[ひし形の謎】―菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
[ひし形の謎】―菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
金沢城公園
金沢城公園には、天守閣はないものの
広い城内のシンボルともいえるこちらの
「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門」
がメインともいえる歴史的な建築物です。
大きいので、遠くから写さないとカメラに収まりません。
金沢城と言えば世界的に有名なのが
「お城の中にキャンパス」
という非常に珍しいスポット。
終戦から平成7(1995)年までは金沢大学のキャンパスとして使われていました。
城内には、このような石碑が。
かつてこの地に通っていた卒業生が今もなお、懐かしんでこの地を訪れています。
その当時の頃を「人生の宝」とも。
お店にいらしたお客様がいっていました。
その当時の面影はなく、すっかり広々とした広場
が広がり、色々なイベントが行われる憩いの場となっております。
こちらの横に長ーい建物の名称は、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門(^_^;)
2001年から開放されています。
菱櫓
3重3階構造。
大手と搦め手を見張る防御の要。その名の通り平面と柱がすべてひし形。
五十間長屋 真ん中の横に長ーい建物
防御機能 + 武器庫としての保管機能を兼ね備えた建物。
内部は、見事に釘を使用しない伝統工法の木組み。
橋爪門続櫓
二重櫓であり橋爪門の枡形ないを見張る物見の櫓として枡形防備の要でした。
橋爪門
二の丸の正門です。
全てつながっているのですね。
城内でも位の高い方しか足を運べなかったと言われる橋爪門。
大きさは河北門には負けますが、造りが立派です。
(河北門)
広い園内、歩くのは無料です。
が、有料の建物はこちら↓
毎日16:00まで
「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門」
御1人様 320円
中を見学してみると…
かなり面白かったです。
その昔の金沢城には、三十間長屋、四十間長屋、五十間長屋と言われる建物があり
四十間長屋はもうないですが
1間とは、建物の尺度を表す言葉です。
1間=1,82m
広さを表したのですね。
中はこのように
広ーいです。
梁や柱が見えて
柱は巧みに木の杭を合わせて
建てられています。
窓のような場所には仕掛けが。
出窓の石落とし。
塀を上ってくる敵軍に
こちらの小窓から石を投げて攻撃する場所。
一見窓にしか見えないので(*゚Q゚*)
恐るべし
中からは、普段見る事の出来ない風景を
眺める事ができます。
確かに、金沢を見渡す事ができます。
菱櫓や、ひし形の構造。
何処から敵が来ても確認できるようになっています。
展望台の他
構造の説明や模型。
歴史の勉強に。
こちらの五十間長屋は、三の丸広場、二の丸広場をまたいで聳えています。
新たな復元工事として進められているのが
二の丸広場に
二の丸御殿
復元の手がかりとなる文献や資料が少なく
大変なようですが
出来たらすごいですね。ヽ( ´_`)丿
在りし日の金沢城がよみがえる。
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