【コーノ式フィルターのサイズ選び】―大は小を兼ねる!?
【コーノ式フィルタ―のサイズ選び】―大は小を兼ねる!?
コーヒー器具が売れています。
という事は、お家で珈琲を淹れる方が増えている という事で…
素朴な質問ですが
購入の際に迷う 選ぶサイズ選び。
1杯いれるときも
2杯いれる時も
4杯くらい多めに入れることもあるから…
あれこれ考えると (゜-゜)迷いますね。
コーノ式フィルターの場合
名門フィルター2人用
名門フィルター4人用…
過去にこの間に、名門フィルター6人用 というサイズがあったようですが…
そして名門フィルター10人用
がございます。
2人用と4人用はなんとなく想像つくかもしれませんが(^_^;)
10人用って!?
販売はしてませんが
たまに使います。
2人用と10人用ではこの位の差が…
2人用と並べるとこんな感じ。

本当におっきいです。(’-’*)♪
たまに使ってます♪他のメーカーさんにはあまり見られないサイズ感です。(笑)
珈琲をペーパードリップでいれる際は、2~3杯が一番美味しく淹れやすいと感じます。
いれる杯数が少なすぎても
粉が少なくするするっと湯が通り薄くなったり…
逆に淹れる杯数が多くなると抽出量になるまで時間がかかりすぎて渋みやえぐみがきつく出たり…
ドリッパーやフィルターといったサイズには、メーカー推奨の杯数があります。
コーノ式の場合は、フィルターのサイズに合わせて最適な杯数があります。
2人用フィルターでは粉を24gで2杯推奨
4人用フィルターでは、粉48g推奨
しています。
サイズによって美味しさを無理なく引き出せる構造になっています。
推奨の抽出量と粉の目安は
1杯分 120cc 粉12g
2杯分 240cc 粉24g
3杯分 360cc 粉36g
4杯分 480cc 粉48g
粉は、ややしっかり目に使います。
ドリップに慣れない方は、お湯が一気に入りやすいので粉を更に多めにする事をおすすめしています。
私もそうですが、ドリップに不慣れなうちは、粉を沢山使って入れる方が安心でした。
コーノ式と言いますがメーカーさんは
コーヒー界の歴史のパイオニア的存在の珈琲サイフォン社さんです。
元祖サイフォン
日本で境に先駆けて発売されたサイフォンは、創業者である河野彬氏が発明しました。
その名も「河野式茶琲(ちゃひい)サイフォン」と名付けられた商品が1925年に発売されました。
これがサイフォンという名の商品の始まりです。
その後美味しいコーヒーをいれる器具の開発に取り組まれ
現在圧倒的なファンの多い抽出器具
「コーノ式フィルター」は、2代目の河野敏夫氏が開発しました。
コーノ式フィルターは、3枚萩フランネルを研究し、ネルドリップの美味しさをペーパードリップで再現したフィルターです。
珈琲好きが転じてフィルターの開発へ
研究をくり返しフェルターの開発と同時に合わせる円錐の紙も作られました。
1973年
「名門円錐フィルター」の名で商品が発売 されました。
現代の「名門」の名で知られるフィルターです。
当初販売されたのは、ネルドリップでいれている喫茶店やプロ向けに。
管理や抽出の手間がかかるネルに変わって
手軽さと美味しさを兼ね備えた器具 として売られました。
独自の抽出方法と共に販売し、元々プロ用に提供されたフィルターは、やはり家庭用に普及しやすかったとは言えず…
「名門は手に入りにくい、高価、技術がないと使えない…」などというハードルの高いイメージがついていました。
と言われる通り
私が知る限り…あまり市販されているのはみなかったな…と。
そこで開発された
「ドリップ名人」
サイズ:2人用、4人用
材質:AS樹脂
専用のメジャースプーンとペーパーフィルターがセットになったタイプ
価格も安価
ロゴはシルバーカラーでKONO


