コーヒーミルー家庭編③微粉を知ろう!
コーヒーミルー家庭編③微粉を知ろう!
今日は、珈琲の粉の粗さとその味の違い!にフォーカス。実際に淹れ比べして検証してみました。
まずは、いつもの珈琲ミルで、いつもの珈琲をいつもの粗さで挽いてみます。
実はこの写真。その挽いた粉を3つに分けた物です。網の目の粗さが違う茶漉しを使い分けてふるったものです。
実際には若干ばらつきのある粉が混ざって出て来ていたのですがこんな風に分けてみるととてもわかりやすいですね。
コーヒーの抽出は、粉の大きさがそろっていればいるほど美味しくなる! と言われています。 なので、あまりにも大きさにばらつきの出るミルは味もばらつく可能性がより大きくなります。
粒がそろうといい事
それはお湯とどの粉の接触時間も均等になり、時間のばらつきによる味むらが起きにくいのです。粉の小さいものほど湯の浸透が早いのです。
写真の上がパウダー状の微粉、真ん中が中くらいの大きさ、そして下が荒目
↓ 一番粗い粉
中くらいの粉↓
最後は微粉↓
パウダー状のココアのようなもの。
3つに分かれた粉。すべて同じ珈琲豆をいつもの量挽いた時に分けてみるとこうなりました。
量の比率はやはり中挽きが6割、粗挽きが2割 微粉は1割弱 ほど。なのでこの粗さはほぼこの中挽きの粗さの味でできている と予想できます。
どうしても混ざるので仕方ありませんが、気になる方は微粉をとったものとそうでないものの味の違いを知っておくといいと思います。
ちょっと古くなったコーヒーや、挽いてから時間のたった珈琲は微粉をとって抽出することでよりクリアで渋みを抑える事ができます。
勿体ないのでそれぞれにテイスティングしてみました。
粗い粉をドリップ。
紙のフィルターの色が真っ白 であるように 味が薄い お湯もするっと早くぬけあっという間に抽出が終わってしまいました。
抽出中の泡の出も少なく白っぽく大きい泡。微粉が少ないのか茶色い泡もなく。
やや濃いめの紅茶のような珈琲色に。
飲んだ印象は、いつもの珈琲がかなり薄まったアメリカンタイプ。 いやな味はせずすいすい飲めました。
お次は中間帯の 中目サイズの粉
少し多めに抽出できました。
粒揃いのコーヒー。
ガスのでや抽出中も思うようにドリップできました。
しっかり目に抽出。
この珈琲の美味しい部分が凝縮。濃厚で甘く、美味しいの一言。 ちょっと贅沢にも感じます。
最後は、1割の微粉をお湯で抽出してみました。
珈琲の微粉、は珈琲の灰汁とも言われています。
普段は、粉に混じって一緒に抽出しています。一体どんな味なのでしょう!?
横で見ていたスタッフは、このドリップ画像を見てびっくり!(^_^;)
泥見たい といってました。まるで土のよう。香りも弱く…。
量が少ない割に色の濃い珈琲ができました。
一口飲んで 渋い 苦い えぐみ といった言葉がそのまま出てきました。
この味は、珈琲に混ぜたくないな…!と改めて確認。
一方で粗い部分の味と中間の粗さの味は一緒に混ぜて飲ンだらちょうどいいな と感じました。バランスがきっとよくなります。
微粉はとりすぎても、味がフラットになりますが、沢山入れば入るほど珈琲に雑味が増えると言えます!
微粉の味 珈琲のいやな部分 そのリスクは粉を茶漉しでふるっても減りますし、更に抽出テクニックでも減らす事ができます。
この微粉の味、どんな珈琲にも同じような味で出てきます。皆さんも自然に渋い味に出会ってると思うので一回飲んだら納得!できるはず★(笑)
またまた珈琲バカな検証でした。
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