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2015-10

感謝


金澤屋珈琲店松崎です。


10月最終日。
本日も足元の悪い中ご来店ありがとうございました。
寒い中あったかい珈琲が身にしみて美味しく感じるようになりましたね。


最近聞いた話題
鮮度の良い良質な珈琲は体によい と。
1日3~4杯のドリップ珈琲は特に体によい影響を与えるらしく、更に食前、食中、食後のいつ飲む!?という事では、なんと食事と一緒が効果的!のようです。


お店でのカレーライスランチタイム、以前はほとんどの方が食後に珈琲を飲まれていましたが、最近はなぜか一緒にお召し上がりいただく方がどんどん増えています。血糖値の上昇が抑制されるという医学的な根拠もあるようです。


珈琲は体によくない、体質にあわない という方もいるとは思いますが、松崎は個人的に珈琲が好きで生まれ良かった と思う事が沢山あります。


大好きな珈琲に囲まれ日々、働けるのは幸せ(^^) とつくづく思います。


店で提供している珈琲は 1杯500円からです。


高いのか安いのか? 人によって評価はまちまちです。


が、1杯の珈琲にかける手間暇と愛情は店内でお召し上がりの方に、そしてお持ち帰りの方の珈琲も、そしてサービスタイムの珈琲も変わらずハンドドリップで淹れています。どの珈琲も大切にしています。

珈琲豆は自社で焙煎しています。
鮮度の良い珈琲豆をハンドピックし、挽きたて淹れたてで提供する1杯。


綺麗にハンドピックした豆↓




ハンドピックした豆↓



というのは、裏側で事情を知る知らないはありますが、1杯の珈琲を飲んで美味しいと感じて頂ければ と思っています。
最近忙しくなりすっかり淡々とした日々を過ごしていました。

今日は、沢山のお客様が、カメラを持ち店内から眺める景色を収めているのを見て…

格子を覗くと季節は秋も後半戦。


色づく木々に包まれて思わずきれいだな…と実感しました。


 

2階席と1階席はカラーが違います。2階席は360℃自然の中にいるようです。
 
 

秋の半ば、お店もばたばた忙しくなり来店時にお待たせすることもあり・・


皆様の温かいご理解にいつも感謝しています。

この素晴らしい季節と空間を美味しい珈琲と共に楽しんでいただけるようこれからも精進してまいります。

 

ネルドリップ虎の巻⑤浅いと深いと味の関係

ネルドリップ虎の巻⑤浅いと深い と味の関係

ネルドリップのサイズ選び から始まり今日はネルの袋の大きさと粉の層と味の関係にフォーカスしました。

本日の議題は、小さなネルの袋いっぱいに粉を使って淹れる珈琲と余裕をもって大き目のネルで淹れる珈琲の違い。

使用するのは、お店のネルフィルターです。

写真左が1杯用ネル
写真右が2杯用ネル

どちらも同じ素材でサイズ違いです。

今日は、深煎りの百万石ブレンドを30g使って珈琲2杯分淹れます。
粉の粗さは中挽き、両方とも同じ粉の粗さです。
横から見た粉の感じ。
1杯用にはぎっしり。
2杯用には半分くらい。
見た目からも全然違いますね。



上から覗くとこんな風に。
1杯用に入っていると沢山に見え、2杯用のネルに入っていると少なく見えます。




検証① 1杯用ネルで百万石ブレンドを2杯分抽出します。粉30g
粉がぎっしち詰まっているので、お湯は、そーっと淹れます。
蒸らし時間をゆっくりと
少しずつお湯を注いでいきます。



粉は、袋の形に合わせて整えました。



ネルフィルターの場合は、ネル側に直接お湯を注ぐとネルからするする湯が抜けてしまいます。
袋側にはお湯はかけずに粉の中心に500円だまくらいを目安に円状に注ぎます。



口の細い粉の表面が万遍なく湯がいきわたったころにはお湯は中心に注ぎます。




粉の層が一番深いのはこの中心です。
なので、最初は重点的にお湯を注ぎます。





最初の一滴までは、長いのですが落ち始めたら早いのです。



溢れそうで溢れない。
あっという間に抽出完了。

約2分。



↓1杯用ネルドリップ 百万石 2杯分 動画



検証②2杯用のネルフィルターで百万石ブレンドを2杯分抽出します。粉30g

ネルの袋の半量しか入ってない粉。
余裕があるのですが、沢山注ぐとそれだけ落ちるのも早いので注意。
蒸らしは、1杯用のネルよりもやや大胆に注いでも大丈夫。
粉の表面積が大きく、最初に円状に湯を注ぐ範囲も広げることによって万遍なく粉とお湯を浸す事をイメージしましょう。



ゆっくりというより細く垂直に丁寧に淹れましょう。
この際に、湯を太く、高い位置からばしゃっと注ぐと、味は不思議なことにきつくなっちゃいます。
粉に圧をかけずに優しくしましょう。


最初の一滴もやや早めにスタートしました。


同じく、落ち始めたら軽やかに早いのです。



抽出されたコーヒーの液体は澄んで綺麗、





なんとなく早いな…と抽出完了。

写真左2杯用、右が1杯用。



↓動画 2杯用ネルドリップ





結果

同じ百万石ブレンドを2種類のネルフィルターで同じ条件で抽出しテイスティングしました。


小さいネルに入れた百万石ブレンド。

大きなネルに入れた百万石ブレンド。



この2つの大きな違いは粉の層の深さです。

よく見てみるとわかりますね。

粉の層が深くてぴちぴちの1杯用ネルで淹れた検証①の百万石ブレンド

ろ過に時間がかかり、特に蒸らしの際の最初の一滴に時間がかかります。

粉とお湯の接触時間が長く、味はしっかり濃い目。ストロング。コク、ボディ、苦みややしっかり目の百万石ブレンドに仕上がりました。


一方で粉の層が浅く、口の広い2杯用のフィルターに入った検証②の百万石ブレンド

見ての通り、粉の層が浅い。ろ過は普通に注ぐと上部から下部までに湯が通る道のりは早く。より多めのお湯を最初に粉の表面に注ぐ工夫が必要となります。そうしないと、部分的にお湯が多く入り、少ない箇所との抽出時間の差ができるので、味ムラの原因になります。

袋が大きい分粉の層が浅くろ過時間は早くなります。味は検証①に比べ軽やか。ボディ、苦み、酸味が円やか。後味に爽やかな酸味をほのかに感じます。良質の甘みを伴った苦みも感じ、全体的にバランスのとれた珈琲になりました。

層が深い1杯用ネルで淹れた百万石は、ややストロングでコクや苦みテイスト。

層が浅い2杯用ネルで淹れた百万石は、絶妙のバランスでブラックでもすいすい飲める珈琲になりました。

私たちスタッフ間では、無理なく注ぐことのできた2杯用ネルで淹れた百万石に評価が高くつきました。

ストロングテイスト好みの方は1杯用ネルで工夫を、あっさりテイストは2杯用ネルで。
通常、ペーパードリップでは、1杯用ネルドリップで淹れるような淹れ方をするお抽出に時間がかかりかなり、くどみが出ます。1杯用ネルのような淹れ方はネルならではの淹れ方。ペーパーはろ過速度に限度があり、無理がありますね(^_^;)


ネルフィルターを浅く使う、深く使う…両者の味の違いをイメージしながら珈琲の種類によって淹れ替えてみるのも面白いですよ♪(^^)
1杯用ネルは口が細く層が深いので抽出する湯の注ぎがやや難しいという難点もありますが、濃いめの抽出は得意。

ちなみに金澤屋珈琲店のネルドリップメニュー「極みブレンド」

この極みに使用しているネルフィルターは1杯用です。

深煎りであればあるほど嵩がますので抽出前から溢れそうです!

がこの「極みブレンド」は2杯用で淹れるよりも1杯用がイメージする凝縮されて旨みを感じる極みの味でした!

美味しいけど毎回淹れるのが難しい・・






国産コーヒーの味ー名護珈琲 made in JAPAN

コーヒーの栽培は北緯25度~南緯25度の暖かい地方で作られます。

四季のある日本では、寒さの苦手なコーヒーの木はなかなか育ちません。



室内で育てたとしても花や実をつけるようになるまでにはとても時間がかかります。

ましてやひとつのコーヒーチェリー🍒といわれる実から採れる種は2つ。


この位↓_(^^;)ゞ


焙煎して1杯のコーヒーを抽出するのに10gのコーヒー豆を使うとするとその粒の数はこちら↓


商売として量をとるにはとても大変な道のりです。

日本では、噂によると沖縄県で生産されていると聞いたことがありました。

気になったので、そんな国産コーヒーの味を一度は味わいたい!とお取り寄せしてみました❗(^^)

沖縄県 名護珈琲

25年前から栽培に取り組み、化学肥料や薬品を使用せずに育成し、焙煎までを行っています。

沖縄生まれ沖縄育ちのコーヒーの苗木も販売しています。

アラビカ種。



今日から金澤屋珈琲店でも育てることに❗(^^) 冬越しが大変ですが‥

沖縄で育てられた珈琲の木から生産された珈琲豆。焙煎時に脱穀し焙煎しているそうです。一粒も無駄に出来ないという生産量も少ない貴重な珈琲豆です。







香りはナッツのよう







ブラジルの珈琲豆に似ています。


欠点豆というほど目立ったものはありませんでした。

少し気になる豆もありましたが、貴重な珈琲豆なので‥

取り除くのはやめました。



丁寧に育てられた沖縄産珈琲豆。

一粒も無駄にせず

味わってみました。

粉にしたときの香りは、少し控えめな香り。
























苦味も酸味もクセも少なく。

珈琲としてはソフト。

お番茶を濃いめにしたような味わいでした。ブラジルっぽい味でした‥

飲みやすい珈琲です。



他にも珈琲石鹸、珈琲の茶、珈琲クリーム珈琲酵母…色々な商品が販売されています。

珍しい国産コーヒー。
初めて頂きました。

ホームページ除くだけで、これはどんな商品だろう‥○o。.とわくわくしました。

名護珈琲

ネルドリップ虎の巻④サイズ選び

ネルドリップ虎の巻④ サイズ選び


ネルフィルターを買おう!と思った時にいったいどのサイズを買おう? と悩んだことはありませんか?


松崎も色々なメーカーや自家製ネルフィルターを見てきましたが、何人用 と書かれていたりいなかったり とまちまち。


接客では、お客様が家庭でいつも何杯分の珈琲を淹れる事が多いのか確認します。一番多いのは3~4杯分。そしてもう一つ大切なのが、使ってらっしゃるカップの大きさ。マグタイプなら200ccは入りますし、コーヒーカップなら約120cc


基本的に私たち商売人が口にする珈琲1杯は120ccが基準というのが前提ですが、お客様に確認することは先決。

どんなネルフィルターを使うにせよ、容量があります。


店では、このサイズのネルは8分目位まで粉を入れたときに約何g入るのか?半量で何g入るのか?という点でお客様に合わせたネルフィルターを選んでいます。



大中小3種類


1杯用、2杯用、3杯用と名付けて読んでますが。
一番売れているサイズは真ん中の2杯用です。

推奨の珈琲の抽出量 コーヒーカップ3~5杯分 使用する粉の量は20g以上50g以下 

珈琲は、1gで10㏄の良質な成分が取り出せるといわれています。


珈琲は1杯分約10gから12g が中庸の味の目安です。2杯目以上は8gから10gずつほど足していってみて下さい。


ネルに関しては、慣れないうちはあっという間に落ちちゃう可能性があるので、2割増しぐらいで贅沢に淹れてみて下さい。


慣れていくると少ない粉の量でも味が出せるようになります。


見た目以上に使うと大きいネルがあります。袋によっては自分で持つタイプでも100g以上入るものまであります。定員さんに確認して、杯数よりも入る粉の容量を聞いておくと目安がわかりますね。

大きすぎず、小さすぎず。

適度なサイズ選びは容量で身につけましょ♪

金澤屋珈琲店の販売用ネルフィルターの使用量と抽出漁の目安をもっと知りたい方はこちらをご確認ください!


「ネル好きの店」~ネル購入のお客様へ

レオニダスー王室御用達チョコレート専門店

今日は美味しいお話。

コーヒーよりももっと昔から歴史あるチョコレート。

ベルギーチョコ専門店が北陸初❗(^^)

なんとお店から歩いて10分の武蔵が辻交差点にできました。







この↑交差点です。







ベルギーの旗が目印。

1913年創業、なんとベルギー王室御用達
100年間愛されている珠玉のチョコレート。

創業者は、レオニダスケステキデスは、当時高級品であったチョコレートを、多くの人に楽しんでもらいたいと、自由な発想で様々な商品を開発。

ベルギー全土で広がり現在ではなんと世界50ヵ国以上で展開されています。

そんな歴史あるチョコ専門店が出来ました。

バリエーションが多く価格は80円~300円前後でとても買いやすい値段です。

セット売りもありますが。

チョコ好きは、自分でチョイスしたものを量り売りしてもらった方がお得です(’-’*)♪





 お酒好きなので、リカーチョコレートいっぱい買っちゃいました\(^^)/

人気ナンバーワンは白いマノンカフェ。
柔らかく中にはとろりとチョコの食感。
これはうまい😋しばらくはまりそうです‥

海の幸をかたどったフリュイドメール

松崎はこの辰のオトシゴのような形に(ノ≧▽≦)ノ



ユニークなものもあり、甘さを押さえたカロリーオフのチョコもあります。

ラッピング箱詰めまでしてくれますよ。

親切です❗


チョコレートは1日に3から4回に分けて食べると体にいいそうです。

昼過ぎに食べると眠気覚ましにもなるそうですよ♪









10月31日までにいくと1000円以上でチョコレート1個プレゼント!
だそうです(^^)
これは嬉しい😆


レオニダス金沢武蔵が辻店オープン↓

ネルドリップ虎の巻③フランネルの素材

ネルドリップ虎の巻③フランネルの素材

見てください!






