【カフェで働くという事】-何といっても仕事の9割は準備と掃除
1週間の中でのお休み
仕事の緊張や
家事への焦り
を忘れて外の喫茶店で一服
ほっとしますよね。
当店の一番の持ち味は
落ち着く 居心地の良さ
お客様の6~7割以上が実は女性が多く
コーヒーが好きな方も多いのですが
自分の時間を楽しむ 為にご来店されています。
私も自分のお店に
お客として来てみたいなーと思いつつ
自分がいない日はお休みなので
来た事がありません。
でも、朝晩のお掃除やお手入れ中に
ふとした瞬間の心地よさ
眺める風景であり
音楽
確かに心地よい。
女性客が一人でも入りやすいお店と言うのは
とても貴重で大切な事だと思います。
ゆったりとした時間を過ごす場所なだけあり
それを憧れて
働きたいと言ってくる方も多いです。
そのゆっくりとした
居心地の良い空間は、
元々お店の持ち味や立地ではありますが
実際には
スタッフによる人の手によって
維持されています。
例えば、ガラス。
ここは、いい眺め 造るための
鏡 であります。
テーブルの片づけや
食器洗い
トイレのお掃除は
なんとなく想像つくかも知れませんが
ガラス はさすがに家では毎日する事ではありません。
窓は心の鏡。
定期的なプロ によるメンテナンスと
日々のお手入れを心がけています。
ただ…余談ではありますが
新人さんに窓を掃除してもらうと必ずと言っていいほど
する前よりも窓が汚くなります。
それは、洗剤のつけすぎと吹き加減が足らず。
自分の目で確かめる力が不足している為。
コツは、まずは乾拭きでふきふき。
乾拭きだけでも表面のホコリやチリが消えて見違えます。
それで消えたら良し。
そえでも消えない汚れは少し洗浄剤をつけてその部分をダイレクトに。
他にも注視すべくは
お客様が必ずご利用される化粧室。
ここには、特別に気を使っています。
自分がお客さまの立場で・・
疲れた旅先で
やっとで化粧室へ。
汚かったらどどっと疲れますね。
当店の化粧室
こちらも日々のメンテナンスと定期的にプロの清掃もして頂き
清潔感を維持しております。
ここ数年でコロナ対策も進み
どこも化粧室には衛生面では厳しくなっているとは思いますが
少しでもホットご利用頂けたらと思います。
カフェ空間でのお掃除は
清潔感のあるお店の維持のため
欠かせないお仕事です。
それがベースであっての美味しい食事。
例えばメインとなる
ハンドドリップコーヒー
簡単そうに見えますが
たった1杯でも
淹れたてをタイミングよく
すばやく提供するには
ドリップしているところ以外でも準備があれこれ。
<1杯のコーヒーまでの流れ>
※当店のセミセルフスタイルの場合
- オーダーをとって会計をする
- 提供するメニューの食器の準備
- コーヒーカップの湯煎
- お客様の座った席を確認
- サーバーを温める
- お湯の準備
- 豆を図る
- 粉にする
- 粉をドリッパーにセットする
- ドリップ(ドリップの間手が空いた時に、次のドリップ準備)
- 出来上がったら温度チェックして
- カップに注ぐ
- お客様の所へ提供
コーヒーは、1杯当たり約3分
それは、抽出している時間だけである。
それ以外の準備は実は含まれていません。
でも実はそれ以外の手順の中の2~9までって
ドリップ以上に要であり、意外に時間がかかるのです。
仕事に慣れてきたら
お客様が何をオーダーしたか
自分が接客しなくても聞こえるようになります。
当店は、注文口がキッチンと離れていますが
聞きたい事は聞こえるように努力。
少しでも早く準備できるように心がけてが迅速な対応の一歩。
早く準備するに越したことはありません。
準備が9割
それができるようになった子には
コーヒーの抽出を教えています。
ただし、営業中は連続作業なので
1組のオーダーが終わったらほっとするかも知れませんが次へ。
次の準備も実は同時進行しながらです。
つまり次のドリップを。
同じオーダーがいくつも入っていたら手順も変えて
(*´v`)
2人で対応するのか
3人で対応するのか?
によっても違いますが
最近は、スタッフ不足もあり1人でやることが平日は多いです。
こういう仕事は複数でやるほど
チームワークが取れれば
役割のポジションが決まり、スムーズにいきやすいが
少ない人数でこなすほど
個人のスキルや力量が問われます。
少ない時ほど
自分に足りないものが見えやすい。
だから、反省して次につなげる
これの繰り返し。
現場での裏話でした。
当店は、学生のアルバイトさんが多いです。
半年~2年周期でスタッフ全員入れ替わったり
ここまで教えるのは、正直いうと難しいです。
色々ありますが
当店のお客様との最初の窓口は、新人さんのバイトさんに
してもらう事が多いので
ご迷惑お掛けしていることも多い事と思います。
色々ありますが、宜しくお願い致します。