名門よりも抽出効率をあげ、更に価格も抑えた商品が
プロ仕様名門フィルターを家庭向けに改良したフィルターは、
1985年から発売されました。
開発者は、3代目現在の代表である河野雅信氏です。
更に2015年珈琲サイフォン社90周年を記念して再開発された新型フィルター
2015年 珈琲サイフォン社90周年を記念して新発売された名門のニュータイプ 名門K
2人用タイプ 2015年発売され
昨年より4人用サイズの販売も始まりました。
つまり現在コーノ式フィルターという名の商品は3タイプ。
名門と名人と名門K
リブと言われるフィルター内の溝が短く紙の密着度が高くなっています。
珈琲の灰汁を浮かせる独自の淹れ方で抽出をする事によってより効果的に雑味が少なく美味しいコーヒーの成分を引き出せます。
いずれのフィルターも構造に違いがあり、
抽出の意図は同じですが、使いやすさや好き好きは人それぞれです。
最近発売された名門Kはろ過速度が一番遅くなりました。
素材:PCT樹脂 強度が強い。
最大の特徴は見た目からもわかるように
抽出口が小さく、リブが低く短い、抽出速度はコーノ式の中でもっともゆっくり。遅い。
どばっとお湯を注いでも
初めての方も安心。
一瞬で終わっちゃいそうな1杯分からフィルターがゆっくりろ過速度をコントロールしてくれます。更に雑味や渋みもはいりにくく美味しい。
しっかりとした味わいになる傾向はあるが誰でも気軽に抽出しやすい。
コーノ式円錐フィルターの新タイプ。
お店でも毎日使用しています。
2人用サイズでは、粉を14g以上から使用し最大28gいれて使用することもあります。
1杯用、2杯用どちらも濃厚に美味しく淹れられます。
写真のフィルター内には粉は15g。
粉は少なくても、リブがとても短いのがわかりますね。
使用料の目安は、このリブよりも粉は多めに使う事で、より保水力が高まり、フィルターの良さを発揮します。
通常の名門では、リブが長いため1杯分は、粉がフィルターと密着する面が少なくするするっとろ過され味が水っぽくなりやすくなります。
たとえば、同じ一人分を
大きなフィルターでいれる場合…
通常の「名門4人用サイズで一人分をいれる」
リブよりも粉の嵩が低くなっています。
リブが上部までついた他の器具と似通った状態です。
リブがあるため、紙は密着せず、湯抜けが早くなります。
味は想像の通り…
とっても薄い (^_^;)
更に名門Kの4人用タイプ。
通常のものよりもリブが短くなっています。
「名門K4人用で一人分をいれると」
先ほどよりもより密着した部分が多くなりました。

薄い印象はなく
抽出した感じは、悪くありません。コーヒーの風味特性もしっかりとでました。
名門K4人用では、一人分は(15g使ってます) 早く注がなければなんとか淹れれました。
写真右が名門K
写真左が名門
密着度があるほど味わいもコクもふくよかに…
小さなフィルターのサイズでいれる一人分よりは若干弱くなるものの…
同じ味を求めなければ…
名門K4人用でもなんとかできましたが、2杯分以上は淹れると安定すると思います。
コーノ式フィルター
大は小を兼ねる!?
フィルターの利点を利用するならば…
規定量でなくてもいいですが、
リブの高さよりもおおめに粉を使うことをおすすめします。
コーヒー器具が売れています。
という事は、お家で珈琲を淹れる方が増えている という事で…
素朴な質問ですが
購入の際に迷う 選ぶサイズ選び。
1杯いれるときも
2杯いれる時も
4杯くらい多めに入れることもあるから…
あれこれ考えると (゜-゜)迷いますね。
コーノ式フィルターの場合
名門フィルター2人用
名門フィルター4人用…
過去にこの間に、名門フィルター6人用 というサイズがあったようですが…
そして名門フィルター10人用
がございます。
2人用と4人用はなんとなく想像つくかもしれませんが(^_^;)
10人用って!?
販売はしてませんが
たまに使います。
2人用と10人用ではこの位の差が…
2人用と並べるとこんな感じ。

本当におっきいです。(’-’*)♪
たまに使ってます♪他のメーカーさんにはあまり見られないサイズ感です。(笑)
珈琲をペーパードリップでいれる際は、2~3杯が一番美味しく淹れやすいと感じます。
いれる杯数が少なすぎても
粉が少なくするするっと湯が通り薄くなったり…
逆に淹れる杯数が多くなると抽出量になるまで時間がかかりすぎて渋みやえぐみがきつく出たり…
ドリッパーやフィルターといったサイズには、メーカー推奨の杯数があります。
コーノ式の場合は、フィルターのサイズに合わせて最適な杯数があります。
2人用フィルターでは粉を24gで2杯推奨
4人用フィルターでは、粉48g推奨
しています。
サイズによって美味しさを無理なく引き出せる構造になっています。
推奨の抽出量と粉の目安は
1杯分 120cc 粉12g
2杯分 240cc 粉24g
3杯分 360cc 粉36g
4杯分 480cc 粉48g
粉は、ややしっかり目に使います。
ドリップに慣れない方は、お湯が一気に入りやすいので粉を更に多めにする事をおすすめしています。
私もそうですが、ドリップに不慣れなうちは、粉を沢山使って入れる方が安心でした。