之が金澤屋珈琲店のネルフィルターの生地ですよ。 フランネルふわふわで厚手。片面が起毛しています。


綿ネルで綾織。複雑な折り目が見えますでしょうか?


生地の弾力や持ちの良さは平織よりも綾織がおすすめです。



こんな大きな生地からお店のネルになるまでは長い長い道のりです。


まずははぎの型を厚紙で作り↓縫い代を描いて
中々旨くかけませんが・・



同じ形のはぎを2枚つなぐと2枚はぎ
3枚だと3枚はぎ
4枚だと4枚はぎ

それ以上のものは見たことがありませんが、きっと縫い代が複雑になっちゃいますね。

店のネルフィルターは3種類 大中小

小さな1杯用ネルは、こんなに小っちゃくても3枚はぎできちんと作られています。自分でこのサイズ帯のネルフィルターを作ろうとしたときにはとても大変! 目が痛く、手も疲れました。


生地は大きいものの方が使ってますが、手の込んだ作業が必要になる小さな1杯用こそ難しく手間代がいるのでは?と思ってしまいます。

金具を通せるようになっています。

起毛は外側。

これは内側




起毛とは、フランネルについているふわふわ毛羽立ちのある面。


起毛を内側にするか外側にするか…?


ネル愛好家の中でもかなり白熱しそうな話題です。


使ってみるとわかりますが、答えは自分の好きな味になる方。


ちなみに店のネルは起毛はぜひ外側で! と思ってます。


起毛には珈琲の雑味の原因となる珈琲の粉の微粉をキャッチしてくれる機能があり、それはどっっちにしていても効能はあるものの。




味が歴然と変わります。縫い代や裁断の仕方でなんとなくこれはこっちの方がいい! という事はありますが。
ネルを洗う時に気になる珈琲の微粉がどれだけ引っ付いてるかわかります。これは実は他のペーパードリプでも同様に引っ付いてるんですよ。


すぐ捨てちゃって抽出後の紙の中まで見ないでしょうが!
どちらがいい というのは 一概に言えません。使用しているネルによりけり。
本に書いてあることをうのみにせず、自分で確かめてみてくださいね(^^)


ちなみに大きなネルほど、起毛を外にして、うちにしてと変えてみましたが、味の差がわかりづらくなりました。少量だての小さなネルほど違いがよくわかりそうです。


基本的に、起毛に微粉が入り込むので、洗う時の大変さは起毛を内側にしたときのほうがよく感じると思います。そして消耗は早い!


起毛が大切。



起毛と反対面↓


ちょっと意識して使ってみてくださいね♪

神無月~追い風走る 名門Kラッシュ

神無月と書いてかんなづき。


10月の別名として知られる神無月。由来については諸説ありますが、「神がいない月」や「無は”の”という意味で全国から神々が出雲大社に集まり、神の月である」とも言われています。


全国八百万(やおろず)の神々が集まりみんなの幸せを願って相談する大切な月 だそうです。


コーヒー業界にとっての10月は、暑い暑い夏の厳しさから一転珈琲離れしていた人も、新たに珈琲好きになる方も増える季節。需要が増えるターニングポイントともいえる月です。

10月1日は「コーヒーの日」 というのを聞いたことがありませんか?

国際協定によって、コーヒーの新年度が始まるのが10月で、この日がコーヒーの年度始めとなります。さらに、日本では、秋冬期にコーヒーの需要が高くなることから、1983年に、全日本コーヒー協会によって、10月1日が「コーヒーの日」と定められました。」(全日本コーヒー協会ホームページより記載)

毎年そうなのですが、今年から国際コーヒー気候(ICO)理事会において正式に「International Coffee Day」に定められました。



本屋さんに行くと並んでいる本屋雑誌の珈琲特集はめまぐるしく、世の中の流れからいってもコーヒーに目が行く時期!のようです。

更に10月にはSCAJ2015 東京ビッグサイトにて1年で1度のコーヒーの祭典が行われました。

コーヒー関連記事も多い中、テレビシーエムでも、生産地から1杯の珈琲ができるまでのストーリーをわずか十数秒の中で取り込み見ていてすごいな・・と感じました。


そんな注目度が高い珈琲に追い風が走るかのように…
10月には、念願の珈琲セミナーを2回開催しました。
春先から実行しようと考え、タイトルや内容を絞り込むのに迷い(^_^;)真夏に思いつき、セミナーの企画準備等をしてまいりました。
無事に募集後定員も埋まり、一安心。
ハンドドリップセミナー①
「コーノ式名門Kでドリップ名人になろう!」

ハンドドリップセミナー②
「コーノ式名門Kでどんな珈琲も美味しく」

どちらも反響が大きく、参加者の皆様のコーヒーに対する疑問や追求がまたまた松崎自身にとっても良い刺激となりました。
教室で使用したコーノ式名門Kフィルター 新発売後一時は品薄でしたが、今回はクリア、カラーバージョン共々品ぞろえが沢山そろいました。
参加者の皆様も購入していただき、今うまく淹れられてるかな・・・?と(^_^;) 思いつつお客様の充実した珈琲ライフを想像しております。

店では夏から販売しているコーノ式名門K円錐フィルター、教室効果もさながら、日々来店される方もあった!という反応で買って頂いています。
「円錐形で味がしっかり出る」


「「ハリオ式よりも簡単」


「一人分から美味しい」


がお客様の♡をつかむようで…


コーヒーは、家庭でも業務用でも簡単で美味しいが一番ですね。


簡単で美味しく入る 魔法の珈琲アイテム コーノ式名門K円錐フィルター は店でも毎日お客様の珈琲を安定して淹れるために使用しています。その味の安定と美味しさから、スタッフの子たちは皆今まで使っていたドリッパーから乗り換えコーノ式名門Kへ。
スタッフ皆愛用中です。



とはいっても、他に同じ珈琲サイフォン社からの従来の定番品もあるのです。


コーノ式名門フィルター、ドリップ名人 シリーズ。
同じ円錐形と一つ穴でも匠に違うこの3種類。


迷ったら、気軽にお声をおかけください。



クリアが一番人気


カラーはグリーンのほうが売れています。




カラードリッパーとサーバーのセットも数揃えております。

贈答品としても喜ばれます。


神無月 珈琲に追い風♪


珈琲アイテム コーノ式名門K ラッシュ 

皆様の美味し珈琲ライフを祈りつつ、提案や情報の提供を心がけていきたいと益々思う今日この頃(^^)
今後も宜しくお願い致します。
↓ 名門Kについて関連記事


10/9セミナー「河野式ドリップレッスンー新モデル名門Kでドリップ名人になろう!」ー復習編

10/16 開講セミナー②「河野式ドリップレッスンーどんな珈琲も美味しく」‐復習編

コーノ式円錐フィルター名門Kドリップレビュー②

コーノ式円錐フィルター名門Kドリップレビュー③

コーノ式円錐フィルター名門Kドリップレビュー④

霜降

10月も終盤

金沢は二四節気のうちの 霜降

冷え込む日は10度以下から日中は20度以上という寒暖差が続く金沢では紅葉が深まっています。


日中は持っているお天気も夜間には降っているのか降っていないのかわからないくらいの小雨を肌に感じます。
この時期の七十二候でいう
霎時施ーしぐれときどきほどこすー という言葉の通り 小雨がしとしと降っています。



お日様が登ることには、雨に濡れた芝生もつややかにいきいきとしています。


金沢城公園の桜の園は、紅葉し落ちた葉っぱで芝生が見えなくなってきました…

朝日がよく当たり日光浴には最適な場所。

黄色、赤、オレンジ、茶、黄緑… 複雑な色合いがなぜか心を和ませてくれる と思いませんか?

花見を楽しむように日本では古く万葉の時代から桜の季節同様秋には紅葉を楽しむ習慣があったようですね。

紅葉の色が木々によって違うな・・・と思ったことはないですか?

紅葉にも美しい条件があるようで
夏が暑い事
十分な日照りと雨量があること
秋は昼夜の寒暖差が大きい事
晴天が続くこと
低地より山間部がきれい

という事でなんとなく山がきれいなのは条件がそろっているからなのですね。
紅葉は日中の日光による光合成によって行われているようです。

まず、光合成によって葉に糖が作られ蓄積されます。



蓄積された糖は、酵素の働きによって赤や黄の色素に変化します。



桜の木 同じ木でもカラーが違います。日当たりも関係してますね。



ここ新丸広場は、広大で太陽を遮るものがなく、公園の中でもいち早く色づいていきます。
少し上に上ると、紅葉がいい感じに…



10月も皆様ご来店ありがとうございました。

お天気に恵まれた金沢は、国内外からの観光のお客様とこの地が大好きな地元のお客様で日に日に忙しくなり、秋のピークをこれから迎えようとしています。

金澤屋珈琲店の春と秋はベストシーズンです。

観光で、お花見に紅葉を慈しみ、ちょっと立ち寄りたい! 金沢城公園 黒門口傍 の金澤屋珈琲店

旅のお客様の想いでの一つと なる場所になるようにと日々店づくりを心掛けています。



日が短くなってまいりました。
兼六園 金沢城公園では、四季に合わせて開園時間が変わります。
その他イベント情報をお知らせします。

11月~2月末日 
*兼六園は有料(320円) 金沢城公園は無料

入園無料の早朝開園 は6:00~8:00
通常有料開園時間 8:00~17:00

石川県民の日 は毎週土日 県民観賞の日 として 身分証明書の提示で無料で入れます!

兼六園も金沢城公園も本当に広く散歩するたびにお手入れやお掃除が大変だろうな…と感じます。庭師の方やスタッフの方は早朝から一日中葉っぱのお手入れと選定に追われています。 

兼六園は有料ですが、金沢城公園は無料です。これはありがたいことです。観光の方が増え、ごみの量も増えているそうです。お掃除や維持が大変となるといつか有料になるのでは…と思う事もありますが、そうならないように配慮して散歩したいもの。

来月11月は暦では冬。

毎年恒例の雪吊りが始まります。

特に兼六園の雪吊りはテレビや新聞でも冬の訪れを象徴するとして大きく取り上げられます。

来る11月1日 
今年はなんと日曜日に当たります。

11月1日
霞が池に漂う巨木 「唐崎松」 の雪吊りから行われます。午前9時より職人技が見れるこの日は特にギャラリーも多いようです。
雨天や強風の場合は火をずらす場合もあるようです。

11/1(日) 冬の風物詩 兼六園の雪吊り作業開始 
11/3(火) 文化の日は兼六園無料開園
毎週(金)(土) 金沢城公園玉泉院丸庭園 ライトアップ夜間21:00まで
11/20(金)~29(日) 兼六園金沢城公園夜間ライトアップ21:00まで

そして、カニ解禁11月6日!!
11月19日(木)ボジョレーヌーボー2015解禁!!
11月は美味しいものを、食べたり飲んだりそして美しいものを観たり

と大忙しになりそうですね。



金澤屋珈琲店 11月の営業案内

平日 9:00~18:00
土日祝日 8:00~18:00
(*ラストオーダー 17:30)

毎週㈬は定休日



北陸新幹線開業後 初の紅葉シーズンです。

近隣のホテルや宿は満室だったとよくお客様から聞いています。

特に11月はかねてからのビッグイベントを2つ控えております。



11/3(火)~8(日) 2015年 JCI世界会議 金沢大会

テーマ
「Feel the Impact of Kanazawa」

JCI世界会議金沢大会コンセプト

Japaneseness 日本らしさ
Connection つながり
Future 未来性

大会をはじめ、街中では記念事業やトレードショーが連日開催されます。

期間中は、世界中から沢山の方々が金澤に訪れ、その魅力を発信すべく協賛事業も多いようです。

もっと詳しく知りたい方はこちら↓ 
公式ホームページ JCI世界会議金沢大会
jciwc2015.com/jp/index.html



そしてメインイベント!! 何年も前から言われていきた日がもう近くなりました。

皆さんもご存知の 

11/15(日)は、金沢マラソンの日 ノーマイカーデイ 

金沢マラソン2015
(英文名:Kanazawa Marathon 2015)
2015年(平成27年)11月15日(日)9:00スタート / 16:00終了  ※雨天決行

コース↓

広坂通り(しいのき迎賓館前)をスタートし、石川県西部緑地公園陸上競技場をフィニッシュとするコース。 〈日本陸上競技連盟、国際陸上競技連盟及びAIMS公認コース〉

参加者 12000人 約7時間

金沢市内を中心に金沢の魅力を満喫できる回遊型コースの42,195㌔

北陸初の国際コースとして認定されました。

世界で活躍されている著名人、もとニューヨークヤンキースの松井秀喜さん、柔道金メダリストの松本薫さんをはじめとする方々が大会アンバサダーに就任しました。

ゲストペースランナーには五輪出場者がサポートします!

