【この木なんの木⑮】ー別名日本のナッツ・トチの実をつけるトチ
今回紹介するのも有名どころ
「トチ」の木。
なぜ有名か?って言うと
これ
栗じゃなくて
トチの実。
この時期に採れるのですが
栗とそっくりですよね。
という事で、日本では栗とトチの実がごっちゃになった
和製英語や和製仏語が使われてすっかり定着しています。
よくあるのは
マロンパイやマロングラッセ
マロンと言うと、日本では当たり前に栗をさします。
が実際は
中国語は「栗子」で「リーツ」
イタリア語「castagna」(カスターニャ)
イタリア語「castagna」(カスターニャ)
スペイン語「castana」(カスターニャ)
英語でいうと 「chestnut」チェスナット
フランス語で言うと「chataigne」(シャティーニュ)

でなぜにマロン?
マロングラッセはフランスから始まった洋菓子。
フランスが本場。
マロンは栃の実の事です。
栃の木はマロニエといい、そこからマロンとなりました。
昨年拾ったトチの実は、まだこんなにキレイ。
お店で紙を抑える重石に利用しています。(*´ω`)┛
何しろ、フランスでは、栗があまり採れず、トチの実を栗替わりと代用していたこと
もありマロングラッセとなったのだとか。
日本では栗を使いますが。
色々諸事情が重なったゆえと言えます。
話が脱線しましたが(;'∀')
これがトチの実のなるトチの木の有名なお話。
ムクロジ科の栃の木。日本原産の落葉広葉樹。
トチの実は、なんと縄文時代の遺跡発掘現場にも頻繁に出土するという事で
かなり大昔からあったようです。
トチの実と言えば、日本のナッツという別名を持ちます。
有名な利用例としては、トチ餅やトチの実茶がありますが、食用に加工するには、
あく抜きが必要です。
苦味や渋みと言った担任を持っていてそのままでは食べられません。
木材としては、
強度、価格は並み
辺材の色は白色で、心材の色は金色がかった黄色をしています。
内装材としtの深材、家具類の引き出しの側板
バイオリン胴裏版にも使われます。
当店では、トチの木はコーヒーメジャースプーンになっています!
心材の方かな、黄色っぽいですね。
色も艶っと光沢があって
いい感じです!
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