【世界のコーヒーカルチャー】~ブラックコーヒーってなんだ?
最近多いな多いな…と思いつつ、増え続ける訪日客。
大きな波はあるものの…今年に入ってからの増えるスピードは

日本人のように見えるアジア観光客の勢いもさながら…体格が良いアメリカやヨーロッパ欧米人までさまざま。
この席の2020年にはきっともっともっと増えるのですね!
通訳さんや、ガイドさんがたりなくて人出不足のようですが!
外国人さん向けに…と一重にメニューや接客でも共通で対応できるように日頃から対策しているものの…
何せ世界は広い。文化も幅広い。
一つ確実なのは、日本の常識は世界には通じず(^_^;) コーヒーカルチャーも同じく
毎日、色々その違いに振り回されることもあり(笑)
そして、日本に来て特に金澤屋珈琲店界隈を愉しむ方は、ショッピング目的以外に目で見て歴史体験、城下町の町並みを好み、伝統文化を体験したい、どちらかというとそういったここでしか味わえない文化体験を大切にしています。
それも観光の醍醐味。
小京都と言われる金澤には、歴史的文化施設、城や庭園、そして茶屋街もあり見るところが金沢の中心に詰まっています。
店は、金沢城公園の入り口横。(黒門口)
公園へ入る前にふらっと一服するお店です。
外国人さんはお城をキャッスルといいます。
最初は聞きなれませんでしたが、よくキャッスルへ行くにはどうしたらいいか聞かれるのでそういったフレーズも少しずうつ覚えてきました。
お店はこの建物です。
喫茶店とは思えない立派な外観。
と働いていてもそう思います。
店内も趣のある雰囲気があり落ち着きます。
日本人でもこの雰囲気は好きですが、外国人さんもこの建物、雰囲気が大好き。
2012年に都市美文化賞を頂いています。お城の傍に趣のある建物。周りの景観と馴染んでいます。

店内は1階席、テラス席、2階席、カウンター席 雰囲気の異なる席があり、それぞれに良さを感じます。
完璧な古民家風ではなく、現代の様式を取り入れた和モダン。
特に2階席は、席はよりゆったりといすやテーブルがゆったりサイズ。
2階席が落ち着く!のは、そういった配慮もあるからです。
1階席の満開の緑

開放感

一人で静けさを満喫したいカウンター席

器も和テイスト。
オリジナル作家作品です。
この雰囲気で、この器…これは本当に喜ばれます。
ここにきてよかったといわんばかりの笑顔。


いつもいらっしゃる方は、2階席が多いかな…

外国人うけの良い建物 ゆえに やっぱいr多い。
日本の喫茶店と言えば
入っていくと席に誘導 お冷やおしぼりがサービスされ、お水は何かにでももらえる。
更にメニューを見せてくれ注文を取りに来てくれる。
会計は変える前にし、すべてスタッフがしてくれます。
之が当たり前ですが、
店に入ってくる外国人さんは、
何処でオーダーする?
何処に座る?
会計を先にする。
またチップなどを置いてテーブルにお金を置いていく人も多い。
外国のカフェでは、このようなスタイルがきっと多いのですね。
そんな流れにも慣れてきましたが、最近はもっと複雑に。
コーヒーのオーダーも不思議なことが多い。
つくづく辞書にはないことが本当に多く、現場仕事で経験して学んでいくことが多いな と感じます。

その一つ
外国人さんのオーダーの 「ブラック」
ブラックティー
ブラックコーヒー
テーは紅茶でコーヒーはコーヒー。
そこまではいいのですが、ブラックがやっかい。
ブラックティーは紅茶をさします。
ブラックコーヒーは、コーヒー。
日本では、ブラックといえば、缶コーヒーの商品名に「BLACK」となるほど、当たり前の言葉。
砂糖やミルクを一切いれないドリンクです。
それが日本の常識。
ですが…
何とオーダー後、砂糖をたっぷりいれているではないですか!
更に、砂糖の使用量も半端なく、外国人さんの座ったテーブルの砂糖のヘリは、とんでもない量です。

紅茶やコーヒーならず、たまにココアを作る際にもブラックと言われることが…
わざわざ砂糖なしで作ったのに…
あらら なんと後でたっぷりいれているではないですか!

更にアイス珈琲にシロップではなく砂糖を入れて混ぜたり…
毎日毎日、


スタッフ内でこんなことがあったと色々話すだけで盛り上がります(笑)
気になるブラックコーヒー。
オーダーは2人できた場合、2ブラックコーヒー と言われます。
2杯のブラックコーヒー。
これは、温かいものだけでなく、コールドコーヒー。日本でいうアイス珈琲にも使われます。
提供時、ブラックと言われたスタッフは、砂糖もミルクも持っていきません。日本人のオーダー時もそういわれる方にはお持ちしてません。
ですが…提供後
やはり プリーズシュガー と聞こえてきます。
そうそう、もう気が付いたでしょうか?
日本のブラック=砂糖ミルクなし
欧米のブラック=ミルクなし、砂糖のみ
砂糖もミルクもいれず好んで飲む、日本人の常識ブラック珈琲は、なんと日本人ならではのセンシティブな味覚らしい。
逆に「ジャパニーズブラック」日本基準のようです。
それでもブラックコーヒー事態に定義があるようで調べてみました。
「ブラックコーヒーとは、一般的にはブラックコーヒーというのは砂糖やミルクなどの入っていないコーヒーのことを指しています。
ただしブラックというのはあくまで乳製品を加えないことで、砂糖の有無については問わない場合もあります。
なので日本の缶コーヒーの表記でもブラック(無糖)ブラック(加糖)のように表記されていることもあります。
この場合のブラックというのはミルクや牛乳を加えないことによる純なコーヒー色のことを指していることになります。」
海外では、珈琲をオーダーし、「ブラックで砂糖なし」のオーダーが日本の「ブラック」と同じ言い方のようです。
更に「ブラックで砂糖2個」などの良い方も!
ブラックコーヒー
あなたは、どんなコーヒーを想像しましたか?
かなり興味深い違いでした!
それでも自分の中のブラックは、砂糖ミルクなし。
これは、店で体験したコーヒーカルチャー体験の小さな一角。
まだまだこの話は続きます!
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