追っかけ応援バス、オリジナルグッズも販売されるようで…
フィニッシュ後にはカニ入りつみれと金沢ネギをグザイとしたもてなし鍋、勿論 県外の方に人気のご当地グルメ まるやとり野菜みそ!
(笑)

盛り沢山な1日となりそうです。


金沢マラソン2015公式ホームページ

マラソンコースの中でも 歴史的景観ゾーン と中心地ゾーン にまさにリッチしている金澤屋珈琲店 
金沢の魅力の中心である兼六園、金沢城公園 となりの店もまた マラソンのコースに囲まれました(^_^;)

11月15日(日) ですが、街中は交通規制がございます。時間帯によっても変わりますので、皆様もご確認の上ご来店下さい。

尚、金澤屋珈琲店の営業に関しては通常通り早朝8:00より開店の予定です。
金沢城公園新丸広場 にて 関係車両また関係者の方が多く出入りすることが予想されています。

警備員がいるようですが、お店は入れる状態です。

お店は完全に裏門 と化 してしまいそうです(^_^;) お客さん営業してるのわかるかな…
当日は目立つ赤い 旗を 出しておくので見つけて下さいませ♪(^^)♪

それでもがんばって皆さんにお店を見つけて入ってきてほしい!!と願うばかりです!


加雅美ーKAGABI

手に取って触りたくなる器
加雅美










を数点手に入れました。
店内では、地元の加賀市打越産の加賀紅茶用の器 として使用しようと検討中です。

しいのき迎賓館で行われていたおしゃれメッセの他、展示会などで一目ぼれ

の器。

見た目の上品さとカラーの質感、トーンはまさに金澤屋珈琲店のイメージにぴったり。

お店の定番の陶芸家小西みきさんの作品と並んでも融合し組み合わせによっても雰囲気が異なります。

九谷焼と山中漆器の出会いから生まれたカップ&ソーサーをはじめ、数に限りはありますが、器のみでも欲しい方に店頭限定で販売します。

現在店内にあるカップは↓








抹茶


レモン



先日、製作者の方にお店でお会いしました。
どこか優しく、それでいて落ち着くカラーバリエーションの秘密はなんと皆さんも大好きなあのスイーツ! から来ています。

なんと 洋菓子 マカロン










マカロン かわいいですね、楽しそう、美味しそう…

マカロンカラーで楽しむカップ、店内でもぜひ手に取ってご覧ください。

キークリスタルドリッパーレビュー②ダイヤカットの真相

キーコーヒーより開発されたキークリスタルドリッパー


珈琲を抽出する器具 形状は円錐形 杯数は1~4人用 円錐形のペーパーフィルターを使います。


前回に引き続き このキークリスタルドリッパーにフォーカスしました。


その理由は、なんと珈琲完全ガイド! なる雑誌にて珈琲ベストアイテム ドリッパー部門堂々1位。


見た目のきれいなフォルムと裏腹に価格が安価であること そして美味しい珈琲が淹れられる器具 として 称賛されました。


安く手に入れられそして珈琲が美味しくなる! と聞くと そんないい話はありません!


ちなみに第2位 はカリタ のステンレス製ウェーブドリッパーでした。こちらの方は味では№1、ただし価格が1個当たり3000円近くその辺でキーコーヒーに負けたようです。


しかしながら、そのキークリスタルドリッパーの味の評価はなんといいのでしょうか?


珈琲の液色のきれいさ後味、ボディ、香りなどの評価が高く全体として点数が高かったのです。






注いだお湯が中心から周囲へ均一に浸透抽出できる円錐構造 豊かなコクを引き出すといわれています。





無数のダイヤカット形状


フィルターと接するダイヤの頂点から斜辺にそって珈琲の抽出液が流れる構造。粉にお湯が毛細血管のようにジグザグ浸透していきます。


ゆっくりと落ち、珈琲に十分なお湯がいきわたります。


メーカーはこのろ過スピードを珈琲の抽出に最適 とおしていますが…


上から覗いたダイヤカット。




よく見るとこんな風にダイヤは凹凸しています。


紙とドリッパーに隙間を造るリブの役割をしています。



実は底に向かってダイヤはなんと細かくなっています。


穴の付近のダイヤ↓




中段のダイヤ↓




一番底の方のダイヤ↓




ちょっと目がちかちかしてきました(^_^;)


万華鏡をのぞいているように規則正しく刻まれています。




ちょっと抽出中のドリッパーの中が見たい! と気になりいつものようにペーパーレスで抽出時の様子を見てみました。

検証①ペーパーレスドリップーキークリスタルドリッパー編

動画↓




穴を埋める程度のミニミニ円錐形フィルターをセットし、お湯で濡らしドリッパーに密着させておきます。




この位↓



ダイレクトに粉を入れちゃいます。



お湯をいれた瞬間から、他のどの器具よりも早くお湯が薄茶から抽出されて濃茶になっていくのがわかります。


蒸らしはぷくっと元気よく膨らみます。

紙がないので、落ちるのは早い。



粉がドリッパーのダイヤカット状に引っ付いています。







ドリッパーの中でダイヤカット状にジグザグ しているので、抽出中は粉が無数に動いているようです。

真っ黒。

一点から抽出

一定の速度でゆっくり落ちています。

ジグザグ動くお湯の流。

まんべんなく確かにお湯はいきわたるようですが!?

果たして珈琲はお湯にざぶざぶつかりすぎにならないのか…

と思ってしまう構造でした。





検証② キークリスタルドリッパーで純正のペーパーを使用し抽出します。
動画↓


今回は、粗めに挽いた粉にしてみました。ろ過に時間がかかる構造なので粗くすることで速度アップを試みます。



美味しくなーれ。


ちょっと落ちが早くなりました。

ジグザグ

お湯が流れています。







この気泡の入る隙間。

抽出をうまくしないと珈琲の阿波に付着したアクが一緒に流れ落ちてしまいます。

ダイヤカット状の凹凸は、エキスも引き出し安いですが、その分余計な味も出しやすいようです。

どこかいつもより渋い、重たい、冷めてからのきつさ

はきっとこの辺の構造から来ていると感じます。

一見して見るとこの無数のダイヤカット上の凹凸でドリッパーとペーパーに隙間が生まれ、抽出は早く落ちそうです。

ですが実践すると一転

凹凸から生まれるジグザグなお湯の流れが想像以上に時間がかかるようになっています。

底に行くほど細かい。

最後までジグザグ。

複雑な味わいはここからきっと生まれるのですね。






今回も美味しくなると思えば若干ソフトになりながらどこか渋い珈琲になってしまいました。

マストバイ! 堂々1位 ですがちょっと(゜_゜>) あれれ? 今回はコスパのほうが評価おっきかったかな(^_^;) と思う結果でした。

確かに綺麗で安い。他の円錐形ドリッパーに比べてかなり違いますね。
飾っておいても様になります。


美味しさと同じくらいコスパも大切なんですね。なんとなくわかるようで(゜_゜>)

でもでも勉強になりました!

キークリスタルドリッパーレビュー①マストバイ!噂の真相

最近でたこの本。


皆さんも本屋さんで並んでいるのを見たことはないでしょうか?


100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ104 


今回は 珈琲完全ガイド


消費者動向をうかがいながら珈琲のアイテムに特化したかなり読み応えのある1冊。


タイトル 「珈琲ベストアイテム」


その中で皆さんの身近なアイテム ペーパードリッパー33点取り上げ、更に安価なものから高価なものまで取り上げたコーヒーメーカーについての記事は、思わずこんなにあるのね!と改めて感じました。





実際に識者による検証と結果、評価が事細かく書かれています。


ドリッパー実験33種類の中から マストバイ! に選ばれたのは…なんと昨年発売されたばかりのキーコーヒーが開発した「キークリスタルドリッパー」でした。



安くて本当に美味しい


文句なし


美味しいのに価格が安い




バランス力に長けたオールマイティ選手


素人でもうまくいく


早く落ちるのに味はしっかりでる


珈琲の色が澄んで美しい





第1位 に選ばれたとあり、2ページぎっしりその評価が書かれています。


33種類のドリッパーたち


この中から選ばれたキーコーヒークリスタルドリッパー



クリスタル 宝石のような輝きですが、実際は樹脂製 しかも計量 
ポリカーボネート製
プラスチックの中でも強度、耐熱、透過性に優れたタイプ 固いので割れにくく家庭でも安心。
持ってみると軽いのでびっくり。






ちょっ驚いたのは、発売当初、なんとなく見た目が気にいり使っていたドリッパー


見た目の満足度とは裏腹に、味はあんまり美味しくなかった…記憶


時間がかかりすぎて遅い。ちょっと重たくしぶい。


以前のレビューはこちら↓回想編

キーコーヒー新発売KEYクリスタルドリッパー

キーコーヒー新発売KEYクリスタルドリッパー②

正反対の評価にびっくり(-_-;)


でもよくよく読んでみると、専用の紙フィルターを使いメーカーの意図する淹れ方 で淹れると一番美味しい らしい。


1~4人用キークリスタルドリッパー 


紙フィルターは、以前ハリオ純正、コーノ純正、コットンフィルターなどで比較しました。


キーコーヒー純正のペーパーは依然なかったように感じます。


というわけで噂の道具 再び!


登場です。


ペーパーもゲット



ハリオとキーコーヒーのペーパーフィルター

コットンパワーフィルターとキーコーヒーのペーパーフィルター

コーノとキーコーヒーのペーパーフィルター


若干キーコーヒーのペーパーフィルターはコンパクトサイズ。



40枚入り 172円 1枚当たり4,3円


キークリスタルドリッパー 1点 594円 


2点そろえて766円 1杯から4杯まで対応

以前の印象では、ダイヤモンドカット上の凹凸が抽出中に毛細血管のように見えます。

張り付いたペーパーがかなりろ過に時間をかけさせます。

抽出時間がかかったので、粗めに挽いて抽出。味は重たく濃い。

とりあえず、おすすめの純正フィルターで珈琲を抽出してみました。

メーカー推奨の淹れ方

まずは表面の粉全体を蒸らす。

その後は中心から円状にお湯を注ぎ、数回に分けて抽出漁になればドリッパーをはずす。

とてもシンプル。


メーカーの商品ページの紹介では、
「珈琲を熟知したキーコーヒーの技術の結晶
最適なスピードを保ちながら珈琲全体を均一に抽出できるので、美味しい珈琲をお楽しみいただけます・・」

と興味深い事が掲載。



一つ穴は小さ目。
紙フィルターの先端がちょっと顔を出す程度です。



粉をセット



ダイヤカット形状↓




蒸らしの時から湯の流れがうねっているのがわかります。
サーバーに落ちてくる珈琲はしっかりと濃い目。




(゜_゜>) 落ちるのが遅い。





密着しているのがよくわかりますね。



先端は隙間がなく、より密着。ここでも更にとかが遅くなるよう。



抽出後の粕。
小さな粉の粒子から抽出が終わりそこへ体積、上部へ行くほど大きな粒子が残ります。



早速 テイスティング。

あれれ(-_-;)
やっぱり、過抽出気味。渋みもでます。 

微妙な味でした。

雑誌の№1 とは裏腹に 店ではスタッフ共々唸る結果…

これはもっともっと色々してみよう!他にも美味しく淹れる方法があるのかもしれません。
(笑)

次回へ続く!



ネルドリップ虎の巻②ネルは一つならず…

ネルドリップ虎の巻②ネルは1つならず…


ハンドドリップと言われる珈琲の抽出方法の中には紙、布、そして金属などで濾したコーヒーが含まれます。ネルドリップはその手間のかかることから離れられ…目の粗い金属フィルター―は、豆の油分などに含まれる珈琲成分が沢山入り、近年高品質の珈琲の個性を楽しむことができると注目を浴びているものの、微粉や濁りが出るためまだまだ日常的な珈琲とは言えません。


家庭では圧倒的に人気のあるのはペーパードリップです。日本で代表されるメーカーに


扇形の メリタ、カリタ、三洋産業


ウェーブ型 カリタ


円錐形にコーノ、ハリオ、キーコーヒー

があげられます。


オリジナルで作っているメーカーもまだまだ未知数にあるのでそれは数えきれません。その数だけ、人のライフスタイルに合うものがあり、美味しいと思う珈琲ができます。


ネルドリップについて書かれている雑誌や本にはあまり出ていませんが、ネルフィルターも記事素材、大きささまざまなものがあるのをご存知ですか?


