【コーヒーの木栽培日誌】―コーヒーの実の中はどうなってる!?
【コーヒーの木栽培日誌】―コーヒーの実の中はどうなってる!?
SCAJ展示会にて
見つけた「これイイね!」の中にはこんなものが!
(^_^;)
かなりユニークな模型。
さてさてこの赤いものは何だと思いますか?
↓
赤くてまん丸。
なんとなく気が付いた方もいるでしょうか?
コーヒーの木になる
コーヒーの実。
この赤い実の中の種こそが
私たちが飲んでいるコーヒーなのです。
種がこんなにいろいろな味があって
コーヒーになるなんて
昔の人は、すごいものを発見したものだと
感じさせられます。
このコーヒーチェリーの模型。
作ったのは、台湾の方。
日本の展示会でこの模型を販売していました。
その近くで、中国からも
この模型にそっくりなものを販売していたのには驚きましたが(笑)
いいモノ
いいアイディアは、すぐに真似されるのでしょうか。
開発するのにお金と時間がかかったと言われるこのユニークな模型。
こんな立派なケースに納められています。
折角ですから一つ一つ
じっくり見て見ましょう。
収穫された赤い実。
赤い外皮を剥くと
ジェル状の果肉がうっすら、
果肉は少なく大きな種子が2つ向かい合っています。
実際の写真です。↓
種子の周りはぬるっとした粘質で覆われています。
この粘質は、熟度が増すのに比例して糖度が増していくのです。
種子は、パーチメントと呼ばれる固い
内果皮で包まれています。
パーチメントをはがすと
写真下の左の種子。
↓
まだ何かに包まれています。
銀皮、シルバースキンと呼ばれる薄い皮です。
この薄皮を剥けば
コーヒーの生豆が出てきました。
全て分解できます。
生豆
シルバースキン
パーチメント
焙煎したコーヒー豆の特徴の一つ
コーヒー豆の真ん中のライン。
このラインは、センターカットと呼ばれています。
コーヒー豆として飲用するものは、産地で
このパーチメントをとり
保存に耐える水分量に乾燥させた生豆になって
私たちのもとへやってきます。
この状態のものは、植えても
コーヒーの木は、生えてきません。
植えるならば、収穫後の
パーチメントのついた状態のものを植えるのです。
双葉が出てきたら
こんな風に↓脱皮
(実際にお店で植えて開花させたもの)
↓
現在
店のコーヒーの木は、まだ花は咲かず
恐らく来年こそは咲くでしょ!
∠( ^ o ^ ┐)┐ ヨォ…
という見込みです。
ちなみに姉妹店のキャラバンサライ泉が丘店では、
コーヒーの木の花は、真白のかわいいお花
5弁の小さなお花
樹高が1m近くなるまで成長しないと花は咲きません。
(泉が丘店の大きなコーヒーの木)
花の香はジャスミン
いい香りです。
寿命は2~3日
開花後小さな緑の実が洗われ6~8か月かけて赤く熟してきます。
やっとで収穫です。
成熟期を見つけて
収穫
その後精製処理が行われます。
長い長い道のり。
沢山の方の手によって
美味しいコーヒーは、作られています。
忘れずに
美味しく頂きましょう!
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