ネルドリップ虎の巻37巻-英語版 ネルドリップ手引き
忙しい日が続くと
あっという間にくたくたっと
疲れが出るネルフィルター。
何度も繰り返し使えますが
必ず、終わりが来ます。

だいぶ使ったな…と
ネルを見ながら
淹れながら
感じる直観ではありますが
まだ使えるかな…
と思いつつも
どこかでけじめをつけてパパッと新しい布にかえる
事が大切です。
お店のネルドリップメニューと言えば
最近よくオーダーが通る
「極みブレンド デミ」

エスプレッソのようなデミカップで味わう
濃厚なコーヒー
エスプレッソは、濃くて苦くて飲めないけど
この珈琲は、飲める という人が実際に多いのです。

ネルの袋にいれる粉の量は
たっぷりと

24~25g
その時の豆の状態などによっても変えてますので
以前は、もっと粉を使ってたかな…(26~27g)
深煎りのコーヒー豆をたっぷりと使い
量は通常のコーヒーの半分くらい。
粉にお湯を一滴一滴通す
濾過してうまみを取り出すのがこちらの極みブレンド
洋酒やブランデーといった香りが漂い
一口飲むと
広がるコク、苦み、甘み
アフターに感じるすっきりとした香りがなんとも言えません。
先日、日本に滞在中の
海外からのお客様が何度も来店され
ネルドリップ極みをとっても気に入ってくださいました。
こんな風にいれる文化は、日本だけ!?なのか
じっくーりいれるのを見ていました。
おそらく、何か質問したいのだろうな…
と思いつつ
日本語だといれながらしゃべるという行為ができるのですが…
英語で言葉を選びながら
いれるのは、(^_^;)さすがに言葉足らずで語学のなさに(゜_゜>)
寡黙にじーっとドリップをしていましたが
なんとなく雰囲気で伝わったようでした。

日本滞在の最終日
思い切ってネルフィルターを購入されました。
↓
<使用器具/当店の1杯用ネルフィルター>
極みブレンド 24~25g
湯温度 80℃~83℃
抽出時間 約3分
抽出量70~80cc

ブレンド極みは、特に抽出にこだわった1杯です。
時間をかけて低温抽出
粉もたっぷり
そんなこだわりを提供する際に伝えるために…
極みの説明を書いたパンフレットをお付けしています。

海外の方も増えてますので
日本語
英語
+
写真
この組み合わせが一番伝える効果あり。


そして、大切なネルドリップの美味しいいれ方
ネルフィルターの管理
実は、英語版の説明もあるのです。
いつかこんなこともあるかと
「英語版 金澤屋珈琲店のネルドリップについて」

何年か前に作っておいたのが
役にたちました。
海外のお客様もよかった❤と英語の説明を見て一安心。
日に日にグローバルに。
日本の茶器や道具が注目を浴びています。
業務用で大量に淹れるには、難易度も高く
管理や手間の問題も沢山ありますが…
家庭で楽しむには、最高の1杯になることは間違いありません。
大きさも3種類
店では、1杯用か沢山いれる用の3杯用をメインに
2杯用は、家庭用に一番使えるサイズかな…と個人的にはおすすめします。

粉の使用量目安 | ネルの口径 | ネルの深さ | 持ち手の長さ | 替え布バラ | |
1杯用 | 15~25g | 70㎜ | 90㎜ | 105㎜ | 有 |
2杯用 | 25~45g | 90㎜ | 100㎜ | 105㎜ | 有 |
3杯用 | 40~60g | 95㎜ | 115㎜ | 105㎜ | 有 |
ネルフィルターの取扱いで
よくある質問ですが
起毛を内側するか
起毛を外側にするのか
店では、起毛を外側にしています。
起毛というのは、布を触った時に感じるうぶげのようなふわふわっとしあ毛羽立ち。
洋服につくと白っぽい繊維がつくような
繊細なもの。
一般のコーヒー用のネルフィルターには、起毛がついています。
いろいろなタイプがあるので
ぜったいにこれというものは、ないのですが
金澤屋珈琲店のネルフィルターは、片面起毛です。
起毛は外側にすることを前提に縫い付けられています。
実際には、どちらの向きでもドリップは可能です。
お店では、外起毛に。
なぜなら!?というと
「美味しかったから」
という単純な理由ではありますが

こっちの方が好きだな…という
いれ方と共に
後々に、なぜ美味しいのか?やちょっとした理論的なことも見えてきます。
何度も何度も繰り返し
どの珈琲でも
8割以上に満足できる味わい
何度淹れても安定する味
理論も大切ですが、とりあえずやってみる。
比べる。
日々味を見て、感じて
試行錯誤。
その中で、色々わかったことは、わたくし目線ではありますが意見として
ブログ記事に綴っております。
参考までに。
↓
ネルドリップ虎の巻-25巻-内起毛と外起毛
http://kanazawayahonten.blog.fc2.com/blog-entry-2697.html

ネットでも購入できます。
「ドリップ用品」
http://www.krf.co.jp/SHOP/337590/list.html
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