「ネルで淹れている どう淹れたら美味しくなりますか?」


というお客様には、どんなネルを使ってらっしゃるかいつも確認しています。殆どのユーザーは、圧倒的に市場が大きいハリオのネルフィルターです。本や雑誌でも見受けられます。


よく聞くのは 粗挽きの粉をたっぷり使ってゆっくり淹れる


個人的にはネルによりけり だと思います。


↓たとえば金澤屋のネルフィルター1杯用と2杯用



3枚のはぎで、深さもたっぷり。思ったよりも早くおち、思ったよりも味がしっかり出る。


のでペーパーで淹れるのと同様の感覚で淹れてもらっても大丈夫なのです!あまり難しく考えずとも自然と簡単に美味しくなるネルフィルター。


更に店になんとなくあったほかのネルを改めて見てみました。

マルタ 4枚はぎ

口が大きくタップりはいります。


抽出は2枚はぎよりも3枚はぎが早く、更に4枚はぎはもっともっと早く落ちるのです。が口の大きさにもよるのでその辺で変わりますが…


と考えると味の傾向はちょっと工夫が要りますね!



生地の織、起毛具合、厚み触ってみると全然違います。



とある喫茶店で手に入れた大きな大きなネルフィルター


2枚はぎでやや深め たっぷり粉が入ります。


生地はやや厚手




この3種類はすべて2枚はぎ ほぼ同じ大きさですがすべて違うもの。
色も違い、柔らかさ、薄さ、角度の鋭角さ…違います。


ちなみに真ん中はハリオの1~2人用サイズ。かなりうすく、起毛も少な目



昔作っていた3枚はぎの松崎お手製のネルフィルター

自分の中では、これがきっと自分の理想になるフィルターではないか!?とお気に入りのサイズ、口の大きさ、深さにしてみたものの…(^_^;)


実はまだ未完成。


起毛は外側にしました。


自分で縫ったので、はぎとはぎの縫い代が目立っています。


こちらは大量抽出用のカリタの4枚はぎフランネル。厚手でかなり味がしっかり。時間がかかりすぎず、過抽出を防ぐことができます。

写真左のの真っ白な白色は新品


写真右のベージュと茶がかったフィルターは使用後、使い古してさよならしたものです。縮んでますね(-_-;)



使用前と使用後ではネル自体の消耗がよくわかります。


生地がやせて、薄く感じたり、起毛がなくなって来たり。弾力もなくなっています。


何度も何度も洗濯した衣類のような状態です。(笑)というとわかりやすいでしょうか?





このぐらいおっきいとさよならした後に、雑巾やほこり取りにしてつかえちゃえます!



之がネル。



ちょっと覗い多だけでもかなりの種類があります。


おすすめは、ネルドリップで美味しい珈琲を飲ませてくれるお店のネルフィルターを拝見させてもらう事。

どんな珈琲豆を使っているのか?

こんな珈琲を飲んでみたい、淹れていみたい!と思う事

きっとそこにヒントがあります。


金澤屋珈琲店のファンのお客様もネルフィルターが違う!と最近鋭い指摘が多く、ネルフィルターが売れています。

豆もセットで購入されているので、旨くいったかな?

と思い、金澤屋珈琲店のネルフィルターの取扱い手引き♪ をお付けしてますよ。





ネルドリップ虎の巻①まずは味わう♪

なんとなく最近珈琲がお茶以上に日常的な飲み物になり…

本屋さんに行っても、美容院にいっても、雑貨屋さんにいっても ただかそれか100円程度で飲めるようなコーナーが目につくようになりました。

そうやって、皆さんもそんな珈琲のある生活に知らずと入っているのか、最近の雑誌や本の情報量はめまぐるしくこちらも圧倒されます。そんな中でもネルの味はカフェの味、極上の味 などとかかれ、他の抽出器具に比べ手間がかかるが美味しい。 という評価があり、ネルで淹れると美味しいらしい と使った事も飲んだ事もない方が最近ネルフィルターに関心を集めています。

昔に比べて喫茶店が減り、ネルドリップで淹れてくれるお店も激減しました。

このままいくと本当にネルドリップのお店は貴重だと思わずにはいられません。若い方が興味や知ることのできる場所が減っていくのですね。

ネルドリップのお店が減りつつある原因は
時間と管理と保存が手間であること
人によって味が変わること

によってお店として続けようとすると限界があり、一人でやるにはお店は長続きせず、人を育てるのが大変な事です。

名店たるお店はいまだにありますが、本当に少ない。

「ネルドリップが美味しいらしい」

と興味を持った方は、まずは飲んで美味しいと感じてほしいと思います。
自分で買って、最初に管理で躓くとペーパードリップ、コーヒーメーカー以下になりかねない(^_^;)
ので、美味しい珈琲店のお店のネルドリップの味を記憶に残す! 事がまずは第一です。



金澤屋珈琲店では、そんな貴重な少ないネルドリップの美味しい珈琲を飲んでいただくお店

としてここ金沢の観光名所 兼六園・金沢城公園傍で育ってきました。

3年間 頑張った十数種類もの珈琲メニューを1杯だてのネルドリップでこなすには、今では難しくなり、提供サービス価格に見合ったお客様への対応をさせて頂くためペーパードリップを今年の春から導入しました。
ネルと違いペーパーは固定できる条件が多く、連続抽出のオペレーションもうまくいきます。安定のペーパー。ネルは、水洗いの温度や脱水の仕方が人によって違う(他のスタッフには申し訳ないが(^_^;))、それだけで淹れる際に調整しなければいかない。日とによってばらつくならすべて自分でやればいい!かというと、お店としては間に合いません…ハハっ
毎回安定したおいしさを続けるには、経験値がかなり必要だと今でも思います。 

松崎は、今でもネルドリップで淹れた珈琲が大好きです。

なので、これだけはきちんとお客様にネルで飲む1杯と 残したメニューは極みブレンド

ネルドリップです。

低温で時間をかけて抽出するため、かなりのお時間を頂いています。観光がてらよっていただいた方にはその旨をお伝えし了承のうえで提供させて頂いています。

それでも、この珈琲が好き、ここでしか飲めない。
となん度も何度も来てくれる

そんな嬉しい反応にネル好きは不滅だ と感じます。

とはいってもペーパーの味はかなり完成度を高めました。

何十種類ものドリッパーを使い、ネルに近い味を求めました。

何度も何度も淹れ比べして見つけたドリッパーはコーノ式円錐フィルターでした。

1杯ずつの抽出、2杯ずつの抽出はペーパーを導入し、3杯目以上からは今でもネルドリップです。

ペーパーも同様ネルの味をめざし、杯数がかわっても味を同じようにと心がけています。




極みブレンド
を淹れる時間が一番好きです。

手がかかるのこの1杯を

大事に大事に飲んでいただけると(^^)

ネルを知る店

今も健在です。

好きな人は松崎に話かけてください(^_^;) 

記憶に残る1杯を金澤屋珈琲店で味わってみてはいかがでしょうか?



ペーパーレスドリップ⑤マンデリンの中

金澤屋珈琲店の珈琲豆

ハンドドリップで抽出する味わいに合わせて焙煎されています。



抽出器具はネルフィルターやコーノ式フィルター





中深煎りから深煎り珈琲

中でもマンデリンが他のどの珈琲とも違う個性があります‥

マンデリンンシナール

深煎り珈琲です。

早く淹れると水っぽく、ゆっくり淹れるとまったりと芳醇な香りが楽しめます。

今日は、ちょっと抽出が気になりペーパーレスドリップで抽出時の状態を覗いて見ました。









珈琲豆は焙煎の具合によって、お湯をのせたときの反応がかわります。

浅ければ浅いほどきめが細かくガスの上がりが早く‥
深ければ深いほど
ガスの抜けもゆっくり。

マンデリンは後者。

焦らずゆっくり



低温でゆっくりと極めの細かい泡が出るようにひきめも工夫します。






フィルター内で抽出が進んでいるのがわかります。









美味しくはいるときはいつも美味しそうなミルキーな香りがします。


ガスをうまく抜いて味を隈無く出しましょう。




珈琲を知るとどんどんはまります。
深煎りは浅煎りより奥が深い。

失敗すると単調に、うまくいくと複雑なコクや香味が出てきます。

マンデリンの抽出の中が見たい!
↓ 動画もあります。

円錐形ドリップ②1杯分のコーノ式とハリオ式

円錐形ドリップその②1杯分のコーノ式とハリオ式


珈琲は1杯を淹れる時が一番難しいように思います。


ハリオ式とコーノ式 同じく円錐形の代表のペーパードリップの器具。


同じようでも基本的にハリオは湯抜けが早く、コーノ式は遅い。


珈琲豆には早く抽出して美味しいものとそうでないものもある。


人によって、ひきめや粉の使用料も違い、そして注ぎも違う ので一概には言えせんが。


何年ドリップを経験してもハリオは難しいと思うのは変わらず。味が変わる原因を一つと決めにくく、いろいろな仮定を考えてしまいます。


前回はハリオとコーノ式フィルターで1人分を美味しく淹れたいと淹れ比べしました。


同じ粉の量、ひきめ、注水量 で検証。


淹れ方も同じくし、味の違いは歴然。


余計な味が出るハリオ と 時間がたっても美味しいコーノ式


とは言ってもいつも使っているのがコーノ式名門Kだから 当たり前!?(^_^;) でしょうか。


ですが、抽出時の、ハリオとコーノの違いは、動画からもわかるように円錐の1点からの抽出がうまくいっているコーノ式がとても綺麗で見た目にも抽出 というイメージそのものでした。 そして一方でハリオは円錐とはいいつつ、リブ側からの横漏れする液体がとても気になり…


紙が密着する 否 と気になり


今回はペーパーにフォーカス


検証③ 一人分のハリオ式ーペーパーを濡らす


粉10g 130cc おとしきり 1杯分の抽出 蒸らし後数回に分けてドリップ。


ペーパーは濡らします。




ぷかぷかし浮いた印象はなく、密着してます。




引っ付いてる




粉をセット
湿ってるので、ここからもうすでに抽出は始まってます。





蒸らし

結構膨らみます。

一点かr湯が落ちます。


ペーパーは粉の表面までしか濡れません。




何回かに分けて注ぎます。




ペーパーを濡らさないで淹れたときよりもリブ側から湯が抜けていくように見えます。ゆっくりです。

ペーパーを濡らしたのでリブのない部分は張り付き度がアップしているようにも見えます。

リブ側から落ちている湯量がたっぷり





抽出時に、湯が上部まで行かず、粉の表面にとどまっています。

ろ過はゆっくりと。


ペーパーを濡らすと約2分(濡らさなかったときは1分半強)


抽出完了



ペーパーを濡らしたドリップとそうでないドリップの抽出後の状態は、わかりやすく↓


ペーパーを濡らしてドリップハリオ式 動画↓



検証④一人分のコーノ式ドリップーペーパーを濡らす


抽出条件は、今まで通り同じく1杯分を淹れます。



紙を濡らします。


粉をセットし抽出開始。


蒸らし

密着部分の多いコーノ式フィルター。


紙を濡らすと更にろ過が遅く感じます。

1点から珈琲がきちんと落ちます。





ハリオの時と同じくそこから染み渡ってくるお湯は粉の上部でストップ。それ以上に紙は色つかず。

抽出後半、やや時間がかかり、抽出時の泡の色もエキスが抜けた白っぽい状態です。





抽出完了。


ややスローに抽出完了。↓見た目もハリオ同様違いがでました。


ペーパーを濡らしてドリップ コーノ式 動画↓



前回と今回の一人分の円錐ドリップをまとめてみました。

検証①一人分のハリオ式


検証②一人分のコーノ式


検証③一人分のハリオ式ペーパー濡らす編


検証④一人分のコーノ式ペーパー濡らす編


という抽出検証条件、粉はすべて同じ日に焙煎し、保存を同じくし抽出条件と抽出したものを統一しました。


*濃度高い順
④>③>②>① 若干ですが濃度は④のコーノ式が高め

*酸味の強さ
①>④>③>② ①のハリオがやや強め

*味のバランス美味しさ
②>③>④>① ①のハリオは雑味が出た。

*抽出時間長い順に
④>②>③>① ハリオは基本的に早い

まとめ
ハリオはペーパーを濡らしたときとそうでないときで抽出時間が約30秒も変化、そして抽出された成分の変化もめまぐるしいものでした。味の変化が大きく、いろいろなものに影響しやすい と感じました。そして、ペーパーを濡らした時の方が味はよくなりバランスもとれました。


ろ過が遅くなり、抽出しきれてなかった成分が表にで、紙を濡らすと効果があり!と感じました。


コーノ式の場合は、紙を濡らしたときと濡らさないときの抽出時の変化はやや遅くなった程度でハリオほど劇的に変わりませんでした。
濃度は、数値的にはしっかりで、味はやや重たい といいうよりか、濃度はありますが、余韻のない平坦な印象にかわりました。
美味しいか美味しくないかでいうと、ハリオとは全く逆で濡らさないほうが格段に美味しい。


という結果。


色々な抽出方法があるので、どうだとは言えませんが、紙を濡らす事も一つの工夫ですね。


ハリオでは効果があり、コーノ式ではしない方が良かった。 今回の検証でいうだけなので、勿論そうでないときもあります!

