ペーパーレスドリップ⑧メリタ式
メリタ式。
ドイツで開発されたフィルター。
扇形の1つ穴。
短いリブ。
似てるようで似てないカリタ式とメリタ式。
メリタ式、リブは、フィルター内部まで,フィルター下部ではリブが伸び、ガスがぬけろ過が進み、フィルター上部ではペーパーとフィルターが密着している。下部と上部ではろ過スピードがかわります。
メリタ式の淹れ方
最初に少量のお湯で蒸らす→少し時間をおいて抽出量になるまでお湯を一気に注ぐ。
簡単です。
穴ひとつ注ぎによるムラも少なく安心。
ペーパー側には、お湯を直接注がないように注意するのは他の器具と同じです。
蒸らし 出口が小さいため、しっかりとゆっくりと効果的に蒸らしができます。
30秒ほどは蒸らします。全体がしめるくらいのお湯を注ぎます。
後は、お湯を注ぎ切って出来上がり。
かつて煮出して飲んでいたコーヒーが濾して飲まれるようになったのは、1763年頃から。
フランスで布袋に珈琲の粉を入れ熱湯を注ぐ器具が作られたのが始まりと言われています。
金網で淹れる器具もありましが 布は毎回洗う手間、金網は粉や微粉が一緒に抽出されるので味が…!
という事でそんな問題を解決したのが、ドイツのメリタ・ベンツ夫人。
この方こそが、ペーパードリップの歴史の始まりの方。
夫人が夫に美味しい珈琲を飲ませたい と開発した真鍮のカップの底に穴をあけ、ろ紙をしきその中に珈琲をいれ抽出しました。
粉も混じらず、余分な雑味がペーパーが濾すので美味しい珈琲ができました。
紙は粉と一緒に捨てられ楽。
夫人はその後、この抽出法を世に広めるために1908年会社を立ち上げました。これこそが、ペーパーの始まり・・・
と言うわけで、遠い異国の日本でも昔から当たり前に定着してます。
何回使っても関心!
簡単ながら、珈琲の味を作ってくれます。
メリタは、紙を少し変えても、注ぎをかえてもろ過速度は、大体安定しています。
ペーパーレスでも一定の速度で落ちていきます。ガスの抜けは、カリタよりもゆっくり目。
味もしっかりと出しやすいフィルターです。カリタよりもフィルター何で湯だまりができ、粉と湯が接している時間が長いので、バランスよく味をだしやすいのも特徴です。
時間をかけすぎると、雑味が出やすいので注意。
メリタのクラッシックフィルター1×2
これのもうワンサイズ同じ形状で小さいものがあれば、使ってみたい!と思うのですが…
実際にメリタジャパンでは日本人向けに開発された カリタのような形状のメリタ1×1が出回っています。
使用してみましたが湯抜けが早く、ちょっともったいない味になってしまいます。
1人用では、メリタ1×1アロマフィルターがおすすめです。
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