「一服の茶を飲む」~一期一会のおもてなし茶の湯の継承と金沢の珈琲文化
一期一会のおもてなし茶の湯の継承と金沢の珈琲文化の融合店「金澤屋珈琲店」~
~この日この時この一瞬を心にとめ大切にする日本人の文化~

海外に行くと、日本が恋しくなる。
事はないでしょうか?
まずは、飛行機の中で日本航空と海外の航空会社の接客や配慮の差は歴然をしているものを感じる事が多いです。
親切心、心配り、そして提供される飲食サービスであり…
やはり日本は素晴らしい。と外に出ると感じる事があります。
美味しいものを安全に飲食することができ、治安の良さ、衛生面…これは、世界でもトップレベルといわれています。
特に食べ物が美味しい。
日本人の造る料理特に日本食は、五感で楽しむ文化のように感じます。
そんな美食文化も歴史や伝統があってこそと感じます。
コーヒーでいう潮流でいうと、ヨーロッパやアメリカなどの欧米では、トップバリスタと言われる方々が、ペーパーやネル、サイフォンといった日本の器具や道具などを使用し、高品質の珈琲を一杯ずつ丁寧に淹れる事が注目され、その文化が逆輸入されるかのように日本でも見られています。まるでその珈琲を淹れる様子は、エンターテナーのお披露目のよう…

その一方で、日本には、珈琲があふれています。インスタントコーヒーに缶コーヒー、1杯ずつのドリップオンタイプのコーヒーにそしてコンビニコーヒーやチェーン展開する外資系のカフェそしてその先端が喫茶店。
海外からいらっしゃる方は、日本の喫茶店に驚かれます。それはサービスであり心配りであり、そして勿論味のレベルの高さ。
外国というものをすべて知っているわけではないので…見えてこない部分もありますが、そうそうないらしい。



日本の喫茶店と言えば、個人個人に行き着けや好みが出ます。何も求めるかにもよりますが大体は、店主のこだわりのある1杯を目で見て味を楽しむこと、さらに内装、音楽、落ち着く空間などのくつろぐこと。普段の生活とは違う何かを求めて休みにいらっしゃる方が多いのです。
更に、こだわりは、自家焙煎コーヒー喫茶店
生豆からこだわり、焙煎や抽出までの味づくり、一杯ずつ丁寧に客人の前で淹れる所作。