それでもそういう点が…
珈琲の抽出の不思議。

ドリッパーというハリオ式透過ドリッパー


フィルターと呼ぶコーノ式名門フィルター


濾し器 としての意味合いが強いハリオ 濾し の部分の状態で一喜一憂するハリオ 


同じく濾し器でありろ過器としての要素が強く使用するフィルターの違いの影響を最小限におさえる安定派のコーノ 


これはもう相性の合う合わないがある世界です。


自分の手に合うものを使いましょね♪

円錐形ドリップ①1杯分のコーノ式とハリオ式

最近お店に来るお客様。


もっと珈琲を美味しくしたいと器具をご覧になり、金澤屋珈琲店で販売しているコーノ式円錐フィルターを購入されていかれます。


よく聞くのは、ハリオ式円錐ドリッパーとコーノ式円錐フィルターの違い。


ハリオユーザーの悩み と言えば 早くおちやすい。


そして一人分が難しい。という流れで、ますますフィルター密着型の円錐フィルターコーノ式名門Kは、よく売れています。
↓ 写真左が名門K、右がハリオ透過ドリッパー(比較するため樹脂の持ち手は外した状態)


逆円錐形 一つ穴


上から覗くと


ハリオは渦巻き状のまるでトルネード


コーノはきゅっとすぼがったとんがり帽子


穴の部分を拡大コーノ式↓ 穴に向かってすぼがっています。



↓ハリオ式 穴に向かって広がっています。

こうやって見るとかなり違います。↓


検証①一人分のハリオ式ドリップ
紙をセットし、そこから状態をみました。大きな一つ穴。


密着させにくく、ぷかっと浮きます。

今回は、取っ手部分を外し、抽出中の様子を確認します。

粉をセット


1杯分 10g 


味をしっかり出すため 細挽き

ネルフィルター用のやぐらにセットし、そのまま抽出します。


今回は、蒸らしの後数回に分けて抽出。130cc落としきりにて味の傾向を検証します。

まずは蒸らし。

ほぼ淹れたと同時に円錐の先から抽出が始まります。





蒸らし後は数回に分けてお湯を注ぎます。

この際に、円錐の先からは、すでにドリッパーについたリブ(溝)を通りどんどん湯が落ちていく横漏れが起こっています。


ハリオは1つ穴でありながら、激しく音を立て2つ穴、3つ穴のように珈琲液が落ちていきました。

ドーナツ状に出来上がらり。


抽出完了。

ハリオ検証①動画でも確認できます。抽出時間はわずか1分半強。





検証②一人分のコーノ式ドリップ

1杯分 10g 細挽き 同様に蒸らしの後は数回に分けて注ぎ、130cc注いで落としきりにします。


紙をセットします。密着度が指先に伝わります。



蒸らし






小さな穴からぽたぽたおちていきます。







ハリオの時よりもやはりホールド力があるのでやや遅めに落ちてきます。




まっすぐ1点からきれいに抽出されています。

数回に分けてドリップ

約2分。


しっかりと1杯分が抽出。最後まで1点からポタリ。

動画でも確認↓




抽出後


写真右 ハリオ


写真左 コーノ式
ハリオは時間と共に泡がすぐ消え、コーノ式の泡は持続。


茶色いアクが付着しているのがわかる。



一人分の円錐形ドリップ

*濃度
コーノ式 > ハリオ式

*苦み酸味コク バランスの良さ

コーノ式 > ハリオ式

ハリオは、濃度はあるが、ややとがった酸味、冷めた時に渋みが出てきた。

*抽出時間の長さ

コーノ式 > ハリオ式


というわけで、ハリオ式は難しく、どうしてもコーノ式名門Kは美味しく入りました。

ハリオ式の場合は、円錐形のフィルターの先から1点に落ちず…その辺がもったいない! という印象でした。ハリオは紙がぷかぷかするので、今度は濡らしてドリップしてみよう!


という事で次回へ続く。

ココア

10月も気がつけば残り数日

毎週イベントが目白押し。

10月24,25の週末には、石川の地酒と美食を楽しむ サケマルシェ が金澤屋珈琲店から歩いて10~15分 しいのき迎賓館にて開催されます。
前売り券もあるようです。詳しくはこちら↓
石川の地酒と美食の祭典

秋も中盤です。
金沢城公園も朝晩の冷え込みで少しずつ色づいてきました。

お店のメニューもそろそろ寒くなってきたので色々試作。

寒い冬の定番 
皆大好き 
あったかココア 昨年はなかったのですが ホットミルクやホットココアの声が多く今年は定番メニューに入れます。




ビターテイストに甘さ控えめの 純ココア に仕上げました。

甘みはお好みで調整
ココアは甘くて飲むと暖かくなる嗜好飲料…だけではなく、栄養価的にも沢山体に嬉しい事がいっぱい。
ミネラルや食物繊維が多く消化機能をアップ。血流アップで代謝がよくなります。
ココアには原料となるカカオ豆から採れるカカオポリフェノールが含まれています。1日5~10gの摂取が望ましいとされています。

身体を温めるドリンク、1日の内でタイミングとしては 朝起き掛け1番に1杯 入浴前に1杯 そして就寝前に1杯 がいい らしいのです。 なんとなく生活を振り返ると自然に体が欲する時間に感じます。

ココアの効果的な成分含有率も純度によりけり。
金澤屋の純ココア たっぷりと使用したココアをクリーミーにミルクで仕上げました。

普段は甘いものを飲まない方でも飲みやすくビターに仕上げました。 

カカオ豆も一緒に食べたくなりますね。

自家焙煎カカオ豆 アーモンドのように一粒でかなり濃厚なカカオのトロリとした味わいをお楽しみいただけます。

カカオ豆 1袋 360円にて販売中です。

合わせてお楽しみ下さい。

秋冬のすすめ「水出し珈琲」

10月に入り少しずつ寒さが深まってきました。

お店で夏季限定で提供していたネルドリップアイス珈琲は終了いたしました。

夏場のみダッチ珈琲の製造が追いつかないため、ネルドリップで大量抽出していました。

秋冬の冷たい珈琲は、贅沢すぎますが…ダッチ珈琲、水出し珈琲のみとなります。
セット珈琲をアイス珈琲にされる方も特別価格にて水出し珈琲を堪能できます♪

連休中は、寒いと言えども水出し珈琲がまだまだ沢山でました。

水だし珈琲に使用している珈琲豆は、極みブレンド。
深煎りの珈琲豆を細挽き

濃厚でいて香り良い
深みのあるコク、滑らかな口当たり、甘みある苦み、ほろ酔い感

今日は、遊び心でなんとスペシャルティコーヒーの水だし珈琲を作ってみました。

写真右と左でかなり違いがあります。

写真左の水だし器には、いつもの深煎り珈琲 極み 
写真右の水だし器には、遠くから見てもわかる色の浅い茶色のスペシャルティコーヒーの水だし。

同じ量でも、嵩の違いには圧倒されますね。

浅煎り珈琲はより焙煎時間も短く沢山成分が残っていて重たいのです。
深煎り珈琲豆はその逆。焙煎が深まるにつれ中の成分は揮発し軽くなっています。


ここまで違うと面白い!

わかりやすいですね。

その昔、ダッチ珈琲は、現在濃厚なエキスを少量、ワインのように味わう贅沢な飲み物ではなく…




お湯で淹れると欠点がめだつ珈琲豆をどうにかして飲むために考案されました。

お湯だと沢山でてしまう、珈琲のいやな成分、苦みの原因となるタンニンや胃に強い刺激のカフェイン

お水で淹れると抑えられるのでは・・・

とはじまった過去に始まり、現在ではずいぶんとかわり。

器具から豆までこだわる演出効果のある珈琲ですね。



深煎り珈琲豆の極み↓



スペシャルティコーヒー豆の浅煎り珈琲豆 ケニア



どうな味になるのでしょうか?





スペシャルティコーヒーは一般的に、豆の個性や風味特性を生かすために浅目に焙煎されています。
産地の特性がとてもはっきりと出てきます。

最初の一滴 濃厚なエキスがサーバーに落ちてきました。

ただの数滴と言えども、香りはすでにフルーツジュース。




白っぽい泡と共に早くガスが抜けています。
極みよりも早く抽出されています。




5時間後。
出来上がった水出し珈琲は、そのまま飲むと原液のようにエキスになりました。

お湯割りであったかい珈琲にしてみました。(^^)

通常の珈琲では考えられませんが、よい珈琲ならではの酸味が詰まった一杯に。



酸性度は、ミカンやグレープフルーツ、トマトほどあり…(^_^;)

かなり酸っぱい!! かもしれません。




濁っちゃうかな???
と思いましたが、きれい。



紅茶のようにも味わえます。

ミルク割
お湯割り
水割り

柑橘フレーバーたっぷりの珈琲の出来上がり。

ちょっと時間がたってもお水での抽出。
お湯で淹れるコーヒーよりも味わいは持続しました。



秋の始まり
水出し珈琲で一服。

店内では引き続き、水出し珈琲がお楽しみ頂けます!

金沢城公園「玉泉院丸庭園」ライトアップ秋冬の段


北陸新幹線開通後の初の年
ともあり…県内外、更に国内外から金沢に集結!
というイベントが沢山。

ちょっと調べておかないと街中はかなり賑やかでびっくりしちゃいますね。

中でも今年は、金澤屋珈琲店お隣の金沢城公園は、昼間のイベントもさながら夜間のライトアップにかなり力をいれています。
例年では、年に4回ほどの四季を楽しむライトアップ。
今年は帰り際、門があきっぱなしで遠くの方で音楽が聞こえたりきれいなライトアップが見えたり…
とにぎやかです。

特に今年3月新たにできた大名の内庭。
石垣に囲まれた城の中の内庭。
昔の人は、こんな風にゆったりと家族で過ごしたのだろうか?
と見ていても落ち着きひっそりとしたお庭。
ですが起伏の多さと畳石垣と言われるカラフルな石垣はおしゃれ。

遊び心のある大名庭園です。
まだまだ初々しい桜の木や紅葉の木 松の木
芝生にお堀
之が時間をかけて溶け込んでくると思うと今後ますます魅力が増す事と思います。

玉泉院丸庭園は、椎の木迎賓館、四高記念公園口方面から出入りできます。






玉泉院丸庭園口から数メートル。
毎週ライトアップされています。

更に金沢城公園、兼六園のライトアップも楽しめる紅葉の見ごろ時期は見逃せません。

10月に入り、年内のライトアップと年始は2016年3月までの予定がでました。
11月は紅葉ピーク
1月後半から2月2週までが冬のピーク 雪つりは見事です。
3月は春 へ変わりつつある梅林と雪のなり雪つりもお楽しみいただけます。

秋冬はかなり自然の厳しさも感じながら四季の変化も楽しめます。

ライトアップカレンダー





11月は秋の紅葉ピーク🍁

兼六園雪吊りと紅葉が楽しめます。
ライトアップも四季に応じてテーマが変わります!
行楽シーズン見逃せませんね。

ペーパーレスドリップ④コーノ式テイクⅢ

ペーパーレスドリップ④
コーノ式円錐フィルターを使って抽出を色々検証中です。

コーノ式ペーパードリップ と言えば 中心からお湯を一点集中
あくを浮かせて抽出できる巧みな湯量コントロールがとても技術のいる抽出としても知られています。

ペーパーをセットし、抽出した様子と比べてみます。















紙の染み具合で湯の浸透具合をしてますが、ペーパーレスでもこのように同じような事が起こっています。


ガスが粉の表面に上がり、同時に粉の層は下部から内部へ浸透していきます。湯はしっかりとフィルター内にホールドされ、サーバーに落ちそうで最初の一滴が中々落ちません。











上面がガスで万遍なく広がり更に下部からゆっくりと上部へいきわたるお湯。蒸らしがしっかりとできるフィルター。


コーノ式名門Kはリブが従来よりも短く更に浸透しやすい。



茶色い泡には珈琲の灰汁が付着しているので泡は表面に浮かばせ落とし切らないように。







繰り返し注ぐことで、粉一粒一粒万遍なく成分が溶け出します。





抽出しおわったものから順に堆積し断面はこのような状態です。

















抽出完了きれいな珈琲の地層ができました。

この淹れ方は3~5分 かかります。豆によってはもっとかかることもありますが、珈琲のコク深み、バランスの良さ が特徴で時間はかかりますがクリアで贅沢な味わいになります。そんな抽出時の中を覗いてみました…何度見てもマジックのように面白い。


複雑な淹れ方。 落ちそうで落ちない珈琲液。

動画もあります(^^)


気になる方は覗いてくださいね♪



ペーパーレスドリップ③コーノ式フィルターテイクⅡ

ペーパードリップの抽出時の中が見たい!…

という願いもつのりつつ。

コーノ式、ハリオ式と試し

再びコーノ式フィルターへ。
ペーパーレスドリップ③コーノ式フィルターテイクⅡ
テイクⅡ 再び 

今回はハリオでも取り入れた円錐形の紙の先端をカットしたものをフィルターの底にセットしました。

先の方だけなので、一見見るとなぜコナは落ちないのだろう(^_^;)

と思うかもしれません。

粉をセットし、とりあえずいつものようにドリップしました。1杯抽出



前回は、詰まって落ちなくなりました。




ふわっとお湯をのせると、いつもの通りふわっと膨らみました。



蒸らしで沢山出た泡の中心に2回目のお湯を注ぎます。



ガスが空気中に抜けると同時に、抽出はどんどんスムーズに、液体の色も珈琲カラーになっていきます。

そして、泡はどんどん細かくクリーミーになっていきました。






ライトで照らすと面白いです!


