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2017-10

「アメリカン」と「アメリカーノ」は違う!

「アメリカン」と「アメリカーノ」は違う!

アメリカンと聞いて
アメリカ人でなく、私たちは「薄い珈琲やマイルドなコーヒー」をイメージしませんか?

直訳するとアメリカ人、アメリカ人の…(^_^;)

アメリカ人は、アメリカンとオーダーはしません。

日本人のいうアメリカンは

ウィーク珈琲
weak coffee

逆に味のしっかりしたコーヒーは、
ストロング珈琲
strong coffee

アメリカンというだけにアメリカ人は、よく知っていると思えばこれは和製英語

よく海外の方がお店にいらっしゃいますが、日本に近い台湾や韓国の方は、日本のアメリカンコーヒーの認識がある方が多く、アメリカンと言ってくることもあります。

同じ海外でも、アジアと欧米では、珈琲文化にも色々違いがありますが、最近は、私たちの作るメニューも含めて
世界のコーヒー事情がからみ合ってるようにも感じます。

一昔前では、なじみのなかったエスプレッソと言われるコーヒー。

お酒の世界でいうと同じ酒でも、日本酒とウィスキー位に差がある。

といってもいいくらい濃度も違い、見た目も違い、飲み方も…

日本人のアメリカンコーヒー(以下アメリカンと略します。)

は通称「アメリカン」

強くて苦いコーヒーを控えたい…
薄い珈琲
お湯で割った珈琲

日本人の想像するアメリカンコーヒー
DSC03461.jpg 

となっています。


アメリカンコーヒーとは??
実際にはどんな珈琲?

色々な事が、広がり、ただの薄い珈琲を想像する人も多いかもしれませんが

ただ濃いコーヒーを薄めたのではなく意図的な味があったのです。

「アメリカンコーヒー」
通常よりも浅目に焙煎されたコーヒーであること(アメリカンロースト)
淹れると紅茶のような薄い色をしています。

浅煎り珈琲の特徴を生かした酸味のある軽やかな味

たっぷり飲みやすいので容量はアメリカンカップと言われる160ccのマグ
浅煎りコーヒーはカフェインが多く眠気覚ましに良い。

他にも利尿作用や、血流を良くする…など朝飲むのにおすすめ
紅茶のような薄い色をしている。

飲みやすさ以外にも豆のタイプ、淹れ方、飲み方にもこだわったメニュー
という事になります。


アメリカンというだけに、アメリカともかかわりが。
更に実際には、アメリカでのコーヒーの飲用史と繫がりがあるのです。


アメリカ人の好むコーヒー

一方アメリカでは、こういった浅煎りの珈琲を沢山飲んでいたようです。

歴史的なものが絡んでいるのですが、西武開拓とのかかわりが強い。

当時ヨーロッパから輸入され、長時間かけて運搬されました。
列車で長期保存が可能なように深煎りよりも浅煎りで。
高性能のミルはこの時代になく細かくは挽きがたく。粗挽き
浅煎り豆
粗挽き
当時普及していた抽出器は「パーコレーター」

pa-kore-ta.jpg

キャンプやアウトドア用品店で見かける道具。
松崎もこれ使ったことありますが、沸騰した湯でぐつぐつ煮込むので…
繊細な味は出にくいのですが、寒いキャンプ場で
あっつあっつの珈琲が淹れれる。
最高の道具です。
そんな器具には浅煎りで粗挽きといった条件の珈琲豆が相性が良い。

器具に合う、保存がきく、当時のレベルのミルにもあう。
砂糖やミルクなしで飲める軽やかさ

当時、生水が胃腸に悪く、コーヒーを水代わりに。
そんな軽やかな珈琲は、がばがば飲めたらしい。
こうやってアメリカでは粗挽きの浅煎り珈琲を好んで飲むようになったようです。


すっかり薄いコーヒーの代名詞になっちゃってる

和製英語「アメリカンコーヒー」

時代と共にどうなるのか…

喫茶店の代名詞的なコーヒーでしたが、見ない事も増えました。

という事で、若い世代の方には、アメリカンって何?と知らない子が続出。(笑)

店には、ちなみにありません。

がアメリカコーヒー風に淹れる事は多々あります。

さらにもう一つ

似たメニューに「アメリカーノ」という飲み物があります。

日本では、なじみの少ないメニューですが

「アメリカン」と「アメリカーノ」は違う飲み物です。

オーダーは、「カフェ アメリカーノ」

ベースがエスプレッソと言われる専用のマシーンで高圧短時間で抽出した
コーヒーをお湯で割ったものです。
エスプレッソをいれてからお湯を注ぐか
お湯を注いでからエスプレッソを抽出するか
は、やはり違いがあります。

お酒のお湯割り同様、先にお湯をカップに入れてからエスプレッソを抽出すると香りが損なわれないといわれています。

オーストラリアでは、同じような飲み方の
「カフェアメリカーノ」を「ロングブラック」という名で。

DSC01578_20171026073533dcc.jpg DSC01580_2017102607353135d.jpg

スペインでは、お湯とエスプレッソは別でいれて自分で割るのが一般的なのだそうで

同じお湯割りでも国によって違うようですね。

エスプレッソのお湯割りと言う事で

日本のアメリカンに似てる?と思うかもしれませんが

ベースのコーヒーがドリップしたコーヒーかエスプレッソであるかでは

まったく違う飲み物に。(・_・;)

エスプレッソを知っている方なら想像つきますでしょうか!

