河野式コーヒーサイフォン稽古10ー過抽出と未抽出
河野式コーヒーサイフォン⑩過抽出と未抽出(抽出不足)
前回までに、サイフォンの抽出過程で大切な撹拌。
撹拌の役割…
撹拌しすぎても…
撹拌不足でも…
美味しい珈琲を得るにはいいポイントがあるようです。
今回は、極端に撹拌をし続けた場合と、撹拌をするのを忘れた場合の2種類で、同じ珈琲がどうなるか検証しました。
撹拌検証①ずっと撹拌する
いつものようにサイフォンコーヒーを淹れます。粉をセットしたロートを差し込みます。

いつものように液体が上がってきました。

ロート内に湯が上がったら、粉と湯をほぐすように撹拌します。

最初は、濃い色の泡。

泡と粉とコーヒーの3層

まぜまぜ。時間が経過するごとに、泡がへり、白っぽくなってきました。

最後までまぜまぜ。

上から見るとこのような状態。


黒っぽく濁ったようにも見えます。火を止めました。

珈琲が落ちてきます。


平らの粉。白っぽい泡。



出来上がりました。
やや黒っぽいくすんだ珈琲液です。
泡は少しでました。

撹拌検証②抽出不足
同じように珈琲を淹れます。粉をセット。ロートを差し込み湯が上がってきます。


粉と湯が上がっている面からゆっくりと浸透していきます。
泡も見えます。
3層ではありません。

表面まで湯が行かず、乾いてます。

こんな感じ。

その後も3層にはならず、泡の層の色が少しずつ変化、茶色い泡と白い泡があります。


やや濁った、色の珈琲と泡を含んだ粉。

火を止めます。



出来上がらり。
殆どフラスコに泡はできず。

カップにコーヒーを注ぎます。
検証①はカップ右の濃い色
検証②はカップ左の薄い色
珈琲と珈琲ですが
紅茶と珈琲といった液色です。

撹拌しない。 薄い、水っぽい、お茶のような液体。珈琲らしい苦みや酸はほとんど感じられませんでした。
撹拌しすぎる。黒く濁っている。濃い。苦み、渋み、酸味、舌に重たく感じる質感。美味しいとはいえない。苦い珈琲が嫌いという方は、こういった珈琲の苦みを嫌うのではないか?と感じました。
極端な例ですが、珈琲の成分は過度に出すぎても、出さな過ぎてもだめですね。
撹拌しすぎた際の妙に白っぽい泡のサイン。
こういった色や粉の状態もサイフォンでコーヒーを淹れる際の目安になりますね。
サイフォンの撹拌のお勉強でした。
前回までに、サイフォンの抽出過程で大切な撹拌。
撹拌の役割…
撹拌しすぎても…
撹拌不足でも…
美味しい珈琲を得るにはいいポイントがあるようです。
今回は、極端に撹拌をし続けた場合と、撹拌をするのを忘れた場合の2種類で、同じ珈琲がどうなるか検証しました。
撹拌検証①ずっと撹拌する
いつものようにサイフォンコーヒーを淹れます。粉をセットしたロートを差し込みます。