粉の粒子が見えますか?
そこへ沈んでいくもの
浮いているもの

抽出完了、速度は後半ペースアップできず やはり4分半以上かかりました。
動画と合わせて写真もご覧ください。
そして気になる抽出液

ろ過はできるものの、やはり微粉が液体に混じり 舌触りや味の渋みがでるものの
ろ過中に起こっている粉の状態は目で確認できました(^^)



そしてテイクⅡのその②

抽出速度が遅くなるのはやはり、フィルターからエアが抜ける隙間がないため

という事で、コーノ式フィルターのリブ部分まで多めにカットした紙をセットしました。リブラインと同じ長さまでのこしセット。

横から見るとこんな感じ(^_^;)
中中見てても白黒で面白い!



蒸らし
いい感じ

微粉が混じってしまう事以外はいつものように速度も安定し、抽出できました。
まさに読み通り。

粉の膨らみガスの抜け具合
珈琲の成分がガスが抜ければ抜けるほど出ている様子。

液体の色がフィルター内で変わっていくのがわかりました。



蒸らしの時はこんなにぷっくりしてるんですね。
このガス圧でフィルター自身はかなり圧迫されているようですが、コーノ式名門Kフィルターはクラックが入りません。

もう何か月も使用していますが、全然!

強度が違いますね。

通常の名門は一番クラックに弱く、そして次にドリップ名人が強い。

クラックとはなんぞや!?

という方はこの写真で確認どうぞ↓


クラックが入るのはそれだけこの蒸らしでお湯を頑張って保持できるか?
にあるようで頑張って耐えているからクラックが入る!

逆にリブが上部まで入っているものは、クラックという現象は起こりにくいのです。

ガスが上下に抜けやすく、もともとガス圧を耐える構造ではないので…

と考えると、こうやって見るガス圧の様子。
フィルターがしっかりと受け止めているのがよくわかりさすが!
と思います。


















抽出完了です。
終了時間も遅すぎず2分半 
味は微粉がなければ、いつもと変わらないくらいの美味しさになってきました。

珈琲の抽出
ろ過と浸漬を繰り返しされている。

そんな中をちょっと見てまたまた抽出が面白くなりました。







ペーパーレスドリップ②ハリオ式V60の中

ペーパーレスドリップ②

今回は、前回に引き続き検証実験です。

今回は、同じような特徴と似た形状の円錐形ドリッパー

ハリオV60透過ドリッパーを使用します。





ガラス製のドリッパーは、底のプラスチック部分を取り外すことが出来ます。

取り外すとドリッパーというより逆円錐形のコップ

のようです。

問題は、コーノ式の時のように濾し器がうまくはまらず‥何回か器具を替えて試してみました。

1回目はネルフィルター
2回目は、エアロプレスの紙フィルター
3回目は、円錐形のペーパーを底の部分だけカットし使用

3回にわたる検証で、ハリオらしい特徴がとてもよく見えてきました。

ハリオV60でドリップした写真です↓

まずは、通常のドリップを思い出してみます。

お湯を投入し、浸漬と濾過を繰り返しながらドリップ。

のせたお湯は、濾過されまた新たに湯を投入‥










紙のないドリッパー内で一体何が起こっているのでしょうか?

検証①ハリオとネル濾過

この実験は、途中で濾過速度が間に合わず_(^^;)ゞサーバーから液体が溢れることになりますが‥何とか終了。

コーノ式との比較が出来ました。













スパイラルリブ
無数に入った溝が、ドリッパー内に入った湯を洗濯機の回転のようにスパイラルに対流させます。

残った珈琲かすもスパイラル状に動いた跡が残りました。
見た目に綺麗ではないですが、泡に付着した微粉は、上部に浮かび、リブのついたてドリッパーにも付着しています。








堆積層は、粒子の小さいものから抽出が終わるため上層部には粒子の大きいものが残っています。
濾過速度は16分

コーノ式が同じ実験で29分だったのでかなりの速度。

リブの特徴、大きなひとつ穴の特徴がよく出ています。

少し間が空くと付着していた泡は消え、表面上には微粉はあまり残らず。


検証①の動画模様
失敗しましたが、ドリッパー内の湯の対流がよくわかります。





何度か淹れ比べ、このハリオV60の場合は大きなひとつ穴から通常抽出時にペーパーフィルターの先端がより多く出ているのが抽出時の特性でもあるため、同じように円錐形にする必要を感じました。




ドリッパーの支えがない先端は、珈琲のお湯の流れが自然になり一点に向かい落ちていきます。




検証②
ハリオV60とエアロプレスのペーパー濾し器の場合
















濾過速度は、ネルよりも安定したものの濾しきれない微粉が沢山サーバーに落ちてしまいました。

検証③ハリオV60と円錐形ペーパーフィルター
やっぱり、仕方なく円錐形のペーパーフィルターを利用することに❗

紙は全部使わず必要な円錐の先端にフィットし粉が底抜けしないような程度。

紙をセットしお湯で湿らせてペーパーとドリッパーを密着させておきます。

若干底の部分が見えませんが、先ほどの写真とも合わせるときっとイメージ出来ると思います。















速度は、通常のドリップ時と同じくとても早い!








リブがあると紙とドリッパーの間に隙間ができ、底からお湯の流れができましたね。

円錐形の先端からも見てわかりますが、一点に行かないお湯も落ちてしまいました。

今回はフィルターを完全にフィットさせてないためこうなりましたが、通常のドリップ時でも紙のセット方法が半端であったり、注ぎによっては、このようになりやすいかも知れません!

とにかく早い
湯抜け状態
早い抽出でも美味しい珈琲はありますが‥
🔰の方は難しいかも知れません。

紙の影響と手のテクニック

そして粒度調整

自分で使用しているミル、紙の特徴があち、一概に言いにくいですが。

色々してみると適度なラインが見つかるかもしれませんね🌠

動画でもご覧になれます。↓

ペーパーレスドリップ①コーノ式の中

ペーパードリップ。

珈琲の粉の状態を見ながらドリップ

とは言いますが、なかなかわからない珈琲の抽出の状態。

珈琲はとても矛盾が多い飲料です。

高価なワインや日本酒、焼酎のように

すぐ飲んで美味しいとわかるもので、あればいいのですが、実際はそうは行きません。

どんなに高い珈琲豆を買っても淹れて次第、そして鮮度状態の良し悪しで、どんなに高い珈琲の豆も飲んだときにその人が満足できるか否か?は他の嗜好飲料ほど安定していません。

粉にお湯を含ませドリップする!

抽出中はドリッパーの上部から粉の表面の状態を見て抽出の想像を膨らませます。

ドリッパーの中で一体珈琲の粉にはどんな風になっているのでしょうか?

そんな素朴な疑問からとりあえずできること、思いついたことを実践してみました。

通常の抽出の様子↓







フィルター内で珈琲がどのように変化しているのでしょうか?

このフィルターのなかを見てみたい‼

と最初の実験は、かみなし。

ペーパーレスドリップ。

思い付きでとりあえず可能な限り抽出時の状態を再現しました。

紙なし、代わりにネルフィルターをセットしました。





粉をセットしました。

今から抽出します。







お湯を注ぐとフワッと膨らみます。

ライトを照らすと珈琲の抽出状態がとても分かりやすく確認できました。

















珈琲の粒子。

味が出て炭酸ガスが抜けた粉から抽出完了。

粉が沈んでいく様子がよくわかります。

そして驚いたのは、浮かんだ珈琲の粉の灰汁。

泡は最後まで持続しきちんと浮かんだ状態で抽出されていました。






ネルの金具から落ちる濾過速度が遅く

すべての液体が落ちるまでに約29分。

ペーパーをセットするときとは違い、形状が円錐形の先の一点をスパッと切ったようになってしまうこと‥

検証では、まだまだ問題はあるものの‥

🔰のコーノ式円錐形フィルターの抽出中の中身を除くことが出来ました✨
スタッフ皆で釘づけ_(^^;)ゞ







動画でもはっきりとわかります。

コーノ式円錐形フィルター

抽出の中身

🔰のドリップ でした,

ペーパーレスドリップ②へ続く

10/16 開講セミナー②「河野式ドリップレッスンーどんな珈琲も美味しく」‐復習編

10/16 開講セミナー②「河野式ドリップレッスンーどんな珈琲も美味しく」

秋の珈琲セミナー2回目はコーヒーをいつも淹れている方を対象に参加者の方を募集しました。










沢山の器具や道具を見て好奇心旺盛に質問等が飛び交いあっという間の2時間となりました。


今回のタイトルが幅広い内容であり、要点をまとめるのに四苦八苦でした(^_^;) が皆様お付き合い頂きありがとうございました。


珈琲に携わる人間にとってこれは永遠の課題かもしれません。一昔前と違い高品質の珈琲も手に入るようになり、電動の器具にしても、手動の器具にしても際限なく道具が増えています。


抽出も時代は、手動から便利な機械へ行き…そしてまたまたハンドによる抽出に注目が行っています。


多様化する抽出器具。


ハンドドリップー手動により珈琲を濾して抽出する


布で淹れるネルドリップ、金属フィルターで濾すドリップ、一番浸透している紙で濾すペーパードリップ が主にあげられます。

ペーパードリップと一重に言えど、ずらりと並べたドリッパーコレクション。


松崎は、日々そんな器具たちと触れ合いどうやったら美味しくなるのだろうと色々淹れています。
近年始まった珈琲のハンドドリップや手動による抽出の競技会にも参加し、器具の検証は続けました。

お客様が使っている器具で少しでもうまくいくコツを探していくうちに、お店としてもこのフィルターはいいものだと確信できるものに出会いました。

ネルドリップと利点を取り入れたコーノ式円錐フィルター。元祖円錐形の親。 昔からありましたが、今の環境のように毎日触れ合う機会は早々なく、家のみ珈琲程度に使用していたぐらいでした。

珈琲の抽出理論と松崎自身の腕による抽出の馬が合う道具、それがコーノ式名門フィルターでした。


思ったようなイメージの味を作り出せ、安定しています。人に教えやすい、どのドリッパーよりも簡単に使えています。そんなフィルターの良さを伝えるげく、今回の教室にも踏み切り、金澤屋珈琲店で美味しいと思っている珈琲の淹れ方講座を開催させていただきました。


このフィルター事態を初めて!という方も意欲的に参加していただき嬉しく思いました。




多様化する器具のなかで、大きな形状の違いに


円錐形


扇形


そしてウェーブ形が あげられます。


ドリッパーの形状による分類である程度味の傾向が似てきます。


以前までは、円錐形と扇形で説明はできていましたが、最近はここにカリタウェーブ型ドリッパーの登場で新たに味のバリエーションが増えました。


食するものの味覚には代表的な五味ー甘み、酸味、塩味、苦み、うまみ があげられます。食べ物を食べるとなんとなくこんな表現が自然と出てきますね。


中でも珈琲の味の表現には、酸味、苦み、甘み、香味、渋みがあげられます。甘みというくくりはとても曖昧ですが、飲んだ時に鼻の奥で感じるフレーバーに由来するのでは?とも言われてますが、実際には飲んだ際に美味しい酸味、苦みの後に感じる成分として良い表現にあげられます。そして珈琲の渋み これは、口の中に残り、持続すればするほど、いやな印象を受けます。ワインや、紅茶、お茶の場合はいい表現としてもあげられますが…(^_^;)


そして珈琲の色々な味わいが複雑に絡みあう時に感じる コクや味というより全体の口当たりの表現ではボディがある、軽いなどと言いますね。

珈琲の大きな特徴である風味は、味覚や嗅覚そして飲んだときの印象や記憶も入ると言われています。

個人の味覚表現を人に伝えるのは感覚的にずれていることもあり大変です。

ドリッパー代表格3点
円錐形は、粉の層の厚みが一番出るため、粉を通過するお湯の時間が長くなります。珈琲のコク、苦味の表現を得意とします。

扇形は、苦味、酸味、甘味をしつこくなくまんべんなく出せるが濃度感やややコクに欠けるシンプルな味になりやすい。

ウェーブ型はその形状の通り粉の層が平で浅く上から注いだお湯が満遍なく行き渡りやすいので抽出むらになりにくい構造です。粉に均一にお湯が行き渡りやすいので味のバランスがよくなり飲みやすい珈琲になります。苦味や酸味の門をとってくれます。

この3タイプの形状の中で最も手技による味の表現力が高い円錐形は、喫茶店やカフェでもよく見られるハンドドリップの器具。

手技による味の差や淹れての注ぎの違いがダイレクトに現れやすくもなるのが難点ですが、珈琲の持ち味を引き出しやすいという利点があります。

円錐形とはいっても、
キーコーヒーのクリスタルドリッパー
クリスタルの輝きは、とても綺麗で思わず見とれます!




