ネルドリップ虎の巻き60巻ー使ってみてここが気になった!ネルドリップの謎を解決!使い始めてよく聞かれる質問集5選
金澤屋珈琲店のネルドリップ。
オリジナルのネルをオンラインショップにてご購入される方は、
おそらく色々なネルを使っている方
口コミで知った方
店頭で出会った方
初めてで気になった方
色々いらっしゃる事と思っています。
実際に店頭でネルが売れる事はまれで、ほとんどがネットで売れているのです。
皆さんうまく使っていらっしゃるでしょうか?

使ってみると
ちょっとした疑問 が生まれます。
そんな疑問を今日は5つピックアップ。
教室で質問を受ける事をまとめてみました。
<使ってみてここが気になった!ネルドリップの謎を解決!使い始めてよく聞かれる質問集5選>
2. 動かし方のコツ
3.お湯加減どの位注ぐの?
4.抽出中粉があふれそうになる原因とは?
5.プロ直伝!メルマガで器具ごとの淹れ方紹介や季節のコーヒーレシピを公開



かたがって注いでも

濾過が始まります。

ろ過速度と同じスピードで注ぎます。

最後までネル側にお湯をかけず


コーヒーの粉の層をぬけてお湯が1点に集中してろ過。


3.お湯加減どの位注ぐの?
4.抽出中粉があふれそうになる原因とは?
5.プロ直伝!メルマガで器具ごとの淹れ方紹介や季節のコーヒーレシピを公開
1.どうやって持つの?
ペーパードリップに慣れた方ならまず疑問となるのがネルは持ちながらドリップするのか?
持ちながら淹れる手付きネルフィルター。
勿論、やぐらと言われるスタンドもあります。
それでも、おすすめするのは、持ちながらドリップ。
ネルドリップの楽しさや微妙な手加減を楽しむならば、まずは、手で持ちながら淹れてみて下さい。
注ぎ始めから抽出中盤、そして終盤と徐々にお湯を含んでいきますので
重さや金具から伝わる熱さなどドリップをしてるなーと体感できます!
金澤屋珈琲店のネルフィルターは、1杯用から3杯用まですべて専用の金具がついています。
金具は、ステンレス製。
水の中につけ置きするネルフィルターの保存時でも金具から外さず衛星的に管理ができます。
持つときのポイントは、柄が長いのであまり中心から柄の端の方をメインに持ちます。
親指と一指し指で押さえ薬指と小指で挟むイメージで。
この持ち方は、自分のおすすめですので、好みで加減してください。
ネルに近い部分を持つと抽出中盤からかなり高温になりますので熱くなります。
ご注意下さい。
ちなみにやぐら。
ネルのやぐらですがサイズがバラエティーに富んでいるわけではありません。
当店のネルは3種。

1杯用は、小さくて既製品でぴたっとおけるやぐらがございません。
2杯用、3杯用は、はまるやぐらがあります。
櫓は、大量抽出時に重さが軽減されます。
更に、手を離せるので抽出時に手が空きます。
と言った利点があります。

2.動かし方のコツ

こちらは1杯用です。
ネルの袋の四方八方からお湯が抜けるとイメージして下さい。
ネルドリップでは、抽出初めは、お湯を含んで布生地が膨らみ吸水。
その後落ち始めたらあっという間にろ過が始まります。
かたがって注いでも
そのまま湯がすり抜ける。
お湯は注いだだけするする落ちます。
それを防ぐのが持ちながら淹れるネル特有の得意とする部分。
ですが、最初は慣れるまで技術がいります。
ポットを持った手はまっすぐお湯を注ぐことに集中し
ネルを持っている手を動かすイメージです。上から注いだお湯が布側にダイレクトにいかないように斜めに角度をつけて回します。
わからない場合は、ネルの袋の濡れ具合をチェックするとわかりやすいです。
袋にコーヒーが染み出てきますので
お湯が底1点から落ちるようにイメージして淹れましょう。
3.お湯加減どの位注ぐの?

スケールの上にドリッパー、サーバーをのせて淹れるペーパードリップに比べて
ネルは、抽出中持ちながら淹れますので、むらしは何gで1回目の注ぎは何gと言った決め事もなく
注ぎ始めから終わりまで粉を見ながら淹れる事になります。
基本的にろ過が始まったら目を離さず。
最初ぽたぽたゆっくり
まっすぐに落ち始めたら
粉の具合を見ながらろ過を進める
あふれそうになる位にお湯を注ぐと
粉が泳いでしますので
味が水っぽくなります。
袋の中に注いだお湯は
コーヒーの味に影響します。
ろ過が始まったら、その落ちる速度に合わせて注ぐ。
お湯を細くゆっくり注ぎましょう。
▼
はじめは中心から
布側にお湯を直接かけない!

はしっこまでお湯をかけたいけど我慢。

蒸らしは、必要最低限のお湯で

ネルドリップは、最初の一滴がおちてくるまで慎重に。
布側にお湯を直接かけない!

はしっこまでお湯をかけたいけど我慢。
この位に、

蒸らしは、必要最低限のお湯で
粉全体にお湯をしみこませましょう。
この際にでる泡。
コーヒー豆から出る炭酸ガスです。
どんどん上がってきてぷっくり膨らみます。
お湯の流れが一点に向かいますが、炭酸ガスが上がり周りの粉にも水分がいきわたって
ネルがぷっくり膨れてきます。

ネルドリップは、最初の一滴がおちてくるまで慎重に。
起毛がお湯のお水力を高めしっかりと蒸らしができます。
濾過が始まります。
底1点から綺麗にろ過されるのが見えますね。

ろ過速度と同じスピードで注ぎます。
この時もずっと、ネルの淵にはお湯は注ぎません。

最後までネル側にお湯をかけず
ネル側の粉にも直接粉をかけず
フィルター内のお湯は、落とし切らず。

美味しいコーヒーの出来上がり。
お湯の流れのイメージはコチラ↓

コーヒーの粉の層をぬけてお湯が1点に集中してろ過。
イメトレ
4.抽出中粉があふれそうになる原因とは?

ネルドリップ
袋の8分目を目安に使用するのが一般的ですが
粉をたっぷり入れて点滴で淹れたりする濃厚なデミタスのネルドリップもすることがあります。
粉があふれる原因としては
★粉が多すぎる(単純に)
★焙煎したて(煎りたては、炭酸ガスが沢山出るのでその抵抗があるのにどんどん注ぐとあふれる)
★お湯の温度が高すぎる
などが挙げられます。
コーヒーは、いつもと同じように淹れていてもまれにコーヒーの状態によってガスの出方が変わることがあります。特に煎りたてのコーヒーは、沢山の炭酸ガスを放出しています。
入るも通り注ぐと粉が爆発しそうに膨らんで…。
といった事も起こり売ります。
対処方法としては、お湯の温度を下げる、細かめに挽く、ガスをしっかり抜いてから注ぐ(むらしをしっかりする)など。
5.あっという間に抽出が終わってしまう原因とは?
注ぐのが早い
太いお湯を注ぐ
一度にいれるお湯の量が多すぎる
粉があらすぎる
と言った原因が挙げられます。
微妙な手加減で味が変わるネルドリップは、ペーパードリップ以上にお湯を抑える障壁がないので手の動きに合わせてお湯が落ちていきます。
ここが面白いところでありペーパーにはない魅力です。
味は、自分の腕次第(;'∀')ト言うイメージですが
感覚とコツをつかむことでよりこだわりの1杯が楽しめます。

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