、
現地の方に美味しいコーヒー豆づくりの技術指導をしています。
社名の「ミカフェート」スペイン語で「コーヒーのために」
という通り、生産者以上に色々な世界のコーヒー産地へ行き、事情を知っている方。
珈琲の為にできることを全てするというモットーで会社を設立、今もなお続いています。
JAL国内線や国際線では、川島氏プロデュースの珈琲が楽しめます。国内線はインスタントコーヒーを開発、そして国際線は、レギュラーコーヒーを提供し、空の旅に適した美味しい珈琲が楽しめるようになっています。他にもホテルや料亭などに積極的にコーヒー指導をしているようで
色々なシーンで川島さんのコーヒーに出会う機会が増えていると思います。
今回は、ドキュメンタリー番組。
長い歳月をかけて発見した
幻のコーヒー
キューバの19世紀に植えられたといわれるティピカ。
キューバ政府の協力のもと密林に埋もれ
忘れられていたティピカ(19世紀の)
を発見したというストーリーです。
約45分間の番組。
最初から目が離せませんでしたね。
最後まであきらめない姿勢
まさにコーヒーハンターです。
今回の幻のコーヒーと繫がりのある
もう一つのコーヒーが在るのを知ってますか?
つい先日
今期の貴重なブルボンポアントウにお目にかかり
頂いてきました。
かつてフランスのルイ王朝が愛したコーヒーと言われ
1年に1度だけ
フランスのレユニオン島から届くコーヒーです。
でレユニオン島がどこにあるのか(^_^;)
と思いますよね。
↓
フランス共和国の海外県
マダガスカル島の東方のインド洋上に在ります。
小さな島でその面積は、日本でいう神奈川県位と言う事です。
そ小さな島では、希少な生物多様性
類まれな自然美
世界自然遺産に認定されるほどの特異な景観を持っています。
この地にコーヒー栽培がもたらされたのは
1715年フランスルイ14世の時代。
その当時ブルボン島と呼ばれていました。
瞬く間に王族貴族に愛される飲み物となり
ルイ15世
文豪バルザックにも親しまれました。
古の文化人や王族に愛されたコーヒーもその後消滅。
コーヒーの原種であるブルボン種でした。
そんな消滅したコーヒーが再び長い歳月をかけて
UCCと現地の方、政府機関の方で復活させたというのが
ブルボン・ポアントウです。
その当時UCCに勤務の川島氏が現地に赴き発見したというストーリーです。
幻のコーヒーと言うだけに
見た目も全然違います。
「とても美味しい」
「とがった形の珍しい豆」
「ブルボン種の原種にとても近い」
「天然カフェインレス」
かつて王族が愛したコーヒーとして
今も名高いブルボンポアントゥの復活から20年。
今回のプロジェクトは、キューバのコーヒー産業の始まりとされる
ティピカ種の発見でした。
キューバと言えば
歴史が絡んでくるのですがハイチ革命にて追われたフランス人が
アラビカ種のティピカ亜種の苗をキューバ東部へ持ち込んだことが始まりとされています。
これが、コーヒー栽培の始まり。
その後、歴史的背景や自然災害によりコーヒー産業は衰退し
19世紀に植えられたティピカも幻に。
キューバのコーヒーと言えば
お店でもずーっと取扱いがない状態ですね。
そういえば。
現地の方にも忘れられていた高品質ティピカの原木を探しに
かなり奥地まで探索。
外国人が立ち入りを許可されていない場所まで探し
19世紀のティピカ発見によりキューバの衰退したコーヒー産業にいい影響が出る
生産者の方の努力を踏まえて公正な価格で商品を
お客様に提供する事で
私たちも継続的に美味しいコーヒーが飲むことができる
という信念でプロジェクトが行われ
見つけた原木の実から200個の種が入手されました。
何年後には、幻のキューバのティピカ種を
飲む日がくるのですね。
(^-^)/
そうそう、番組内で
川島さんがおっしゃってた
ティピカ種の特徴
「若葉がブロンズ色をしている」
というコメント。
タイに行っていた時もおっしゃっていました。
と思って、店のコーヒーの木の若葉を探索。
(゜_゜>)
なんかブロンズ色に似ている!?
100均で今年購入したコーヒーの木。
葉っぱが妙に大きく元気。
突然ブロンズ色の葉が…
まさかね。
ヽ( ´_`)丿
社長に聞いてみたら
色々な木の交配種だとまれにこういう事もあるらしい。
アラビカ種でなくてロブスタ種かもしれません。
(笑)
それでもティピカ種
コーヒー飲みたいですね!
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