いつものように液体が上がってきました。

ロート内に湯が上がったら、粉と湯をほぐすように撹拌します。

最初は、濃い色の泡。

泡と粉とコーヒーの3層

まぜまぜ。時間が経過するごとに、泡がへり、白っぽくなってきました。

最後までまぜまぜ。

上から見るとこのような状態。


黒っぽく濁ったようにも見えます。火を止めました。

珈琲が落ちてきます。


平らの粉。白っぽい泡。



出来上がりました。
やや黒っぽいくすんだ珈琲液です。
泡は少しでました。

撹拌検証②抽出不足
同じように珈琲を淹れます。粉をセット。ロートを差し込み湯が上がってきます。


粉と湯が上がっている面からゆっくりと浸透していきます。
泡も見えます。
3層ではありません。

表面まで湯が行かず、乾いてます。

こんな感じ。

その後も3層にはならず、泡の層の色が少しずつ変化、茶色い泡と白い泡があります。


やや濁った、色の珈琲と泡を含んだ粉。

火を止めます。



出来上がらり。
殆どフラスコに泡はできず。

カップにコーヒーを注ぎます。
検証①はカップ右の濃い色
検証②はカップ左の薄い色
珈琲と珈琲ですが
紅茶と珈琲といった液色です。

撹拌しない。 薄い、水っぽい、お茶のような液体。珈琲らしい苦みや酸はほとんど感じられませんでした。
撹拌しすぎる。黒く濁っている。濃い。苦み、渋み、酸味、舌に重たく感じる質感。美味しいとはいえない。苦い珈琲が嫌いという方は、こういった珈琲の苦みを嫌うのではないか?と感じました。
極端な例ですが、珈琲の成分は過度に出すぎても、出さな過ぎてもだめですね。
撹拌しすぎた際の妙に白っぽい泡のサイン。
こういった色や粉の状態もサイフォンでコーヒーを淹れる際の目安になりますね。
サイフォンの撹拌のお勉強でした。
河野式コーヒーサイフォン稽古⑨撹拌
河野式コーヒーサイフォンお稽古⑨撹拌
サイフォンの抽出で抽出の要となる
撹拌 かくはん
撹拌 かきまぜる、かき回す・・などの意味ですが。
お料理で溶き卵を作る際に、人によって混ぜ方が違いそれが出しまき卵を作る際や、お菓子作りで使う溶き卵のように混ぜ方の違いが珈琲でも同様に起こるのだそうです。
光サイフォンセミナーで、世界チャンピオンになった上野氏も同じように撹拌の重要性と、人に教えるのが一番難しいといっていました。
珈琲では、撹拌のタイミング、回数…撹拌時間、仕方…
サイフォンでは、熱を与え続け、ボイリングしながら抽出するので、珈琲の粉の接するお湯の温度はかなり高温になっています。
ペーパードリップでも熱すぎるお湯でドリップするとどうなるか…イメージするとわかりやすいでしょうか?
高温で出る珈琲の成分、苦み、きつさ…が出やすい状態になります。
過度に撹拌すると珈琲に負荷がかかり、余計な味が出てしまいます。抽出もすすみやすくなります。
ある程度美味しくなる珈琲の淹れ方を基準として造り、あとは、粉の状態に合わせ、撹拌をする。珈琲の中に含まれるガスをきちんと抜いてあげる事で美味しい珈琲が出来上がります。高温で淹れているので短時間でいかに効率よく美味しい成分のみを取り出せるかが大切です。
となんとなく頭ではイメージできるのですが、実際にやってみると、混ぜすぎた、温度が高すぎたときの撹拌の泡の感じ、質感、色…すべてが毎回かわり、中々想像とは違ってしまいます。
高温で効率よく味を引き出すこと
サイフォンの大切な点。
撹拌は、きちんとガスを抜き泡を浮かせ、その際に雑味や渋みとなる灰汁を一緒に浮かせる。
泡で浮いたアクを最後のろ過まで落とし切らないように…
まるでドリップのような感じですね。
プロの手際よい撹拌。
綺麗な泡。
魔法のようです。



珈琲サイフォン社河野社長の撹拌。珈琲の粉をもみほぐす。
美味しそうなエスプレッソのようなクレマを引き出す。優しく。
竹べらは粉の表面に触れる程度。ロートの中まで淹れません。

この際に、きれいな3層に。
泡
粉
珈琲液
綺麗に分かれてつかチェック。

この時に、粉の中間に残っている気泡を必要に応じてまた混ぜて抜いてあげる。
撹拌は、粉の状態によっては1回で済む場合もあるそうです。
その判断は…(^_^;)慣れないうちは見極めが難しいですね。ハハっ

ですが、なんておいしそうな泡。



まさにエスプレッソ!
美味しそう…
と見える撹拌。
そんな撹拌を目指しましょ♪
サイフォンの抽出で抽出の要となる
撹拌 かくはん
撹拌 かきまぜる、かき回す・・などの意味ですが。
お料理で溶き卵を作る際に、人によって混ぜ方が違いそれが出しまき卵を作る際や、お菓子作りで使う溶き卵のように混ぜ方の違いが珈琲でも同様に起こるのだそうです。
光サイフォンセミナーで、世界チャンピオンになった上野氏も同じように撹拌の重要性と、人に教えるのが一番難しいといっていました。
珈琲では、撹拌のタイミング、回数…撹拌時間、仕方…
サイフォンでは、熱を与え続け、ボイリングしながら抽出するので、珈琲の粉の接するお湯の温度はかなり高温になっています。
ペーパードリップでも熱すぎるお湯でドリップするとどうなるか…イメージするとわかりやすいでしょうか?
高温で出る珈琲の成分、苦み、きつさ…が出やすい状態になります。
過度に撹拌すると珈琲に負荷がかかり、余計な味が出てしまいます。抽出もすすみやすくなります。
ある程度美味しくなる珈琲の淹れ方を基準として造り、あとは、粉の状態に合わせ、撹拌をする。珈琲の中に含まれるガスをきちんと抜いてあげる事で美味しい珈琲が出来上がります。高温で淹れているので短時間でいかに効率よく美味しい成分のみを取り出せるかが大切です。
となんとなく頭ではイメージできるのですが、実際にやってみると、混ぜすぎた、温度が高すぎたときの撹拌の泡の感じ、質感、色…すべてが毎回かわり、中々想像とは違ってしまいます。
高温で効率よく味を引き出すこと
サイフォンの大切な点。
撹拌は、きちんとガスを抜き泡を浮かせ、その際に雑味や渋みとなる灰汁を一緒に浮かせる。
泡で浮いたアクを最後のろ過まで落とし切らないように…
まるでドリップのような感じですね。
プロの手際よい撹拌。
綺麗な泡。
魔法のようです。



