タイのコーヒー収穫体験⑧テラス作り

タイのコーヒー収穫体験⑧テラス作り
タイのコーヒーカレンダーを確認しつつ、実際に川島さんが技術指導し、改善されたコーヒー栽培地を見てきました。
まずは、現地のこの上の写真の若い方々。
ドイトゥンで活躍されている現地指導員の方々です。
少数民族である、アカ族、ラフー族、そしてアカ族とラフー族のハーフの方など。現地のタイの産地の一線で、珈琲指導を行っています。ここで学んだ知識は研究などの結果をものにし、自分たちの住んでいる村に戻り、年配の方に村での栽培方法を教えています。
と言う意味では、若い指導員の方が多いというのはとても意味のあることで、今後の未来にもつながります。
川島さんは、ここで、技術指導をしてますが、一つ一つの事をきちんと守り、継続し、ただ無造作に生えていた珈琲の木の栽培地もきれいに整ってきているという成果が出ています。
若いので、柔軟にうけとり、新しいことにチャレンジしてくれるのでとても助かっている…
教えたことが、きちんとできている。という事ですね。
川島さんは、この地で、コーヒーの栽培や収穫で大切な、植えつけ。
きちんと計画的に植える事で、収量を挙げ、収穫をしやすくするテラスづくり。タイの山岳地帯では、かなり傾斜が多く、植えつけるのも大変です。
樹と樹の感覚であったり、等高線にそった木を植える事で、収穫期がそろい、収穫の効率や仕事の効率アップ、作業性もアップ。
基本と言えば基本ですが…
コーヒーの木が植えられているエリアへ移動します。

標高は約1000m近い場所。
ここで、木を植える際に、大切な道具。水準器を使います。こちらの水準器を使い、傾斜地に水平に、均等の感覚で苗木を植える場所を決めていきます。

順番にしるしをつけていきます。
山なので、傾斜が大きく安定してません。
自分の目で見ても同じ等高線はわからないので、この水準器があると助かります。
こういった道具一つ、川島さんは、世界各国で、調達できるもので工夫して使います。現地で手に入るものでやらなければ…

水準器、目盛の中心にくるように。

松崎もチャレンジ。
結構重たいです。

適当にここかな?と思ったのですが…
全然あってませんでした。(・。・;

こうやって見ると傾斜しているのがわかりますでしょうか?



水準器を使った、等高線にそったコーヒーの木の植え付けを習った後は、実験的に植えられた8品種の珈琲エリアへ移動します。
昨年5月頃に植えたまだ、実験の初期段階のもの。
この地では、タイの気候や風土、土壌にいったいどんなコーヒーの木の品種があっているのか検証中です。育つ過程を含め、3年後の収穫期に豆となった珈琲をカッピングなど行い、結果を出すそうです。
楽しみですね。
このだんだん畑になった畑。
珈琲畑。
同じ等高線に沿って等感覚に珈琲の木が植えられています。
品種名も記入しています。
違う品種を植える際には、しるしとして、違うシェードになるような木を植えてわかりやすいようにしてあります。
見渡す限り珈琲の木。(まだ小さいですが)

均等に植えつけられています。

パライソ…品種名

珈琲の木でないものが違う品種と品種と間の印

沢山のわら。
土が乾きにくいように、水分を保つように工夫されています。

そっくりですが、品種によって、葉の大きさ、成長具合、節間まで違います。

小さく見えたティピカ。




違う木を発見。異品種の間に植えられたパキラ。

わらで覆われてますが、沢山の珈琲の木が計画的に植えられています。

かなりの傾斜地です。
こんなところで、作業や手入れするのも大変ですが、きちんとテラスづくりされているので、等高線にそって作業がしやすいよう歩く道が整えれられていました。


テラスづくり
等高線にあった道を作り、作業性が高まる。自然のもので、目印を作る。珈琲が上に上にのびやすいようにすることが大切。
8品種
カトゥーラ、ティピカ、トパジオ、ACAURA,PARAISO,CATIGUA,TOPASIO..似たような名前もありますが(・。・;.どんな違いがあるのでしょう…
発展途上のタイのコーヒープロジェクト。
何年か後には、結果がで、成果が出る事は確実です。
少しずつ、タイでのコーヒー産業も大きくなっていくと言えますね。

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