本当に美味しいカフェオレ

すっかり寒くなった金沢。
最近日課となった、カフェオレモーニング。朝の仕事前のホッとする習慣。おすすめは金澤屋のフレンチローストの百万石。
先日のブログでも紹介しました!
特濃カフェオレモーニング
カフェオレというえば、牛乳と珈琲。
牛乳とコーヒーでイメージする飲み物 カフェラテ。
そして、よく聞かれるカフェオレとカフェラテ。
皆さん、どう違うかご存知ですか?
珈琲のセカンドウェーブでは、エスプレッソにミルクを淹れた珈琲が日本中でブームになりました。外資系のスターバックスに代表される人気メニューカフェラテ。カフェラテもカフェオレもミルクと珈琲が混ざったもの。ですが厳密にいうと違いがあるのです。
カフェラテ
イタリア語 カフェ=珈琲、ラテ(ラッテ)=ミルク
珈琲は、エスプレッソ用の豆(深煎り、苦みり、酸味少な目)を使用し、高圧力で短時間に抽出するエスプレッソマシーンという機械でおとすコーヒーを使います。エスプレッソの本場はイタリアです。カフェやバールで見られるようなエスプレッソは、高い圧力で短時間で抽出するため、珈琲の表面に細かい泡、(クレマ)が浮かび、濃くて最高に苦いエスプレッソに口当たりの良さを与えています。
エスプレッソと言えば、珈琲のエキス成分、沢山飲まずに、30㏄弱の量を提供するのが一般的。
カフェラテのベースの配合は
エスプレッソ:ミルク=2:8
珈琲が少ないですが、味は、珈琲感、苦み、甘みはしっかりと感じ、カフェでの人気メニューの一つです。
難点は、家庭での再現性が難しいこと。
家庭で使用するエスプレッソマシーン3~4万円代で(安くて)手に入りますが、使用する豆の向き不向きや、器具に合わせた粒度、量、淹れ方、通常よりも一歩二歩踏み込んだ珈琲の知識がないと中々旨く淹れられないのが現状です。マシーンの制度にもよりますが、きれいな泡立ちはあまり期待できず、どろっとした黒い液体になりがちです。
そして冷めたときの、質感、味わいの変化はめまぐるしく、淹れたらすぐに飲み切るのが一番です。

同じく、ミルクとエスプレッソのメニューで人気のカプチーノ。
一般には、エスプレッソ:ミルク:泡立てたミルク=3:3:4
泡立てたミルクの事をフォームドミルクといいます。エア、空気を淹れふわふわに膨らんだミルクは、見た目はホイップクリームのようになっています。空気で膨らんでいるだけなので、見た目はたっぷりミルクが入っているように見えますが、実は違います。カフェラテのほうが、ミルクがたっぷり、カプチーノは少な目。珈琲感が強いのはカプチーノ、という事になります。
カプチーノ、カフェラテミルクの量と質感が違います。比べて飲んでみると違いがきっとわかるはず。

カフェオレ
フランス語 カフェ=珈琲 レ=ミルク
コーヒーは、通常のドリップ珈琲を使用します。ドリップする、濾す珈琲です。ペーパードリップ、コーヒーメーカー、ネルドリップ珈琲…浅煎りコーヒーから深煎り珈琲まで。
勿論珈琲の濃度、種類によりミルクと合わせたときの、印象は薄めのライトから、しっかり目まで様々。カフェやレストランでは、店ごとに味わいが違うかもしれません。
カフェオレの基本は珈琲:ミルク=1:1

まとめてみると、カフェラテはイタリア流のミルク珈琲でカフェオレはフランス流ミルク珈琲であり、ベースとなる珈琲が違うのが大きな点。カフェラテはエスプレッソ、珈琲感しっかりうま味やコクを感じやすく、カフェオレはドリップコーヒーのため、あっさりさらっとと感じやすい。

家庭で再現しやすいのは、カフェオレですね。
いつもの珈琲にミルクを入れて。
薄めマイルド派は、そのまま気にせずミルクで割りましょう。
濃いめラテのような濃厚さを求める方は、珈琲をいつもの倍に濃くして…
金澤屋珈琲店のカフェオレ
「百万石」使用
焙煎度 フレンチロースト 濃厚にネルドリップ抽出

本当に美味しいカフェオレの条件
1.珈琲が美味しい事:そのまま飲んでうまい、冷めてもうまい
2.珈琲が濃厚であること:ミルク負けしない、濃くても苦みの中に甘みを感じる
3.美味しいミルク:ミルク選び
4.温度:適温60~70℃
ミルクで割るからコーヒーの味はごまかせる!と思われがちですが、コーヒーの不快な成分hあ、ミルクと混ぜても、冷めたときにストレートで飲んだ時のように後から顔を出してきます。
コーヒーの濃度が薄いとわかりにくいですが、特に、濃厚な珈琲を淹れた際に出る雑味は更に表に出やすく、不快な味も強く出てきます。
そして、ミルク。加工乳や低脂肪といった牛乳は、単品で飲んだ際に違和感を感じるように、珈琲と混ざってもどこかもの足りなさを感じます。乳脂肪分3,5%以上のものを使用し、淹れる前に温めたミルクを使いましょう。
ミルクの適温は60-65℃、70℃手前が、最高に甘みを感じます。
本当に美味しいカフェオレ
砂糖を入れてないのに、濃くて濃厚なコーヒーの中に甘みを感じる、そして合わせるミルクの口当たりの良さとまろやかさ、クリーミーさ、そしてミルクの甘さ…
砂糖なしでも甘いカフェオレ。
これをいったん味わうとくせになります。


金澤屋珈琲店の冬のおすすめホットメニュー
あったかカフェオレ。


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