珈琲サイフォン社河野社長の撹拌。珈琲の粉をもみほぐす。
美味しそうなエスプレッソのようなクレマを引き出す。優しく。
竹べらは粉の表面に触れる程度。ロートの中まで淹れません。

この際に、きれいな3層に。
泡
粉
珈琲液
綺麗に分かれてつかチェック。

この時に、粉の中間に残っている気泡を必要に応じてまた混ぜて抜いてあげる。
撹拌は、粉の状態によっては1回で済む場合もあるそうです。
その判断は…(^_^;)慣れないうちは見極めが難しいですね。ハハっ

ですが、なんておいしそうな泡。



まさにエスプレッソ!
美味しそう…
と見える撹拌。
そんな撹拌を目指しましょ♪
河野式コーヒーサイフォン稽古⑧謎の金の泡
河野式コーヒーサイフォンお稽古⑨謎の金の泡
皆さんは、サイフォンでコーヒーを淹れたときの、こんな金色の泡を見たことがありますか?↓


↓lロートに上がり、出来上がった珈琲液が火を消した瞬間急冷され下のフラスコへ。
最初はゆっくりと落ち、最後は、引っ張られるかのようにフラスコへ落ち、沢山の金の泡が出ていました。
この写真は、珈琲サイフォン社、河野社長自らサイフォンをいれ、見せてくれたもの。とてもきれいな泡です。
泡が現れきれいに消えるとその瞬間、とても澄んだきれいな珈琲液が現れました。
河野社長曰く、この泡こそがサイフォンの魅力だそうです。
そして、この泡は、よーく見ると、毎回色が白っぽくなったり、量が少なかったり…とまちまち。
泡の色や量は、抽出の状態の診断にもなるのだそうです。
以前、色々サイフォンで抽出している際に、泡の出るときと、ほとんど出ないとき、沢山出たとき…色々ありました。
関連blog↓
ハリオサイフォン テクニカVSモカ
泡が沢山出たときは、色々な味が珈琲に沢山出ていたような気がしました。
いつも変わるので…
金の泡。
謎多し!! 早速自分でも何度か挑戦しました。



紙でろ過した場合とネルでろ過した場合。どちらも反応が違ってました。
最初は、全くでないときも何度もあり、慣れてくると少しずつ形にはなってきたものの。
中々、しっくりいかず。
最近は、出来上がった珈琲の透明感をチェックしたり、泡の量、粉に付着している灰汁の量を見て珈琲を飲む。
美味しかったと感じる抽出の時の状態を頭に入れながら…次にトライ。
サイフォンも好きな味は作れるし、ドリップのように濃度感を出す事も出来れば、トロットしたネルのような質感も出せる事がわかりました。
サイフォン、楽しいですよ♪(^^)
皆さんは、サイフォンでコーヒーを淹れたときの、こんな金色の泡を見たことがありますか?↓


↓lロートに上がり、出来上がった珈琲液が火を消した瞬間急冷され下のフラスコへ。
最初はゆっくりと落ち、最後は、引っ張られるかのようにフラスコへ落ち、沢山の金の泡が出ていました。
この写真は、珈琲サイフォン社、河野社長自らサイフォンをいれ、見せてくれたもの。とてもきれいな泡です。
泡が現れきれいに消えるとその瞬間、とても澄んだきれいな珈琲液が現れました。
河野社長曰く、この泡こそがサイフォンの魅力だそうです。
そして、この泡は、よーく見ると、毎回色が白っぽくなったり、量が少なかったり…とまちまち。
泡の色や量は、抽出の状態の診断にもなるのだそうです。
以前、色々サイフォンで抽出している際に、泡の出るときと、ほとんど出ないとき、沢山出たとき…色々ありました。
関連blog↓
ハリオサイフォン テクニカVSモカ
泡が沢山出たときは、色々な味が珈琲に沢山出ていたような気がしました。
いつも変わるので…
金の泡。
謎多し!! 早速自分でも何度か挑戦しました。



紙でろ過した場合とネルでろ過した場合。どちらも反応が違ってました。
最初は、全くでないときも何度もあり、慣れてくると少しずつ形にはなってきたものの。
中々、しっくりいかず。
最近は、出来上がった珈琲の透明感をチェックしたり、泡の量、粉に付着している灰汁の量を見て珈琲を飲む。
美味しかったと感じる抽出の時の状態を頭に入れながら…次にトライ。
サイフォンも好きな味は作れるし、ドリップのように濃度感を出す事も出来れば、トロットしたネルのような質感も出せる事がわかりました。
サイフォン、楽しいですよ♪(^^)