「アメリカン」と「アメリカーノ」の話題でした。






モカのお話―「カフェモカ」

モカのお話―「カフェモカ」

日本では、カフェモカは、
甘くてミルクの入った珈琲のアレンジメニューとして…

特に冬場に人気がある飲み物。



金澤屋珈琲店の 「カフェモカ」

ネーミングは、色々迷って
皆が一番わかりやすいネーミングになりました。

最初の頃は、カフェカカオ、カフェデショコラ…おしゃれにいってましたが、(^_^;)
カフェモカが一番どんな飲み物か
想像しやすいらしく…

「カフェモカ」に

生クリーム × エスプレッソ × チョコレート × みるく

苦味と甘みを組み合わせた真冬の人気メニューです。

チョコレートには、香料臭さのない香りと甘みを。

珈琲に合うチョコレート。

香料たっぷりのチョコレートソースは一切使わず、製菓用のクーベルチュールを使用しています。

砂糖の甘みは後から口に残って冷めたら舌にまとわりつきます。

美味しいエスプレッソの香も挽きたててくれるように

チョコレートの自然な甘さのみで。

かきまぜずにそのまま飲んで美味しいように、作る過程でチョコレートをしっかりとかしてあります。

DSC03118.jpg

濃厚なエスプレッソで溶かします。

DSC03120.jpg

よく練って
とかしていくと珈琲とチョコが合わさったなんとも言えないいい香り。
 
DSC03122.jpg

ミルクを温めて注ぎます。

DSC03382.jpg

ふわふわホイップクリームはお好みで。

別添えで提供致します。

DSC07909.jpg 

金澤屋珈琲店のカフェモカでした。

ちなみに…

カフェ モカ の由来 

カフェ=珈琲でなんとなくわかりますが、モカをチョコレートと想像するのは??と思いませんか?

*モカと言えばモカ港
現在のイエメン(アラビア半島)にある港町の名前です。
そこからヨーロッパに向けて輸出されていた「イエメン産のコーヒー」と「エチオピア産のコーヒー」の総称でそうよぶようになっています。

*モカと言えば珈琲全般
むかーしから、モカと言えば、コーヒーの栽培的歴史から見ても、コーヒー。コーヒーの代名詞だったらしいのでモカと言えば珈琲。
そしてモカ風味のといえば珈琲をさしたそうです。


コーヒーの起源であるエチオピアのコーヒーをモカと呼ぶようになり…
モカ港で採れるイエメンやエチオピアのコーヒーをモカと全般に呼ぶようになり、
それがモカ=珈琲の代名詞に

なったとすれば、カフェモカはコーヒー&コーヒーということに(^_^;)

となるとモカの意味の正体は、不明になってしまいますが、

起源説は「モカジャバ」が有力です。
モカジャヴァ
という、のは、現代では、チョコレートとミルクを合わせた珈琲ドリンク。
つまりカフェモカだね。

聞いたことのある方も多いと思います。

オランダ人がイエメンのモカの苗木をジャワ島に持ち込み、コーヒーのモカとジャヴァをブレンドしたコーヒーだったとか。

時間がたつにつれて、ジャワ島は、カカオの産地でもあることから、イエメン産のコーヒーとジャワ島産のジャヴァにこだわる必要もなくコーヒーとカカオの組合せをモカジャヴァというようになったのだとか。

他にも、モカコーヒーには、

「独特の力強い芳香,風味」の中にカカオのような風味が感じられた…とも言われ、カカオ風味を=モカとしたのかも…

色々な国の諸説が混ざり…

今では、当たり前のようにチョコレートと珈琲のアレンジドリンクに。

スターバックスがカフェモカをチョコ×珈琲=甘い飲み物

という印象を定着させたといっても過言ではないかもしれませんが、定着してますね。

喫茶店では、モカジャバという名で提供されているものが近いと思います。

色々諸説ありますが
店でもたまに

オーダ表記で間違える事があるのです。

カフェモカは 「カフェモカ」とかき

ストレートコーヒーのエチオピア・モカは「エチオピア」と書きます。
それでもオーダーを通す時は、いいやすいので

「モカ」といいますが

皆「どっち??」と確認しますね。

コーヒー用語のモカにご注意。

モカは、エチオピアのコーヒーの時とチョコレートのアレンジドリンクをさす事があり、

さらに、国が違えばこんなことも。

イタリアでは、エスプレッソを作る家庭用の器具をさすこともあるのです。

エスプレッソ文化のイタリアでは、外でも珈琲を可愛いエスプレッソ器具で淹れています。

この器具をモカエクスプレスと呼び、この器具で淹れた珈琲
つまりエスプレッソ風珈琲をモカコーヒーといいます。

aressi.jpg

「コーヒーのモカ」は奥が深い。







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プロフィール

金澤屋珈琲店  本店


Author:金澤屋珈琲店本店
金澤屋珈琲店は石川県金沢市、金沢城公園の黒門口横に位置する自家焙煎のネルドリップコーヒー専門店です。

◎店舗情報
石川県金沢市丸の内5-26
TEL/076-254-5411
営業時間/9:00-18:00
(12月~2月は17:00まで)
毎週水曜定休

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