之が日本の昔ながらの喫茶店。
それでも、珈琲もビジネスの一つ。コーヒーを飲んでくつろぐ、ネットカフェ、フリーWiFi、電源サービス、パソコン、印刷サービスなどの情報提供などの利便性と他店との差別化をつけたお店も見かけるようになりました。 どこまで便利になるのか?そんな店が増えるとこの先は…?
と考える事もしばしば(^_^;)
喫茶店としての利用も広がりつつある中、いろいろなシチュエーションがあり、どこまでサービスするのかは、白黒はっきりさせにくい!
のがこの商売です。
基本としては、本当に困っている人とそうでない人がいます。yesかNo の判断はそれ次第。
コンビニが24時間100円で挽きたて淹れたてすぐに珈琲を飲めるようになりました。インスタントでもなく缶コーヒーでもない、淹れ置きのコーヒーメーカーの酸化した珈琲でもなくそれが100円。 と言うのが日本のすごい所です。
今では年間に数十億杯を記録(-_-;)するらしい。
嗜好品と言われるコーヒー、缶コーヒーも、100円コーヒーもあり更にどこで誰がどのように作りいつ生産され、日本に入りいつ焙煎したのかもわかる、そして目の前で自分の為だけにいれてくれる専門店までが共存しています。
かつて茶の湯をたしなんでいた日本人の文化はコーヒーへ。
「一服の茶を飲む」事を目的として日本の美、繊細な心に出会う事が出来るといわれている茶の湯。
その究極は茶会。
茶の湯を大成した有名な千利休は、一椀のお茶を客人に美味しく飲んでもらうために、何日何か月も費やすことがあったといわれています。
湯わかしの炭の準備であり、庭の草木の手入れ、茶室に茶道具の手入れに菓子への心づかい。
一期一会のおもてなし と言われその日、その時、その一瞬を大切にしていたといわれ、その心が現代の日本人へ。
業種形態は違いますが、ありとあらゆるシーンで日本のサービス精神の質の高さや奥深さを感じずにはいられません。
もてなされた客は、目で見て体感し、そして味わって体験、自然の美や空間の美を愉しむ。
そして先の四季を想像する。
亭主の配慮を感じる事が出来る。
そういった体験を通して、暮らしの中にも五感を大切にする知恵や配慮を身につけ、歳時にもつながったのですね。
日本人は、客人が家を訪ねると一服の茶に菓子を提供するものです。
昔ながらの利休の心が現代へ。
茶の湯の文化は、金沢では歴史深い。
江戸に次ぐ偉業を成し遂げた加賀百万石大名前田利家公はそんな千利休に影響された茶人でした。
数々の伝統工芸と城下町の文化や伝統の始まりはそこから。
コーヒーの文化も元をたどれば茶の湯の文化から。
つい先日、発売された月刊「金澤」9月号にて弊社珈琲専門店のパイオニアとして 「キャラバンサライ」が紹介されました。
創業1980年から地元でより鮮度の高い美味しいコーヒーの文化普及を35年以上がたちました。
創業時、当時最盛期と言われた、喫茶店から始まり他店との差別化を図るために自家焙煎の珈琲店へ。
当時珈琲は業務用にという認識が深かった時代でしたが、一般家庭にこそ鮮度の高いコーヒー豆のニーズがある」と自社で焙煎したコーヒー豆の小売する豆売り店を新たに展開し、珈琲に合う菓子、素材にこだわった四季折々のギフト商品、製品づくりをし地域に根付いた店づくりを。
「焙煎後1週間たった豆は販売しない」が方針で、購入後、各家庭、個人で美味しいコーヒーをより長く楽しんでいただけるようにと配慮を込めています。
興味深いことに、金沢人はコーヒーの消費量は全国でもトップクラス。家のみコーヒーする人が多いのです!
合わせて楽しむ茶菓子については№1.
伝統続く老舗和菓子店は、金沢に数知れず沢山。
甘いものと一緒にいただく珈琲にもこだわりを。
そういった金沢ならではの珈琲文化は、時代と共に変化はしつつ素晴らしいと感じます。
コーヒー豆小売専門店から異業種展開させた「金澤屋珈琲店」
は、自家焙煎コーヒー専門店の喫茶部門。
店名は違いますが、新形態のコンセプトショップです。
2012年4月に新たに開業しました。
記事にもちらっと書かれています。
「金沢の持つ優美さと伝統とコーヒー文化」を融合させた金澤屋珈琲店
開店当初から、働かせてもらっているのが、ありがたい事に私、松崎です。
出会いあり別れあり…で当初の事を知るスタッフはいませんが。
時代の潮流や流れにのりともに築いたものが実ってきたようです。
コーヒーは、1杯500円からです。
金沢の喫茶店では、500円は高いほうに入ります
…
駐車場は、残念ながらありません。
お店は登り坂の上にあり、歩くのも大変です。
冬は凍結します。(゚д゚)
働くスタッフもしんどいと思う時が(^_^;)
が、ここまで来てよかった。
また来たいといって下さる方が増えました。
きっとここに立って、一服
何か感じるものがあったのですね。
それはありがたい事です。
茶の湯は、日本の美、日本人の心。
一期一会のおもてなし
まるで美の玉手箱
「自然の美」


露地に、店内に


小さな空間の中で過ごすひととき。
草木、花をめでる。小さな変化を気にとめる。
「道具の美」
食を楽しむ茶器、珈琲を淹れる道具



「室礼の美」

空間の美、派手すぎず自然に美しく見せる。
晴れの日も雨の日、雪の日もこころに落ち着きを与えてくれる空間



春

秋

冬
「所作の美」
茶を点てるように珈琲を淹れる。
豆を挽き、湯を沸かし、淹れる。
無駄のない動きや所作は、見ていて心地良い。
「客人とつくる美」
客人と共に自然、空間、時をもてなす。
そんなひと時を一緒に楽しむ会話であり挨拶の一言。

金澤古来のおもてなし文化をコーヒー店へ。
「一期一会のおもてなし~五感で楽しむひととき」
時のたつままに、趣が出てきました。
金澤屋珈琲店は、このようなお店です。
コーヒーを情緒豊かに楽しめる、五感で感じるきめ細やかな配慮を。
豊さを愉しむ金沢人のコーヒースタイル。
このお仕事の基本は、気配り、目配り、心配り。
スタッフ共々日々精進してまいります。
皆様もどうぞお寛ぎ下さい。

