加賀の紅茶⑥加賀の打越茶園




~加賀紅茶の産地~
加賀紅茶を求めて
手がかりは生産地とその代表者の方。
石川県 加賀市 打越製茶農業協同組合
→リンク http://kaga-cha.com/
とりあえず、通常は農業ということで、普段は外出が多いのです。
なかなか電話もつながりにくいのですが、なんとかいらっしゃる時間をこぎつけて連絡をしました。
加賀紅茶をお店で提供したい ということで茶葉を購入できるところは?と聞いてみるとそこで初めて耳にした「茶レンジの会」 の存在。
なんと2009年より、地道に続けられてきた加賀の紅茶生産プロジェクトを推進しているお茶屋さんの会があるようです。
茶園 で入手した「茶レンジの会」
→リンク http://www.hot-ishikawa.jp/sys/data?page-id=5805
早速、「茶レンジの会」で加賀紅茶の製造や販売促進に切磋琢磨しているお茶屋さんを尋ねました。
金沢市 幸町 「小林茶舗」
→リンク http://www.kobayasi-tea.jp/
店主 小林さんはなんとも気さくで頼もしく話やすい。
電話ごしですが、加賀紅茶の事を口に出すと喜んで話してくれました。
加賀紅茶の入手はまだその当時は、新茶の前の時期。
6月以降にわずかながら作る加賀紅茶の予定を教えていただき、お店から徒歩10分
尾張町の「上林茶舗」さんにて加賀紅茶を購入できると教えていただきました。
わずかながらの生産ですが、小林さんからの計らいで上林茶舗さんから予約して1番茶で作った加賀の紅茶を手に入れる事ができました。
6月に新茶が生産され、新茶が製造、紅茶は、生産後発酵処理の関係で、実際に入ってきたのは7月下旬。
それが初めての金澤屋珈琲店で提供した加賀紅茶の始まりでした。
~産地見学~
新茶の季節
なんとなく、新聞朝刊を見ていると加賀紅茶の産地加賀市打越製茶農業協同組合さんの紙面。
なんと紙面には、地元園児らが新茶を茶摘み体験をしていました。
なんときれいな新緑でしょう。
加賀市打越町
金沢市から国道8号線を通って、約1時間。
わずか3ヘクタールという茶畑ですが、打越のお茶の味は定評があります。
石川県 金沢市は城下町であり古くから茶の湯の文化が栄えていました。そんな茶の湯の文化の栄えた打越の茶園は県内唯一ともいえる茶の集散地。
その歴史は、遡ると300年。
最盛期には、茶畑は60ヘクタール。アメリカにも輸出されていたなどの話もあります。
その多くの茶畑は、今では水田へと変化。
縮小されながらも、平成14年から15年にかけて再び、新しいお茶畑を1,2ヘクタール造成し、現在の3ヘクタールの面積となりました。
お茶の栽培管理は、製茶組合の役員が中心となり共同作業で行っています。個人で茶園を管理するよりも剪定や施肥の時期も統一でき茶葉のバラつきも減り次第に品質の向上と均一化にもつながりました。こうして出来上がった茶葉は、「地元産のお茶」として、販売も次第に拡大し産地としの名も広がりました。
加賀紅茶 はこの打越産茶葉を使用しています。
開発は平成21年 今から約6年以上も前から取組が始まり、石川県茶商工業協同組合、打越製茶農業協同組合が連携した「茶レンジの会」を結成し、県中小企業団体中央会いの指導、援助を受け新製品開発へ。
地元の茶葉を使った紅茶を店内で提供できる。
せっかくだから地元の紅茶をアピールしたい。
その前に現地視察へ。
早速、新茶の季節。




まずは、加賀紅茶のきっかけを作っていただいた「茶レンジの会」小林茶舗さん に会いに、新茶の製造をまさにしている真っ最中の打越茶園への見学へも行ってきました。
~「茶レンジの会」小林茶舗~
金沢市 幸町
昔ながらのお茶屋さん。
少し狭い道に入った場所で、金沢市中心から車で10分ほど。
お店へ入るとお茶の香り。
老舗 という印象です。
早速いろいろなお茶を飲ませていただき、お茶の淹れ方、お点前を聞いてきました。
加賀紅茶のおいしい淹れ方もお伺いし、なんとなくちょっと知らない世界へ一歩踏み込んだという実感がわきました。
茶器や器。温度のお話。




保存も聞きました。
色々聞くうちに、店主小林さんは、お茶は珈琲ほど変化しませんよ(-_-;)
摘みたてと1年前のものをテイスティングさせていただきました。
確かに、どちらもうまい。
珈琲は、そうはいきません。
生豆の状態ならまだしも、一旦火をいれるととんでもなく酸化と劣化が…
でも香、確実に落ちますね。そして積み立ての時のお茶のキレイなすんだ液体は、ちょっと年をとったという印象。 濁りのないクリアさ。
「茶レンジの会」での加賀紅茶ブランドのたちあげや、品質の向上、パッケージの考案など地元産の紅茶を世に広めていくうえで、トータルコーディネート。生産者の方との連携もきき、その熱き思いが伝わってきました。
味は、まだまだ。ですが、ようやく今年から発酵の機械も導入して地元で紅茶作りができるといっていました。
以前は、茶葉をトラックに積んで、茶の産地静岡県の製茶工場まで持っていき製造。
行ったり来たりで大変だったようです。そんな裏話を聞き、その後、打越茶園へ足を運びました。
開発ストーリー
http://www.teakumiai-ishikawa.com/%E5%8A%A0%E8%B3%80%E3%81%AE%E7%B4%85%E8%8C%B6/%E5%8A%A0%E8%B3%80%E3%81%AE%E7%B4%85%E8%8C%B6%E7%99%BA%E8%A1%A8%E4%BC%9A/
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