珈琲と保存検証日記-回想録

珈琲と保存検証日記ー回想録
珈琲をどうやって保存してますか?
1.口が細くスリムなスイングボトル
2.口が広く出し入れしやすい密封瓶
3.金澤屋珈琲店の珈琲販売用アルミ蒸着バルブ付きパック
4.同じくお店の袋を開封後、クリップで口を閉じたもの
5・空気にさらし状態、グラスに入った珈琲の粉
上記あげた保存例はほんの一部。
ナイロン袋、ジッパー袋に入れる、タッパにいれる…色々あると思います。
美味しいコーヒーを保つ秘訣
粉よりも豆の状態で、更に粉にした場合は保存をきちんとし、早めに飲み切る。
パッケージを開封後は特にお早目に!
「より吸湿しやすく、空気に触れ、炭酸ガスと香りがどんどん逃げている」状態

美味しさをキープする炭酸ガスが抜けてしまいます。
保存を頑張ることで、より長くお楽しみいただける!
上記あげた保存例は、過去に検証した記事の回想録。
写真をなんとなく整理してたら出てきました(^_^;)
2~3年前です。懐かしい。
思えば、保存にはまったのは、その頃。
珈琲が急激に味が変わる原因として空気に触れるよりも空気中の水分を吸いこみ吸湿することが大きいと思います。
かつて検証した上記の保存方法
粉にして1週間後、テイスティングしました。
最高にまずかったのは 5

抽出技術がどうのこうの言う前に最高にえぐい、渋い、香りがない…なんと大変な味でしょうか!
グラスに入れて1週間放置されたコーヒーの粉。置き去りにされてかなりの吸湿状態でした。飲めたもんじゃなく、まずい。
勿体ないなという味だったのは 4

パッケージを開封後、袋を閉めずに、クリップでなるべく空気をぬいてしめておいたもの。
常温で1週間放置しました。
空気に触れにくくはありますが、完全にパッケージをしめれているわけではないので酸化。炭酸ガスも抜けていました。
紫外線を防ぐパッケージのため光の熱による影響は少なそうです。がやや、鮮度が抜けた珈琲でした。
思ったよりも炭酸ガスがぬけ、香りがおちていたのは 2

密閉された瓶に入れていたのに…瓶をあけていい香り!?がなんとなく

空気の層が沢山入る口の広い容器は、入れている粉の量が少ないと空気が沢山はいり、酸化も早い。更にこのタイプの瓶は、ゴムパッキンの消耗や、完全に密閉できるわけではないので、限界があるのですね!
ちなみにこちらも常温で1週間。冷蔵庫などの低温下では、もう少し効果があるでしょうね。紫外線も防げます。
挽きたての香りがのこり、想像以上に美味しかった! のは 1と3
未開封だったため、空気に触れず、紫外線も遮断。炭酸ガスが逃げずに挽きたての香りが残っていました。

珈琲を淹れにくく、出しにくい。が保存に効果あり。

お店のパッケージは、購入後開封するとやはり、その袋の保存効果も薄れるので、やはり家では保存する容器が必要です。
珈琲用に臭いの少ない、そして空気を防ぎ、炭酸ガスの抜けを防ぐ密閉瓶。
ここから瓶詰珈琲のお話は広がります。
かつて始まった検証日記は、こんな始まりでした。
密閉性に長けたスイングボトル。
珈琲を何パターン化で保存し、1週間、1か月、2か月。
と珈琲の味の経過を通常の普通の保存をも比較しました。
なんとなく、思い出したのでいまさらですがもう一度。リターン。
今となってなんとなく、瓶詰珈琲が店頭で売れています。関心が深いのかな!と思いちょっと嬉しく思います。

粉で保存すると、炭酸ガスの抜けと共に珈琲の粉がこんな風になります。
お湯を保持する力がなく、美味しい成分がなかなか取り出せず。

湯抜けが早く、さーっと落ちてしまいます。

こちらがスイングボトルで粉の状態で保存した珈琲。
同じ珈琲ですが、保存一つでこれだけちがいがでます。↓
お湯をのせたときに、ふんわり立ち上る香り、炭酸ガス。ふっくら膨らんできました。

通常は、挽いた瞬間から炭酸ガスと香りのほとんどが空気中に逃げていきます。
前者のように、膨らまない珈琲
味がおいしくない
古い…
と言われる一般的なコーヒーの例です。
が保存一つ。同じ1週間でどこまで変わる!? 同じ金額を使って淹れた珈琲とは思えないほど違います。

かつて検証した際に、瓶詰珈琲の開封時の様子をとった動画が出てきました(^_^;)
焙煎後から豆の状態で保存し3日目に開封した際↓
わかりづらいかもしれませんが、ぼんっとガスの抜ける音がします。
[広告] VPS
豆で1週間経過したもの↓
[広告] VPS
粉の状態で保存。
豆よりも粉の状態の方がガスが抜けるので音も大きく、きちんと押さえてないと周りに粉が飛び散ってしまいました(~_~;)
↓
[広告] VPS
↓
[広告] VPS
実際には、購入後最初に風を切る際は、かなりのガスが瓶の中に充満しているのでお気を付け下さい!

炭酸ガスのパワーです。
珈琲の美味しさを守る炭酸ガス!! ガスは音となってどれだけ抜けているか分かったでしょうか?
珈琲は沢山買ってほしいですが(笑)、こまめに購入し飲み切っていただくと美味しいですよ。
珈琲と保存検証日記ー回想録
関連記事 ↓
「瓶詰珈琲売れてます!」
http://kanazawayahonten.blog.fc2.com/blog-entry-1850.html
● COMMENT FORM ●
トラックバック
http://kanazawayahonten.blog.fc2.com/tb.php/1877-ea3dd9c2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)