ハリオのV60





コーノ円錐形フィルター



円錐形御三家

安定感と味のバランス、再現性があり、誰でも簡単に雑味の少ない美味しいコーヒー
が淹れられる!

と選んだのがコーノ式円錐形フィルターでした。



レッスンでは、再現性にとタイマー付きスケールを使用。
1杯抽出
2杯抽出
湯量コントロールと加水量を一定にし同じような味を作ります。








試飲するカップは、人間の味覚センサーにあまり影響力の少ないカップ。
紙カップでは、口当たり、紙臭さが珈琲にどうしても入ってしまうので使用しません。








2時間でこんなに道具がずらり。
最初は約5~6分のディスカッションにてお客様同士で抽出のお話を愉しみました。




使用するコーノ式名門Kは、最近出たばかり。
簡単な構造の説明と抽出理論。
ここはイメトレが大切に。
珈琲の美味しい成分は、最初にでてくる。


コーノ式3兄弟について
コーノ式名門フィルター
コーノ式名門K フィルター
コーノ式ドリップ名人


ワーク①
珈琲のハンドドリップで一番難しいとされる1杯抽出を基本抽出とし、コーヒーメーカーよりも美味しく淹れようとウォーミングアップ




コーヒーメーカーは、最近お気に入りのメリタ 復刻版 アロマボーイ 君 を使用しました。
1杯分抽出



お水と粉をセットし抽出開始。



わずか数秒で熱々のお湯が出てきます!小さいですが馬力あり。



抽出中は、なんとこうやって除くことができます。
こうやって見ると、コーヒーメーカーにできなくて手ではできる事!がよくわかります。
今こうお湯が流れましたが、ここにも注ぎたい!


万遍なく蒸らしができる前にぽたぽた抽出が始まりました。


表面の粉が乾いた状態です。
もうちょっと端までお湯を注ぎたいですね。
之が 抽出ムラ。


ムラはあっても抽出はどんどん進みます。
1分58秒 抽出完了。



見るからに薄いね!ははっつ

粉も中心だけがくぼみポッコリ。

粉を捨てると、フィルターの中には落ち切ってない珈琲が残ります。
アロマボーイのすごい所。
一つ穴の位置が底よりもやや上部についています。
抽出後半に出やすい雑味や、浮いたアクを落とし切らない。

そして抽出中は、フィルター内で湯だまりを作りながら珈琲の味わいをできるだけ引き出してくれます。



復刻版アロマボーイ 
機能もさながら、飲んだガテマラ珈琲は、アメリカンテイストさっぱり。

そしてコーノ式フィルター名門K 登場 
一人分から美味しい珈琲を 売りとしているこの新しいフィルターは、リブが短く少ない粉の量でも円錐形の良さを引き出します。

10g 130cc 
1杯だては、粉を細挽きにします。抽出効率を上げます。


蒸らし
ここはしっかり時間をとりましょう。

蒸らしの後は3回に分けて注ぎます。



アクが浮いた状態で抽出ができれば、フィルター内に含ませた珈琲を落とし切っても雑味は感じません。

このアク と言われるものは珈琲自身、微粉と言われるパウダー状の粉が原因とされています。どうしても粉にした際に出てしまう微粉。

高品質の珈琲ほど豆事態に欠点となる味が少なく、そうでない珈琲ほどこの微粉は、邪魔になります。



抽出完了
2分10~30秒
早く落ちやすい1杯抽出もコーノ式フィルターで速度コントロール。


比べてみてもすごい違いです。

写真右がハンドドリップのガテマラ
写真左がコーヒーメーカー アロマボーイ君

当たり前ですが、やっぱり機械よりも美味しく淹れれないと(^_^;)

お客様も満足。手で頑張って淹れる意味があります!!
大変ですが、やる価値がある。


ワーク②
カッピングトレーニング
ブラインドにて4つのカップに入った珈琲豆をカッピングし、その中から一つだけ違うものを見つける味覚と嗅覚トレーニング。
通常カッピングは、プロが行うもの。品質の良しあしを判断するのに行います。

カッピングを行う人をカッパ―と言います。

勿論繊細な味覚審査のため、カッピング前の飲食は控え、味の濃いもの、スパイスなどは控えます。

空腹時は胃に負担がかかるので注意。

粉とお湯を直接漬け込むので、持ち味がすべて出ます。美味しい成分そうでない成分も出るのが抽出との違いです。


これは、皆さん初体験。
スリリングなゲーム感覚で真剣に!

まずは豆の状態。



粉にしたときの香りを嗅ぎます。



そしてお湯を注いだ時の香り…


そして4分待ちます。
珈琲が抽出されます。


粉から出る炭酸ガスで表面は粉が浮いています。





なぜかしら、この時点で4つともばらばら。
4つのうち3つは同じはずなのにね
と珈琲の七不思議。



こうやってライティングすると珈琲w木の状態がよくわかります。
粉がどんどんそこへ堆積。
時間の経過とともにそこへどんどん沈んでいきます。



カップそれぞれスピードが違います。






4分たったら、表面の粉をかきまぜます。 ここで出てくる香りも要チェック。
かきまぜると泡が浮かびます。
泡や浮いた粉はスプーンですくってきれいに取り除きます。



そしてカッピング。
すすったり、少し飲んだり、口に含んでぱっとすてたりしながら珈琲の持ち味をいろいろ試します。
さーこの中でどれか仲間はずれがあるはず…

考えるトレーニング。
皆さん真剣に。
あまりに難しく、最初はこれとこれは同じ!と確実にわかったものを言っていただき…
残った2カップのうち一つ。
もう一度最後にカッピング!
すると 皆さん大当たり。
参加者の皆様は鋭い舌の持ち主でした…

途中一瞬松崎もわからなくなりそうでした(-_-;)


今回のカッピングでは同じ産地のガテマラ珈琲を深煎りと浅煎りで焙煎度をかえました。
仲間はずれ!それはガテマラの浅煎り珈琲豆でした。
珈琲らしい香り苦みの中にも表に現れる酸味。チェリーのような酸味がふんわり広がりました。
焙煎度による味わいの特徴をここで知っていただきました。
珈琲豆は焙煎でほぼ、味の方向性が決まります。

ワーク③

浸漬実験 温度帯による抽出時の変化

粉にお湯を注ぐとどうなるのか?

また、お湯を数回に分けて注ぐとどうなるのか?

そんな抽出の不思議をスケルトンのガラス内で浸漬による検証をしました。

☆冷たいお水と珈琲の粉の反応











☆80℃の低温帯と珈琲の粉の反応











☆熱々のお湯と粉の反応













3つの温度帯で、お湯をのせたときの粉の反応からお湯の温度の高低を見抜く感覚をトレーニング。

レッスン中は、経時変化を見るため終始観察。

初めてやってみましたが、面白い! と好評でした。


焙煎度で変わる味のバランスや総量
温度で変わる抽出変化 基本を頭において


ワーク④ 

浅煎り珈琲をうまく淹れる

極端に焙煎度の浅い珈琲豆は、抽出時の選ぶ温度帯を工夫するともっともっと味や香りが出ます。

一般的に、ハンドドリップで抽出時に適していると言われる中庸の温度帯 90℃位

今回は浅煎り珈琲豆の持っている爽やかな酸味、広がるジューシーな香りを目的に淹れ比べしました。

95℃以上の高温抽出

香がふぁーっと広がり美味しそうです。





同じ珈琲豆を低温抽出 85℃

泡の出や勢いが違います。元気がない。



香はしますが、やや控えめ



見た目は同じようです。

抽出後の香りも弱く。


テイスティングにより浅いり珈琲豆は、高温でさーっと抽出したほうが軽やかで、味の輪郭もしっかりと。なんといっても心地よい酸味がでました。甘酸っぱい!に値する美味しい珈琲。

通常は熱々で、珈琲がきつくなる と思われがちな高温で短時間にガスを抜いて抽出しました。

ワーク⑤

深煎り珈琲豆をうまく淹れる


次は、深煎り珈琲豆の登場です。

見た目の色は黒っぽい茶色。油分が表面に出てきてとろっとてかり。

焙煎の深い珈琲が持つ深煎り臭。

この香りが好き!とファンは多い焙煎度。

フレンチロースト以上

今回使用したのは、人気の「百万石ブレンド」

浅煎り珈琲同様

高温度帯 95℃以上

低温度帯 85℃での抽出でテイスティング

深煎り珈琲豆は、浅煎り珈琲豆とは逆で、ガスはゆっくりと抜けます。

お湯がゆっくりと粉に浸透し、時間をかけてガス抜き。

そして焙煎が深いほど、苦みが表に出てくる傾向があります。

ハンドドリップでは、この苦みを優しく柔らかく出してあげる事が抽出のコツ。

お湯は蒸らしで万遍なく載せますが、粉の温度はゆっくりとあげてあげましょう。



こちらのタイプの珈琲は、ゆっくり温度を上げると甘みが出ます。

抽出時にきめの細かいクリーミーな泡を沢山出しましょう。


焦らずゆっくりと。





約3分。

泡のきめ細かさもいい感じ。




高温抽出では感じられなかった、甘い苦み、キレのある酸味 が低温でじっくりと抽出することで表に出てきました。

之もわかりやすい抽出方法の一つ。

テクニックの一つです。



低温でもきめ細かな泡が上がらない場合は粉の大きさ、メッシュが大きすぎるのかもしれません。

ひきめはやや細かめがおすすめ。

泡は沢山クリーミーに出してあげると、深煎り珈琲の持ち味が生かされます。


ワーク④,⑤終了後は、各自それぞれに浅煎りと深煎りをいれてもらいました。同じメッシュ、粉の量と淹れ方で、湯温だけを微妙に変化させてもらいました。 微妙な違いでまたまた味に違いがで、1℃の違いで変わる珈琲の抽出メカニズムを知っていただきました。

ワーク⑥ アレンジ珈琲

しめに深煎りの濃い珈琲を作り、ミルク割のカフェオレでしめました。

かなり沢山の珈琲を飲んだ後。

胃休めに温かい牛乳や糖分は体によく効きます。

カフェオレに合わせる、リキュール、ブランデー、ココナッツシロップ… 組み合わせを愉しんだり。





長いお時間ありがとうございました。

セミナーにて頂いた質問は、また今後の参考にさせてもらいます。

時間があれば…と検証実験はすべてできず(-_-;)

またまた次回となりそうです。2週連続の秋のハンドドリップセミナーでした。

店頭でも、その後のお話など、お気軽にお声をおかけください(^^)



ガテマラ コンセーロ農園 ニュークロップ

店頭で提供しているお馴染みの
ガテマラ産 コンセーロ農園。
ニュークロップに切り替わりました。

















ガテマラ と言えば ブラジルやコロンビアのようにお馴染みの銘柄。
中でも農園いて意のコンセーロ農園はこの珈琲出なきゃというお客様も多くファンの多い珈琲です。

ガテマラ 中米北部に位置し、大部分が3000m級の山々。
山岳地帯です。
3000mと言えば、北陸でいうと立山や白山 白山の頂上でも2700mです。
 
高地で育つ寒暖の差や冷涼な気候 火山灰土の土壌が更に珈琲の栽培に適しているのだそうです。

そもそも19世紀にスペインから独立し、それ以降コーヒー栽培がおこなわれているという歴史深い珈琲産地。
生豆を見ても焙煎した豆を見ても印象は硬そう。
実が詰まっている
味がいっぱいいっぱいつまっている 
という印象です。
 
金澤屋珈琲店のガテマラは、中深煎り~深め
焙煎後3~4日で美味しそうな油分が珈琲豆の表面に少しずつ出てきます。
焙煎した手よりも3~4日目のガテマラは 最高に美味しい。

ビターチョコを食べたときのような後からほんのり甘い


香は酸味のあるフルーツ
コクや苦みはしっかりと

珈琲感ばっちり

寒さが深まるこの時期に飲みたくなる珈琲の一つ。

店内ではカップ提供は勿論、煎り縦珈琲豆を挽き売り販売しています。

珈琲豆もクロップがかわると味の傾向も変わります。ニュークロップはお米でいう新米。
新米のコメの水分加減が難しいように、珈琲豆のニュークロップも同じ。

焙煎の技術も要されるので経験が必要ですね。

つやつやして見えたのは気のせいだろうか・・・(^_^;)

ニュークロップ
美味しいガテマラ産 コンセーロ農園の紹介でした。

今から1~2か月がニュークロップ期間。
今しかないフレッシュ感は何とも言えません。

ぜひ一度ご賞味下さいませ。

カッピングー仲間外れ探し☆★★

味覚トレーニング 続編

今日は先日に引き続き カッピングトレーニング。

そして今回は3つのカップの中から一つ系統の違うものを見つける事。

これは、何人かでやるといいですね。一人が準備し、他のスタッフがブラインドでカッピング。

カッピングは先日説明したように、ある既定の粉の量に対し熱々のお湯を準備し注ぎます。

注ぐ前に香りをかぐ。

お湯を注ぐ。

香りをかぐ。

少し待ちます!4分弱

そしてスプーンで粉表面をかきまぜる!ブレイク。

香をかぐ。

浮いた泡や粉粕を丁寧に取り除く。



3つのカップは実は同じ産地のものが入ってます。

焙煎が違います。



お湯を注いだ瞬間に様子がそれぞれ違います。

が実際の仲間外れは1つだけ!

