大坊珈琲店ー待つこと1年半
「芸術は長く人生は短し」
人の人生は短いが芸術は後世長く残る、そして人の人生は短い‥ということの例え。
有名な画家 ルノワールの名言に
「痛みはいつか消えるが美は永遠に残る」
よきものはずっと残る。
世に多く残る芸術家は亡くなってからの評価が高まることが多い。
珈琲の世界にも今はなき名店が、数多くそんな芸術の世界のように形がなくなってから惜しまれることが多い‥
ように思います。
いいもの、ことはずっと残っていく!と思えます。
芸術の世界でいうそんな形のないもの
珈琲の世界にも似たように感じることが多々あります。
そんな名店がまたひとつ。
閉店しました。
が、今もなおファンは耐えず。
大坊珈琲店ー
業界人なら知らない人はいないといわれるこちらの大坊珈琲店
店主は、岩手県盛岡生まれの大坊勝次さん。
東京南青山 大都会の一角のビルに自家焙煎珈琲店を開業しました。
1975年以来内装は変えず、手回し焙煎機で珈琲豆を焙煎。
抽出はネルドリップというスタイルを守り続けた喫茶店がありました。
あったという過去形では、2013年12月のビルの取り壊しによって閉店したためです。
そのなみなみならぬ38年間の軌跡とお店のあり方、お店をいつくしんできた方々によって1冊の本も販売されています。
↓
初版は2013年の12月1日販売 でしたが、あっという間に完売。こちらの本は、その「大坊珈琲店」を改新したものです。
松崎も真冬 とある岡山県の喫茶店で、その本と出会いました。
その店主さんが大ファンで、本をお店に大事そうにおいていました。拝見させていただきその世界観とお店を惜しむお客様の声が沢山つづられています。
何を求めているのか、何が好きなのか、人それぞれ大坊珈琲店で過ごした日々は違いますが、コンパクトにまとまったこの1冊に38年間の珈琲店としての人としての生き様 のようなものを感じずにはいられませんでした。
↓その当時の原本です。
http://guillemets.net/blog/archives/tag/%E5%A4%A7%E5%9D%8A%E7%8F%88%E7%90%B2%E5%BA%97
http://guillemets.net/blog/archives/tag/%E5%A4%A7%E5%9D%8A%E7%8F%88%E7%90%B2%E5%BA%97/page/2
更に、その大坊 勝次さんに憧れて…始めたといわれる喫茶店にも出会いました。
↓ 東京新橋 「草枕」
http://kanazawayahonten.blog.fc2.com/blog-entry-713.html
若くして大坊で修業して…つい最近新たに開店したお店もあります。
↓ 東京 渋谷 「珈琲トラム」
http://kanazawayahonten.blog.fc2.com/blog-entry-1271.html
そんな、噂の名店。憧れ一転、その大坊さんの偉業は直接的ではありませんが、こうやって引き継がれていかれるのでしょうか?
松崎も過去に行ったことがあります。
その当時は、探してタクシーで見つけてやっとで。
こんなちょっとぼろいビルの階段を更にのぼり…
想像していた明るい喫茶店とははるかに違いましたが、扉を開けるとちょっと昭和レトロな雰囲気。
メニューはシンプル。珈琲はgと抽出量が何パターンか選べます。
狭い店内でしたが、お客様がいっぱいでした。
迷わずオーダーされるのを見ると、常連さんが多そうです。
ビールもありました!
シンプルですが、珈琲好きの為のお店だとわかります。
入口には、パソコンの使用は…や喫煙は他の方の迷惑にならない程度に…と常識たることが注意書きされていました。
入るのにちょっと勇気がいりますね(・_・;)
ネルで淹れた珈琲を頂き、ネルフィルターを買って帰ったのを今でも覚えています。大と小あり、両方かいましたが、さすがに今ではネルは古いのでなく、金具だけが残っています。
そんなネルドリップの世界を教えてくれたお店の閉店に、やっぱり驚きを隠せませんが。
名店は店がなくても名店。
以降、大坊さんの珈琲が飲める!という噂のセミナー開催を日本全国で聞くことがありました。
全国のファン待望のセミナーです。
松崎もずっとずっと行きたかったのですが、すぐ満席になっていたり…日が合わず…
待つこと1年半年。
今やっとでかみ合いました。
ちょっと四国は徳島県まで行ってきます。
勿論、念願のセミナー
「大坊珈琲店・大坊勝次さんのコーヒーを体感する!」
に参加してきます♪(^^)♪
ネルドリップで淹れてくれるそうですよ・・!
ははっ
あの大坊さんの珈琲が飲めるかも‥♪(^^)
珈琲馬鹿松崎一生直りません!
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