~この日この時この一瞬を心にとめ大切にする日本人の文化~


海外に行くと、日本が恋しくなる。
事はないでしょうか?
まずは、飛行機の中で日本航空と海外の航空会社の接客や配慮の差は歴然をしているものを感じる事が多いです。
親切心、心配り、そして提供される飲食サービスであり…
やはり日本は素晴らしい。と外に出ると感じる事があります。
美味しいものを安全に飲食することができ、治安の良さ、衛生面…これは、世界でもトップレベルといわれています。
特に食べ物が美味しい。
日本人の造る料理特に日本食は、五感で楽しむ文化のように感じます。
そんな美食文化も歴史や伝統があってこそと感じます。
コーヒーでいう潮流でいうと、ヨーロッパやアメリカなどの欧米では、トップバリスタと言われる方々が、ペーパーやネル、サイフォンといった日本の器具や道具などを使用し、高品質の珈琲を一杯ずつ丁寧に淹れる事が注目され、その文化が逆輸入されるかのように日本でも見られています。まるでその珈琲を淹れる様子は、エンターテナーのお披露目のよう…




その一方で、日本には、珈琲があふれています。インスタントコーヒーに缶コーヒー、1杯ずつのドリップオンタイプのコーヒーにそしてコンビニコーヒーやチェーン展開する外資系のカフェそしてその先端が喫茶店。
海外からいらっしゃる方は、日本の喫茶店に驚かれます。それはサービスであり心配りであり、そして勿論味のレベルの高さ。
外国というものをすべて知っているわけではないので…見えてこない部分もありますが、そうそうないらしい。



日本の喫茶店と言えば、個人個人に行き着けや好みが出ます。何も求めるかにもよりますが大体は、店主のこだわりのある1杯を目で見て味を楽しむこと、さらに内装、音楽、落ち着く空間などのくつろぐこと。普段の生活とは違う何かを求めて休みにいらっしゃる方が多いのです。
更に、こだわりは、自家焙煎コーヒー喫茶店
生豆からこだわり、焙煎や抽出までの味づくり、一杯ずつ丁寧に客人の前で淹れる所作。




之が日本の昔ながらの喫茶店。
それでも、珈琲もビジネスの一つ。コーヒーを飲んでくつろぐ、ネットカフェ、フリーWiFi、電源サービス、パソコン、印刷サービスなどの情報提供などの利便性と他店との差別化をつけたお店も見かけるようになりました。 どこまで便利になるのか?そんな店が増えるとこの先は…?
と考える事もしばしば(^_^;)
喫茶店としての利用も広がりつつある中、いろいろなシチュエーションがあり、どこまでサービスするのかは、白黒はっきりさせにくい!
のがこの商売です。
基本としては、本当に困っている人とそうでない人がいます。yesかNo の判断はそれ次第。
コンビニが24時間100円で挽きたて淹れたてすぐに珈琲を飲めるようになりました。インスタントでもなく缶コーヒーでもない、淹れ置きのコーヒーメーカーの酸化した珈琲でもなくそれが100円。 と言うのが日本のすごい所です。
今では年間に数十億杯を記録(-_-;)するらしい。
嗜好品と言われるコーヒー、缶コーヒーも、100円コーヒーもあり更にどこで誰がどのように作りいつ生産され、日本に入りいつ焙煎したのかもわかる、そして目の前で自分の為だけにいれてくれる専門店までが共存しています。

かつて茶の湯をたしなんでいた日本人の文化はコーヒーへ。
「一服の茶を飲む」事を目的として日本の美、繊細な心に出会う事が出来るといわれている茶の湯。
その究極は茶会。
茶の湯を大成した有名な千利休は、一椀のお茶を客人に美味しく飲んでもらうために、何日何か月も費やすことがあったといわれています。
湯わかしの炭の準備であり、庭の草木の手入れ、茶室に茶道具の手入れに菓子への心づかい。
一期一会のおもてなし と言われその日、その時、その一瞬を大切にしていたといわれ、その心が現代の日本人へ。
業種形態は違いますが、ありとあらゆるシーンで日本のサービス精神の質の高さや奥深さを感じずにはいられません。
もてなされた客は、目で見て体感し、そして味わって体験、自然の美や空間の美を愉しむ。
そして先の四季を想像する。
亭主の配慮を感じる事が出来る。
そういった体験を通して、暮らしの中にも五感を大切にする知恵や配慮を身につけ、歳時にもつながったのですね。
日本人は、客人が家を訪ねると一服の茶に菓子を提供するものです。
昔ながらの利休の心が現代へ。

