【金沢来たら食べよう!】-氷室饅頭を食べて無病息災!
【金沢来たら食べよう!】ー氷室饅頭を食べて無病息災!
連日、氷室饅頭の話題
今日は、もう少し深く氷室饅頭の魅力を語ります。
「氷室饅頭を食べたら無病息災」
むしむし暑くて食欲がない
早くも夏バテの兆しのある方、
そんな方もぜひ食べて欲しいなと思います。
さてさて氷室饅頭と言えば
どんなお饅頭かといいますと
一般的には、小麦粉の生地の皮のなかにこしあんが入ったものになります。
酒種をまぜた生地を発酵させてつくる酒饅頭と
昔ながらの麦まんじゅうの2種類。
皮の色は、3食
白、緑、ピンク
更に和菓子やさんによって餡がちがうことが多いです。
ぜんぶこしあんというパターンもありますが
白あん
こしあん
粒あん
他にもカボチャ餡があったり
色々楽しめるのが特徴です。
饅頭自体は、素朴なのですが
和菓子屋さんによって生地のや餡の違いがあり腕の見せ所
と言えます。
ふわふわ度やもちもち度
餡の量が違っていて好みが分かれます。
ちなみに皮の色の意味あるんですよ!
白が「清浄」
緑が「健康や長寿」
ピンクが「魔除け」
なぜ氷室饅頭かというのか?
その昔、藩政期時代
当時の6月1日(現在の7月1日)は、加賀藩から氷室の氷を江戸の徳川幕府に献上する人決められていました。
氷室というのは
氷を造る技術のなかった時代に、冬場の雪や氷を保管しておき夏場に使用するために保管された保管庫です。
つまり自然冷凍庫
氷室開きの日が6月30日
氷室の日が7月1日です。
加賀藩の前田家や江戸幕府のお殿様たちは、氷室の氷を
7月1日に食べていたと言われています。
その際に、氷室の氷が厚いか薄いかでその年の豊凶を占ったり
食べる事で暑気祓いをしていたと言われています。
氷を食べるのはなぜか?
と言いますと
体にたまった熱気を取り除き、弱ったエネルギーを元に戻して暑さに打ち勝つ目的だった…
その当時「氷」は大変貴重で特別なものでした。
加賀藩から江戸幕府へ
無事に氷が届きますようにとお供えされたのが「氷室饅頭」です。
江戸まで無事に氷が届きますよに
備えらえた饅頭は、のちに大切なものの無事を祈願し、
無病息災を祈って食べる麦まんじゅうとなったようです。
金沢では、この風習が今でも続いております。
現在のような氷室饅頭の形にしたのは、京保年間1600年頃
五代藩主前田綱紀公の時代、金沢の生菓子屋道願屋彦兵衛の創案と言われています。
まさに氷室饅頭は、加賀百万石文化の象徴です。
金沢では、和菓子消費量が全国的にもトップクラス。
さらにコーヒーも。
コーヒーに和菓子は欠かせません。
当店でも氷室饅頭提供致します!
ぜひお楽しみに♪