この状態でも十分に液体の色、香りの違いがあり、なんとなくわかるはず…

液体は横からみるのこのように!



炭酸ガスの放出が始まり、おわった粉が順番にカップのそこへ沈んでいきます。

十分に成分が出たのでしょうね。



表面の膨らみ、泡の色もやや変化。

茶色っぽいのは、珈琲の粉の微粉、アクと言われます。炭酸ガスの放出時に泡に付着しています。

粉が図んでいるのが見えますね。

どんどん落ちます。

4分くらい待つと、ガスも抜けたようで安定しています。

上澄みをとり…

香がまた出てきます。

さてさて仲間外れは!?


見た目にも今回は違うので…わかりやすいですね(-_-;)

正解は、真ん中!でした。

焙煎の浅いもの、深いもの。

見た目にもわかりすいですね。他にも、産地比べ、品種違い、精製方法で比べる! など色々トレーニングできます。
珈琲の主な産地の代表に ブラジル エチオピア インドネシア コロンビア・・・
精製方法の違いに ナチュラル、ウォッシュド、セミウォッシュド…最近よく聞くハニー・・・
品種はティピカ、ブルボン、ゲイシャ・・・之も色々ありますね。
これは頭の体操にもなりそう…

スキルアップに、教室でもやっちょうかな…!?と思っちゃいました。

遊び感覚の味覚トレーニング。

結構はまりそう(^_^;) 



カッピング時の珈琲の抽出映像一部。ガスが抜けた粉がカップのそこへ落ちていきます。

カッピングー鮮度と味覚

味覚トレーニング。

今日の項目は、鮮度の違い 同じ珈琲豆で、同じ焙煎…ですが一方は焙煎後1週間、そしてもう一方は約一か月たったもの

比較方法は、珈琲の持ち味がダイレクト にでちゃうカッピングにて。

カッピング と言えば、珈琲の品質チェックなどや生豆の仕入れにてプロが評価し、よい珈琲か同課の診断をする方法。

家庭では、まずしない方法ですね。

抽出するのでは、なく粉にお湯を注いでそのまま風味をチェックするのです。通常ならば、布や、ペーパー、金属フィルターを通して濾されたコーヒーを飲みます。ですが、この場合は、淹れる人によって紙や布などの濾す媒体に珈琲の油、雑味が吸収されます。豆そのものの味わい、良い点も欠点も見たい! という時には判断しかねます。

まずは、粉の状態からチェックします。まずは香りをチェック フレグランス(粉の香り)をチェック。



沸騰したてのお湯を注ぎます。ここでカップに顔を近づけ香りをチェック。部屋全体に香りが広がります。



泡の状態に違いはないか・・・チェック 写真左が焙煎後1か月 右が 焙煎後1週間




しばらく置きます4分間 
経過したら
鼻を近づけ、再度香りをチェック。
表面に浮かんだ珈琲をカッピング専用スプーンで壊します。これをブレイク といいます。

一旦収まったかのような珈琲の香りがブレイクされると同時にまたまた出てきます。

3回ほど撹拌(ステア)し、香りをよくかぎます。

抽出時に出るような細かな泡がでてきました。写真では見にくいですが写真右 の方がやや茶色い泡が多いようです。

この泡はコーヒーの灰汁や粉の粕を含んでいます。スプーンで取り除きましょう。



上澄みを取り除き、カッピングスプーンですくいすすったり、吐き捨てたり… 飲んでみたり…しながら評価します。

熱い温度帯から冷めてからの変化も用チェックです。

冷めてから新たに表に出てくる成分もあります。

今日は、鮮度による味の変化。

この方法では、若干どちらのカップにもざらっとした質感が残りますが、やや濃度感が焙煎後1か月たった方にあるように感じました。

印象は 重たい、ずっしり 

ですが、持ち味のフローラルなさわやかな印象も両者ともにあり、舌に重く残る濃度感だけが気になりました。



最初に挽いた時の香り。

これは確実に差が出ていました。

かぐわしい香りのはずが、つんとした酸を含む香りが焙煎後の日のたった方に多く感じました。

あじよりも香りの違いにも驚きです。

珈琲の香りの種類はなんと数百種類 なんて聞いたことがあります。

こうやって焙煎後の状態変化中でも随時きっと変化し続けているのですね。

この香りは豆を粉にした瞬間からどんどん出続け変化し続けるので、あいまいですが印象や記憶も大切にしながらと日々トレーニング。

花や植物系の香り

ナッツ類の香り

フルーツ系の香り

カラメルやチョコレートのような香り

ヨーグルトなどの発酵した香り 

ここまで行くと、感性や表現力の勉強にもなります。後は自分だけでなく、周りのスタッフを絡めて比較し合うとまたまた面白いものです!

珈琲の秋ーバイブル本急増中!

読書の秋

つい先日紹介した コーヒーハンター川島良彰氏の本に引き続きまたまた珈琲がメインの雑誌が沢山出てますね。

紹介 ① 日経 おとなのOFF 最高においしいコーヒー





タイトルの通り、経済とも絡めながら、現在流行のお店から昔ながらの名店まで、そして美味しい珈琲の飲み方、淹れ方道具…



芸術家たちの珈琲物語…

コーヒーの香りにはリラックス効果があるといわれています。

そしてカフェインは脳を刺激し、タイミングよく飲むことで集中力を高める効果があります。

コーヒーの体によい飲み方の紹介など。

皆さんの生活に合わせた美味しい一杯が見つかるかもしれません!





紹介 ② discovery Japan コーヒーとカフェ

こちらも分厚く珈琲についての特集です。

珈琲スクール

珈琲豆について、焙煎について、道具について、カッピングなど 他コーヒーの産地情報などもかかれていました。

気分にあわせた淹れ方、珈琲の表現について・・・

抽出方法も紹介されていました。





紹介 ③ 珈琲 ベストアイテム

これは、松崎もまいった・・・?

珈琲屋にバイブルとしておきたいほどの器具情報満載。

この本のすごい所は、

よくあるメーカーの器具ならず、珈琲マニアさんたちが使うようなマニアックな道具まできちんと説明、淹れ方も紹介されています。

キーコーヒークリスタルドリッパー

ブルーボトル オリジナルドリッパー

金属フィルター コレス

ドーナツドリッパー

コーンフィルター・・・






実際に飲み比べした感想などもかかれ、事細かい。

ドリッパー以外にも紙の大切さ、材質の大切さにもふれています。

ドリップポット、スケールなどの必需品








最近性能がどんどん上がるコーヒーメーカー 紹介ページ



マニアックな珈琲雑誌。
幅広く集められた最新の情報 

今が旬の珈琲誌!!


この情報量で なんと たった730円 (^_^;) かなり満たされます。

こりゃ びっくり。



松崎もおすすめ!! 



秋はやっぱり珈琲に注目!何でしょうね。

店内に雑誌は置いてあるのでぜひご覧くださいませ♪(^^)♪

ペーパードリップ抽出の裏側①ーフィルターの中

珈琲の抽出。


ペーパードリップ


自分でいつも試行錯誤して淹れながら、何でこう入れるのか?何でこうそそぐのか?意識せずにやっていることまでをたまに人に説明しなきゃいけない事があります。勿論お仕事としてもそうですが、同じように淹れてもらう為に人に教える!という大変な作業があります。



珈琲が紅茶やお茶を淹れる時のようにガラスのポットにお湯を注いで抽出過程を覗けたら…といつも思っています。


勿論、珈琲の抽出でも目で見えるサイフォンや水出し珈琲のようなものは別ですが。






ハンドドリップと言われるドリップ法では、濾し器にネルや、金属フィルター、そしてパーパーフィルターを使用します。そのためお湯と粉が触れているときの状態は、まさにイメージにイメージ。



















きっと今は、こんな状態だろう。


と思いながら注ぐタイミング、位置 を計算してますが。


つい先日も教室用に自分の思い描く珈琲の抽出構造を書いてみました。


フィルター内で起きている過程。




粉がお湯に触れた瞬間はどうなるのだろう?


なんとなく円錐形にそっくりなカクテルグラスを発見。


またまた、何をしてるんだ(^_^;)?


と思いでしょうが。(笑)


なんとここに豆を入れ粉にし




遊び心でお湯を注いでみました。




お湯と粉が触れた瞬間炭酸ガスでぷっくり膨れてきました。



上面です。いつもドリップしているときは主に上から珈琲を見ていますね。


お湯をのせた瞬間白っぽい泡の層ができました。


ガスの放出が沢山。泡の層の厚みもとても深いですね。

粉は完全に浮いています。

ガスが落ち着いてきたところで、いつものように真ん中にお湯を注ぎました。

きめの細かい安定した泡が中心からどんどん出てきました。


きめの細かい泡の放出と共に浮いた粉は沈んでいき、抽出ろ過が進みました。


穴が開いていないため、この時点でもう注ぎ切れず、途中でストップ。


ガスの抜けと共に抽出が進み、液体の色も珈琲らしく色づきました。


之がいつもきっとフィルター内で起こっているのですね。


紙の影響とフィルターのろ過能力で時間は変わりますが、ペーパードリップをうまく使いこなすとアクや雑味を浮かせて抽出。


ドリップならではの雑味の少ないクリアな珈琲が楽しめるといわれています。




透明なガラスの中で、起こる珈琲の抽出。


今日は途中まででした…


がなんとなくイメージできたでしょうか?


抽出時の粉の状態。

もしできるなら・・・願わくは透明な紙フィルターがあればな(^_^;) と思っちゃいます。


あればわかりやすく説明もしやすい!


と思いませんか?

復刻版ーメリタ アロマボーイ レビュー①

元祖ペーパードリップの始まり メリタのフィルターです。


この茶色のアロマフィルターは日本仕様で皆さんも同じみのはず。


一つ穴


安定した抽出時間


簡単でいつも同じように珈琲を淹れれる


そこよりも少し上に穴の開いた構造。



最後まで落とし切らない


雑味をおとさず。 クリアでありながら味はしっかり。


なぜなら、フィルター内で湯だまりを作り十分に珈琲の粉から味を引き出せるのです。






そしてこのちびちゃん。


之もメリタ。


一つ穴



そこよりもやや上についた穴

メリタ1×1


これはこうやって一人分をいれたりもできるのですが・・・




実は、これはコーヒーメーカーの一部。


こちらは、メリタの1~2杯用のコーヒーメーカー。


昭和風のレトロなタイプ。


メリタアロマボーイ コーヒーメーカー

廃盤だったようですが、色々あり…


復刻版 アロマボーイ です!またまた名前がいいよね♪


お店に登場。早速使ってみました。


噂に聞くと、ハンドドリップした珈琲に匹敵する美味しさののだとか(^_^;)





粉とお水をセットしスイッチオン。


簡単シンプル。


更に驚くのは、抽出中も覗けちゃいます!



蓋をあけてずっと見てました。


まるで手で淹れているかのように。


ふっくら膨れるのを見る事が出来ます。香りも漂い







綺麗に泡立ちサーバーに落ちていくのも見れます。

なんとなく見ていると、かきまぜたりしたくなっちゃいます(^_^;)

手を加えたくなります。ははっつ








1~2杯 用


時間はかかりすぎず、クリア。
灰汁は、落ち切らない構造のため、渋みも少ない。

粉は細かくて良さそうでした。




サーバーを外すとこんな感じ。手で淹れた風に見えるコーヒーメーカー。


味もびっくりちゃんと出てます。水っぽくなくしっかり。




メリタアロマボーイ。


これは、ちょっとぶれたときのハンドドリップより安定するかもしれません(-_-;)


最近のコーヒーメーカーは賢い、性能が良い…


などよく聞きます。


ハンドドリップと言えども、価格と味の批評がますます厳しくなりそうです。たまに機械で淹れた珈琲やコンビニコーヒーの味を確認し、市場を認識。


改めて勉強せねば!


と思う毎日です。ちなみにスタッフの子たちは 普通に美味しいと満足げでした・・・ははっ 


レトロでかわいいので、お家にも!と思わず思ってしまいました♪

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プロフィール

金澤屋珈琲店  本店


Author:金澤屋珈琲店本店
金澤屋珈琲店は石川県金沢市、金沢城公園の黒門口横に位置する自家焙煎のネルドリップコーヒー専門店です。

◎店舗情報
石川県金沢市丸の内5-26
TEL/076-254-5411
営業時間/9:00-18:00
(12月~2月は17:00まで)
毎週水曜定休

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