茶の湯の文化は、金沢では歴史深い。
江戸に次ぐ偉業を成し遂げた加賀百万石大名前田利家公はそんな千利休に影響された茶人でした。

数々の伝統工芸と城下町の文化や伝統の始まりはそこから。
コーヒーの文化も元をたどれば茶の湯の文化から。


つい先日、発売された月刊「金澤」9月号にて弊社珈琲専門店のパイオニアとして 「キャラバンサライ」が紹介されました。
創業1980年から地元でより鮮度の高い美味しいコーヒーの文化普及を35年以上がたちました。
創業時、当時最盛期と言われた、喫茶店から始まり他店との差別化を図るために自家焙煎の珈琲店へ。
当時珈琲は業務用にという認識が深かった時代でしたが、一般家庭にこそ鮮度の高いコーヒー豆のニーズがある」と自社で焙煎したコーヒー豆の小売する豆売り店を新たに展開し、珈琲に合う菓子、素材にこだわった四季折々のギフト商品、製品づくりをし地域に根付いた店づくりを。
「焙煎後1週間たった豆は販売しない」が方針で、購入後、各家庭、個人で美味しいコーヒーをより長く楽しんでいただけるようにと配慮を込めています。
興味深いことに、金沢人はコーヒーの消費量は全国でもトップクラス。家のみコーヒーする人が多いのです!
合わせて楽しむ茶菓子については№1.
伝統続く老舗和菓子店は、金沢に数知れず沢山。
甘いものと一緒にいただく珈琲にもこだわりを。
そういった金沢ならではの珈琲文化は、時代と共に変化はしつつ素晴らしいと感じます。

コーヒー豆小売専門店から異業種展開させた「金澤屋珈琲店」
は、自家焙煎コーヒー専門店の喫茶部門。
店名は違いますが、新形態のコンセプトショップです。
2012年4月に新たに開業しました。
記事にもちらっと書かれています。
「金沢の持つ優美さと伝統とコーヒー文化」を融合させた金澤屋珈琲店


開店当初から、働かせてもらっているのが、ありがたい事に私、松崎です。
出会いあり別れあり…で当初の事を知るスタッフはいませんが。
時代の潮流や流れにのりともに築いたものが実ってきたようです。
コーヒーは、1杯500円からです。
金沢の喫茶店では、500円は高いほうに入ります

駐車場は、残念ながらありません。
お店は登り坂の上にあり、歩くのも大変です。
冬は凍結します。(゚д゚)
働くスタッフもしんどいと思う時が(^_^;)
が、ここまで来てよかった。
また来たいといって下さる方が増えました。
きっとここに立って、一服
何か感じるものがあったのですね。
それはありがたい事です。
茶の湯は、日本の美、日本人の心。
一期一会のおもてなし


まるで美の玉手箱
「自然の美」



露地に、店内に


小さな空間の中で過ごすひととき。
草木、花をめでる。小さな変化を気にとめる。


「道具の美」

食を楽しむ茶器、珈琲を淹れる道具




「室礼の美」

空間の美、派手すぎず自然に美しく見せる。
晴れの日も雨の日、雪の日もこころに落ち着きを与えてくれる空間





春

秋

冬


「所作の美」
茶を点てるように珈琲を淹れる。
豆を挽き、湯を沸かし、淹れる。
無駄のない動きや所作は、見ていて心地良い。

「客人とつくる美」
客人と共に自然、空間、時をもてなす。
そんなひと時を一緒に楽しむ会話であり挨拶の一言。

金澤古来のおもてなし文化をコーヒー店へ。
「一期一会のおもてなし~五感で楽しむひととき」
時のたつままに、趣が出てきました。
金澤屋珈琲店は、このようなお店です。
コーヒーを情緒豊かに楽しめる、五感で感じるきめ細やかな配慮を。
豊さを愉しむ金沢人のコーヒースタイル。
このお仕事の基本は、気配り、目配り、心配り。
スタッフ共々日々精進してまいります。
皆様もどうぞお寛ぎ下さい。

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