【焙煎の裏話】-ハンドピックされた豆たち
焙煎する前のコーヒー豆のお話。
コーヒー豆は、焙煎する前の状態を
「生豆」と書き
なままめ
きまめ
と言ったりします。
この状態のコーヒー豆は、専門店以外では一般に販売されていないので
焙煎した状態しか見る事がないことと思います。
当店では、焙煎を店頭で行っております。
コーヒー豆は、その年ごとにクロップが変わり
その年その年ごとの良しあしがあると言われていますが
実際は、麻袋事に変わると言ってよいかも知れません。
麻袋も、その保管状態によって変化するので
一概に言えませんが
コーヒー豆は、焙煎した後の保存状態の変化も著しいですが
麻袋事の管理も大切だなーと実感しております。
今日は、そんな豆の裏話ではあるのですが
当店でハンドピックしている生豆のお話。
気の遠くなるような作業ですが
手作業で生豆全てをハンドピックしています。
はじかれる豆
欠点の数も麻袋事に変化。
その年の豆の育ちの良しあしがすぐにわかります。
ハンドピックした豆たち
色々な国の豆があるのですが
今日は合計15㌔分ハンドピックしました。
ざっくりと気になったものをピック。
これは、採った方がいい?という
迷ったものもありますが
ハンドピックされた豆たちの拡大図↓
なんとなく
健康な豆たちの見た目と違う事が
わかりますでしょうか?
はじかれた豆その①部分的な黒豆❓黴豆?のような
虫に食われたようにも見えます。
いやなすっぱみがでるそうです。
はじかれた豆その②しろっぽく軽い豆
フローターと呼ばれる欠点
浮き豆など
呼び名を持つ
藁のような土臭い味を引き出すとか。
ハンドピックされた豆その③虫食い豆
かなり食べられています。
虫が混入して食べたのです。
すっぱみの他、焙煎した後の見た目にも穴が開いているのでよくわかります。
ハンドピックされた豆たちその④黒豆
収穫前に地面に落ちて発酵した場合によく起きる現象です。
フェノール臭や発酵したすっぱみが出るのだそう。
こちらは、3粒ほど発見しました。
一番見た目にわかりやすいですね。
はじかれた豆たちその⑤発酵豆?
発酵臭があり、焙煎しても色がつかない。
すっぱみや
刺々しい味わいに
コーヒーの不快な
酸味や
におい
かなり欠点がかかわっているんですね。
(=゚ω゚)ノ