コーノ式と言いますがメーカーさんは
コーヒー界の歴史のパイオニア的存在の珈琲サイフォン社さんです。
元祖サイフォン
日本で境に先駆けて発売されたサイフォンは、創業者である河野彬氏が発明しました。
その名も「河野式茶琲(ちゃひい)サイフォン」と名付けられた商品が1925年に発売されました。
これがサイフォンという名の商品の始まりです。
その後美味しいコーヒーをいれる器具の開発に取り組まれ
現在圧倒的なファンの多い抽出器具
「コーノ式フィルター」は、2代目の河野敏夫氏が開発しました。
コーノ式フィルターは、3枚萩フランネルを研究し、ネルドリップの美味しさをペーパードリップで再現したフィルターです。
珈琲好きが転じてフィルターの開発へ
研究をくり返しフェルターの開発と同時に合わせる円錐の紙も作られました。
1973年
「名門円錐フィルター」の名で商品が発売 されました。
現代の「名門」の名で知られるフィルターです。
当初販売されたのは、ネルドリップでいれている喫茶店やプロ向けに。
管理や抽出の手間がかかるネルに変わって
手軽さと美味しさを兼ね備えた器具 として売られました。
独自の抽出方法と共に販売し、元々プロ用に提供されたフィルターは、やはり家庭用に普及しやすかったとは言えず…
「名門は手に入りにくい、高価、技術がないと使えない…」などというハードルの高いイメージがついていました。
と言われる通り
私が知る限り…あまり市販されているのはみなかったな…と。
そこで開発された

「ドリップ名人」
サイズ:2人用、4人用
材質:AS樹脂
専用のメジャースプーンとペーパーフィルターがセットになったタイプ
価格も安価
ロゴはシルバーカラーでKONO


名門よりも抽出効率をあげ、更に価格も抑えた商品が
プロ仕様名門フィルターを家庭向けに改良したフィルターは、
1985年から発売されました。
開発者は、3代目現在の代表である河野雅信氏です。
更に2015年珈琲サイフォン社90周年を記念して再開発された新型フィルター
コーノ式円錐フィルター「名門K-MDK型」





2015年 珈琲サイフォン社90周年を記念して新発売された名門のニュータイプ 名門K
2人用タイプ 2015年発売され
昨年より4人用サイズの販売も始まりました。
つまり現在コーノ式フィルターという名の商品は3タイプ。
名門と名人と名門K
リブと言われるフィルター内の溝が短く紙の密着度が高くなっています。
珈琲の灰汁を浮かせる独自の淹れ方で抽出をする事によってより効果的に雑味が少なく美味しいコーヒーの成分を引き出せます。
いずれのフィルターも構造に違いがあり、
抽出の意図は同じですが、使いやすさや好き好きは人それぞれです。
最近発売された名門Kはろ過速度が一番遅くなりました。
素材:PCT樹脂 強度が強い。
最大の特徴は見た目からもわかるように
抽出口が小さく、リブが低く短い、抽出速度はコーノ式の中でもっともゆっくり。遅い。
どばっとお湯を注いでも
初めての方も安心。
一瞬で終わっちゃいそうな1杯分からフィルターがゆっくりろ過速度をコントロールしてくれます。更に雑味や渋みもはいりにくく美味しい。
しっかりとした味わいになる傾向はあるが誰でも気軽に抽出しやすい。
コーノ式円錐フィルターの新タイプ。
お店でも毎日使用しています。
2人用サイズでは、粉を14g以上から使用し最大28gいれて使用することもあります。
1杯用、2杯用どちらも濃厚に美味しく淹れられます。

写真のフィルター内には粉は15g。
粉は少なくても、リブがとても短いのがわかりますね。
使用料の目安は、このリブよりも粉は多めに使う事で、より保水力が高まり、フィルターの良さを発揮します。
通常の名門では、リブが長いため1杯分は、粉がフィルターと密着する面が少なくするするっとろ過され味が水っぽくなりやすくなります。
たとえば、同じ一人分を
大きなフィルターでいれる場合…
通常の「名門4人用サイズで一人分をいれる」


リブよりも粉の嵩が低くなっています。
リブが上部までついた他の器具と似通った状態です。
リブがあるため、紙は密着せず、湯抜けが早くなります。


味は想像の通り…
とっても薄い (^_^;)
更に名門Kの4人用タイプ。
通常のものよりもリブが短くなっています。
「名門K4人用で一人分をいれると」
先ほどよりもより密着した部分が多くなりました。



薄い印象はなく
抽出した感じは、悪くありません。コーヒーの風味特性もしっかりとでました。
名門K4人用では、一人分は(15g使ってます) 早く注がなければなんとか淹れれました。
写真右が名門K
写真左が名門


密着度があるほど味わいもコクもふくよかに…
小さなフィルターのサイズでいれる一人分よりは若干弱くなるものの…
同じ味を求めなければ…
名門K4人用でもなんとかできましたが、2杯分以上は淹れると安定すると思います。
コーノ式フィルター
大は小を兼ねる!?
フィルターの利点を利用するならば…
規定量でなくてもいいですが、
リブの高さよりもおおめに粉を使うことをおすすめします。

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