卒業

春のような陽気に包まれてまた金澤屋珈琲店にも出会いと別れの季節がやって来ました。
今回のお別れは(/_;)/~~、約2年お店でホールスタッフとして働いてくれた大学生の藤本くん。晴れて就職でこの春から東京へ。(*^.^*)

大学生バイトさんということで、週に一度。ですが彼のすごいところは、自分で情報をとり、お店の情報をすぐにとること。
ホールも的確に優先順位を付けて動き、リーダーシップ的な存在でした。
学校が忙しい月には、2週間空きがあってもバイトに入ってくれるとすぐに間に合うのは、そうそう誰でも出来ることではありません。
珈琲を淹れるためのお湯の準備、粉の準備、ネルの脱水…お客様の来店と同時に彼なりに必要なだけの準備を言わずとも気がつくといつもしてくれていました。
ネルの袋を蒸気で温めてくれたり、グラインダーに詰まった珈琲の微粉も直ぐに掃除してくれます。
松崎はやって来れと一度もいったことはありませんでした‥が、きっと彼は私がいつもしている何気ない作業、準備段取りを見ていたんですね(^-^)v
振り替えれば、色々な思い出があります。
2年前の百万石祭りの日、4時過ぎにもうお客様は止まったかな?とベテランパートさんを上がらせた後に店内満席の大パニック。彼を含む新人バイトさん2人でお店を回したときは、混乱の中で、よく動いてると驚きました!(*^.^*)
鋭い舌を持っていたので、いつも彼には松崎の抽出のテイスティングの相手をしてもらいました。
一度やり過ぎて50カップのテイスティングを朝からしてた際には、飲みすぎてお腹を壊し_(^^;)ゞ
今では笑い話ですが。
まだまだ若く学生さんですが、一緒に働くと妙に安心感があり、ほっとする存在でした。
なかなか出会えない人材です。
学ぶ事は、沢山ありました。仕事というのは、時間があっても吸収し、ものに出来ないタイプの人もいれば、時間のない中でも吸収しようとする努力の出来るタイプ。
今気がつくと、金澤屋で働くスタッフはみんな、足を引っ張っちゃいけないと自分で考えて動いているのがよくわかります。
飲食業は、スポーツのようにチームプレーです。
大変だと力を合わせて頑張った日が、今思えば楽しかった!と思います。
松崎もわからないことが多い中で色々と勉強させていただきました。
本日最終日。
名残惜しいと思いながら、藤本くんに珈琲を淹れてもらいました。




ドリップをいつの間にか覚え、彼の愛用品は、コーノ式ペーパードリップ。
TAKAHIROポットの使い方も自由自在。


松崎同様彼もコーノ式ラブ!です。(*^.^*)
利家ブレンド美味しく頂きました。
寂しいですが、珈琲の想い出と共に本日金澤屋珈琲店を卒業しました。本当にお疲れ様でした。
きっと彼のような人材は社会で必要とされ、間違いなく活躍していくと思います。
時がたち、ここで過ごしたバイト時代の日々が良き想い出になりますように。
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