【茅の輪神事】―半年に一度心身ともに穢れを払う…夏越しの大祓
緑は生き生きしてますが…
朝から20℃越えの強い日差し。
今日は午後から30℃越えの予報です。
外へ出る時は、十分な水分補給を!
ここがどこかわかりますか?
紅葉でも有名な
アメリカ楓通り。
緑も綺麗。外国みたい。
アメリカの名の通りアメリカや中央アフリカ原産の植物です。
日本へ入ってきたのは大正時代だそう。

すぐそばには、旧名でいう中央公園が。
現在では、
いしかわ四高記念公園といいます。
古くは加賀藩が文正5年(1822年)に学問所を置いて以来、長い間学問の場として受け継がれ
四高等学校が設置されてからは「四高(しこう)」として親しまれ
その後金沢大学の理工学部がおかれました。
歴史ある地…
公募より選ばれたネーミングで復活
中央公園と呼んでましたが、いしかわ四高(しこう)記念公園と呼ぶように。
ライオンズさんから送られたライオンの像が。
迫力あります。

市民のための公園で
イベントも多く開催されている街中のメインの公園です。

近くには、尾山神社。

前田利家縁の神社です。
生い立ちとしては…
「慶長4年(1599年)に加賀藩藩祖前田利家を祭り創建された卯辰八幡宮を、
明治6年に卯辰山から現在地に移し、尾山神社としました。」
新幹線が開通してからは、なんとなく雰囲気も観光地っぽく
地元の人以外に県外の方も多く訪れています。
注目すべきは、ステンドガラスの神門。
夜もとーっても綺麗。

5色の色ガラスがはめ込まれた最上階の御神火は、かって金沢港を出入りする船の灯台の役割を果たしたそうです。
お洒落な神社
斬新と言われるこの神門。
色々いわれた時期もあったようです。
神門の生い立ちは、
「明治8年に建てられた神門は、和漢洋折衷の3層式で、明治初期に建てられた数少ない擬洋風建築遺構の1つであり現在は、国の重要文化財に指定されています。更にさかのぼると、この神門はオランダ人ホルトマンの設計によるもので、長谷川準也・大塚志良の兄弟により1874年(明治7年)8月に計画され、津田吉之助によって建てられた」といわれています。
さらにてっぺんをよーくみると
つんととがった棒のようなものが一つ。
これは、避雷針です。
日本最古。
金沢は、雨が多い以外にも、雷が多い街としても知られていますね。
その辺の関係でできたのだとか。
昔からなんですね。海に囲まれているからか…!?
今年の冬の雷でテレビ局のアンテナが

冬の雷が実は、金沢では怖いくらい多いのです。
ごろごろッピか
ドドーン
冬季雷と言う名もつき夏の雷の数百倍のパワーを持つので皆さんご注意!

来る6/30は、1年の半分。
夏越しの大祓が行われます。
日本各地の神社では、半年の間に知らず知らずに犯した、罪や心身の穢れを祓い清めて、
正常な本来の姿に戻るための「大祓」が行われます。
その中の一つ茅の輪神事。
茅の輪くぐりをご存知でしょうか?

茅の輪くぐりの由来は日本神話から
「ヤマタノオロチを倒した素盞鳴尊(すさのおのみこと)が、南海の神の娘と結婚するために、南海で旅をしている途中、蘇民将来(そみんしょうらい)、巨旦将来 (こたんしょうらい)という兄弟のところで宿を求めたところ、弟の巨旦将来は裕福であったにもかかわらず宿泊を拒んだのに対し、兄の蘇民将来は貧しいながらも喜んで厚くもてなしました。
その数年後、再び蘇民将来のもとを訪ねた素盞鳴尊は「もし悪い病気が流行ることがあった時には、茅で輪を作り腰につければ病気にかからない」と教えられました。
そして疫病が流行したときに巨旦将来の家族は病に倒れましたが、蘇民将来とその家族は茅の輪で助かったというのです。
この言い伝えから「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれました。
茅の輪も当初は伝説のとおり小さなものを腰に付けるというものでしたが、しだいに大きくなって江戸時代初期になり、大きな茅の輪をくぐって罪や災いと取り除くという神事になった。」というもの。
大きな看板には、茅の輪のくぐり方が書かれています。
この日は、朝から人が多いのですが
皆さん茅の輪をくぐってお参りします。
境内は、水と緑が豊か。
ここから出て、金沢城公園玉泉院丸庭園は近いのです。
金沢城公園玉泉院丸庭園口まで徒歩1分。
現在進行中の
鼠多門と鼠多橋
復元は、昔の文献から、再現をするようですが
イメージがこちら。
実際には、高さの差が生じるため尾山神社側にスロープと階段を設けるそうです。
道行く人がスロープを通り城を眺める絶景スポットとなる予定です。
鼠多門は金沢城玉泉院丸庭園にあり、以前から復元が進んでいます。
2階建ての構造で
既存の石垣の上に建てられています。
鼠多門は、江戸時代初期に建てられ約250年間存続し、1884年に焼失しました。
もしここができるとなんと風情があることでしょう。
現在。
順調に工事が進められ
なんとなく金沢城から尾山神社が見えてきました。
高さがかなり違うので…
どんな風につながるのかな?
楽しみです。
観光面でも、長町武家屋敷→尾山神社→鼠多門・鼠多橋→玉泉院丸庭園→金沢城五十間長屋→兼六園 の動線が繋がることとなる
と言われてます。
この週末金沢来たら
夏越しの大祓で茅の輪くぐり
更に
7/1は氷室の日。
氷室の日には金沢市民の99%が氷室饅頭を食べます。
氷室饅頭をたべて…
無病息災!!
えっ氷室饅頭って何?って
思う人いるかもしれませんが…
コンビニでもどこいっても売ってるので
ぜひ食べてね。
お中元お歳暮なみに重要なもの。
人にあげたり、もらったり
この時期は、毎日のように食べます。
饅頭を食べるのは、意味があるのですがさておき…
今では、和菓子屋さん同士いろいろ違いがあるので、食べ比べするのも楽しみのひとつ。
夏の始まりを告げる藩政時代からの伝統行事であり、氷室の日にお饅頭やアンズを食べるのは、金沢独自の食文化。
金沢で氷室饅頭体験をしてくださいね!
● COMMENT FORM ●
トラックバック
http://kanazawayahonten.blog.fc2.com/tb.php/2950-9836c61a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)