珈琲やさんのかき氷~試作その①
まだ、早いでしょ?
と言いながら今年も夏がもうすぐやってきます。
今年は一足早くかき氷試作。
かき氷…夏の風物詩
「かき氷とは、氷を細かく削るか、砕いてシロップ等をかけた氷菓。餡やコンデンスミルクをかけたものもある。氷はかんななどで粒状に削るが、現在は専用の機械を用いる。 日本では夏の風物詩かつ季語。夏氷とも呼ばれる。(Wikipedia参考)」
なんとなく、暑い時に食べたくなるかき氷。
なんとその始まりは平安時代より。
詳しくは、平安時代に史実上の記録が残っています。
清少納言の「枕草子」より
「あてなるもの」上品なもの、良いものと記述されていたそうです。
実際には日本では、昭和に入ってからかき氷が流行り始めたようです…
かき氷
使う氷や、削り方、かけるシロップ・・こだわるときりがありませんね。
かき氷を食べたり、シャーベットなどを食べると、頭がキーンΣ(゚д゚|||)となったことがありませんか?コレア一種の脳の錯覚によるものと言われています。冷たいものを一気に食べたりするとなったことがありませんか?
思わず冷たっ キーン。
対処法としては、口の中を温める! と言いそうですが。
使う氷もキーン となりやすい氷とそうでない氷があるらしく…
目指すは、キーンと頭が痛くならない かき氷。
よく言われる氷屋さんのかき氷は頭が痛くなりにくい!
というのは当たっているようです。
氷には3種。
水道水をそのまま凍らせて作った製氷機の氷
水道水をろ過殺菌して不純物を除いてゆっくり凍らせた純氷
天然水を野外で自然に凍らせた天然氷
いわゆる氷屋さんは、純氷と天然氷を使用している店が多いのです。
究極は天然氷。
実無無臭の純氷に比べて天然氷はより固くて溶けにくい。甘み、うまみ、まろやかさがより感じられるといわれています。
頭がキーンとならない氷。
ゆっくりと温度を上げて作ったかき氷は純氷も天然氷も頭が痛くなることがないのだそう。
氷は出してからすぐ削るよりもマイナス4℃位まで温度を上げてから削るのがコツ。
頭が痛くならない上にシロップとの相性も良くなります。
家庭で作るかき氷の場合は、ミネラルウォーターを使うか、水道水を一度沸騰させて冷ましたものを使うと良いらしい。ですが、家庭用の氷の機械ではお店のようなふわふわ感は期待できず!
それでも氷を凍らせる時に製氷皿の下に割りばしを日本敷いて均等に冷気が当たるようにゆっくり凍らせ、冷凍庫からだしてゆっくりと温度を上げてから削る のがより美味しいかき氷を作る秘訣。
器は冷やしておき、自家製白プを作るなら完熟したフルーツを選びましょ。
そしてかき氷にかけるシロップは口の細いディスペンサーでまわしかけると万遍なく、無駄なくかける事ができます。
家庭で作るのは難しいかき氷。
店のかき氷は、パフェ風にアレンジしています。
お家では、できない一寸した盛り付け、組み合わせ、シロップ。
毎年、その年のイメージや流行もありますが、
本業が珈琲屋さん なので…
毎年 氷は3種ほど。
こだわりは やっぱり かき氷 珈琲
大人向けの かき氷 宇治金時
万人受けのする かき氷 フルーツ
昨年までの歴代かき氷たち…
色々ありましたが、今年は、大人向けにシンプルに。
上質な味わいに。
今日は、シロップづくり。
試作を重ねてスタッフでテイスティング。
氷と実際に合わせてベースとなるシロップを比べました。
色とりどり。
あれもこれもと氷屋さんのようにしたくなっちゃいますね!(^∇^)
氷には味はなく、食感が残ります。
ベースとなるシロップは、氷の食感に香りと味をプラス。勿論見た目の色合いも大切。
着色料っぽい色は、体に悪そうですね。( ‘o’)
自然な色に美味しそうな柔らかカラー。
コーヒー、カフェオレ、苺、パイン、カカオ、ミルク・・・・
色々お試しで作ってみました。
ちょっと、冒険したものもありましたが…
今年もいくつかセレクト。
ベースとなるシロップがきまりました。
繊細なシロップの味がよくなじむように…
シャリシャリよりもふわふわ食感に氷を作ってみました。
そして、バースとなるシロップが決まれば、見た目をもっと華やかにするトッピングを。
フルーツ
アイスクリーム
餡子、ゆであずき
コンデンスミルク
フレーク
きな粉
抹茶パウダー
羊羹
ナタデココ
白玉
生麩饅頭
イメージしながら…
かき氷 試作開始。
しばしお待ちくださいませ!










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