【ハリオのあの器具はすごい!】-ペーパードリップ上達のカギ
計る・測る・量るモノ

さてさて、皆さん珈琲を淹れる時にはかるものって何を想像しますか?
毎回安定しない。
コーヒーをもっと薄くしたい、濃くしたいがどうしていいかわからない…
もっと技術を身に着けたい。
と思う方は、ぜひはかることをおすすめします。
目分量目利きによる判断も大切ですが、基本はまずはかり、感覚で覚えるのが先であると思います。
一番の基本は「使用する粉の量に対しての抽出量」です。
紅茶やお茶の1杯の目安は2gほど
に対して…珈琲はどれだけ使うか知ってますか?
おそらく、スプーン一杯くらいという方も多いでしょう。
ドリッパーに備え付けられたスプーン。メーカーによってもサイズは違いますが
ドリッパーによって意図する味わいが違うので、まずは、同じメーカーのメジャーで1杯を図りましょう。
1杯 8g~10g もしくは12g
コーヒーの1杯は120cc
コーヒーサーバーの目盛の1杯は120ccです。
コーヒーカップと言われる専用カップは、その量を美味しそうに見えるラインで作られています。
「粉の量を計る」

ティースプーンやカレースプーンと真ん中が珈琲用のスプーン。
だいぶ深さと大きさが違いますね。使いやすく、価格も安価。家庭に一つ欲しい道具の一つです。
そして抽出量を量る。サーバーの目盛を参考にしてもいいですが、実際には若干ぶれる事が多いです。線のジャストかやや上かやや下かで量がずれます。スケールのせると安定はしますが。
「抽出量を量る」
美味しいコーヒーの味わいとお湯の温度はきっても切れません。
高すぎるときつくなりやすいのでご注意。さらにぬるすぎても豆の持ち味が発揮されず…
お湯の温度を測ることをやって見ましょ。
「お湯の温度を測る」

最後に時間を量る…
お湯で抽出する
ペーパードリップにおいて1分10秒の差はかなり味の差に影響します。
1杯にかかる時間は、豆や淹れ方メッシュにもよりますが
約2分~4分
時間をかければ×ほどしっかり濃厚に
早いとその逆に…
どの辺がいいかは、個人によって差がありますが…
今日はいつもより早かった、遅かった・・・・と感覚を覚えると
毎日淹れる珈琲がぐんと美味しくなります。
コーヒーは、時間がかかると雑味や渋みが出やすくなります。
その時間は3分とよく言われますが…
2分で淹れても渋い人
3分以上かかっても美味しくなる人
答えは一つならず、色々ありますので一概に言えませんが…
経験上、手始めに3分以内に淹れると比較的失敗が少ないかもしれません!
3分沙時計で試すのもいいですね。
それでも、進化する器具…
便利でよくできている!という器具にはよくであいますが

ハリオのドリップスケール
5000円以上はしますが(^_^;)
使いやすいですね。

見た目は、よくあるスケール。
色が黒で、お洒落な感じ。
なんとgを量りながら、時間も測れます。

gは、2g以上から反応します。
さらにその後0,2g刻みで測れるので精度が高いですね。
ハンドドリップユーザーの神器ともいえるこの器具。
似たような性能のものは、ありますが、同時に測れないものが多く。
さらに同じ昨日がついている他のメーカーのものは、1万以上しました。
やはりハリオさん
コストパフォーマンス的にも素晴らしいですね。
プロ向けに広まりつつあったこの器具
最近は、家庭でも使われるかたがおおいのですね。
確かに便利。

本体は、液体、水に弱いので…(乾電池部分)
サーバーから液体をこぼさないように・・・・
気を遣えばいいですね。
(グレードアップしたものも販売されています!)

コーヒーは、たまたま美味しく入ることがあります。
そのたまたま
偶然を
ちょっとばかし意識的に測ることで
再現性が高くなります。
納得の味を毎回再現できるように!
「ハリオのドリップスケール」
便利な器具です!
ハリオ式ドリップレビュー③浅煎り
ハリオ式ドリップレビュー③浅煎り珈琲
円錐形と特徴的なスパイラル状のリブが液体の流れをコントロールします。
粉の層が深くなる円錐形に加え、湯が滞留しすぎずろ過できる構造。素早く注ぐとゆっくり注ぐ のコントロールがしやすいハリオ式ドリッパーは、注ぎ手や注ぎ方、他使用する紙の影響などを受けるという事を前提に使うと自分好みのテイストにアレンジがききます。
特に浅煎りの珈琲はゆっくりと味を出すと時間がかかりすぎ表に出なく手もいい味が出やすいので、早い抽出が向いています。
蒸らし:ハリオで淹れるとこのふくらみが思わず美味しそう…と見とれてしまいます。
深煎りよりも浅煎り珈琲は水分が多く残り、粉が重たいのです。
重たい粉は中々浮かずにどんどん沈んでいきます。味が出る前に沈むと勿体ない!
高いお湯で早めに味を取り出す方が効率が良いのです。
今回は、コットンフィルターを使用したので、思ったよりはゆっくりとろ過が進みました。
わずか2分弱
浅煎りの香りがふわっと漂い、特徴的なジューシー感や果実味が出ていました。コクやボディ感といったストロングな印象もうけました。
個性的な味がしっかりと出ているのでお好みは分かれるかもしれません。明るい、いきいきした酸味 が よく出ていました。ちょっと濃いめになったので、薄めに淹れてもよかったな… 味を効率よく取り出せるのかもしれません。が、豆の雑味も隠れながらでていました。珈琲のポテンシャルがかなり出やすいので、珈琲はできるだけ鮮度がよくいいもので淹れる事をおすすめします。
気になる微粉などを取り除くといいかもしれませんね。
ハリオ式で浅煎り珈琲レビューでした。
スペシャルティコーヒーとハリオ
コーヒーは、産地によって、また人の手によってくわえられた精製方法によって、焙煎によって、抽出によっても味が変わります。
今日は、珈琲の中でも高品質で評価の高いスペシャルティコーヒーを淹れます。
「コスタリカ ブラックハニー」 お店で提供中の珈琲です。ハリオV60ドリッパーは、従来の扇形のドリッパーとは違い大きな一つ穴と上部まで伸びたスパイラルリブがあります。ネルドリップの構造により近づけたといわれているこのドリッパー。
トップバリスタの方、カフェなどでも使用され、日本の家庭でも浸透しつつある人気のドリッパーです。
この形状とリブによって作られる味わいは十人十色。 同じ淹れ方はあるのだろうか? と言う位皆さん色々な淹れ方をしています。
珈琲豆によっても淹れ方をかえたりと工夫しやすいのもこのドリッパーの特徴です。
今日は、京都のとあるコーヒーショップで紹介されていた淹れ方で淹れてみました。
(レシピ)
豆15g 細かめにひく
水:250g(50g+50g+150g)
抽出時間目安2分50秒
①まず最初にペーパーをセットしお湯通し
②サーバーに落ちたお湯は捨てます。
③粉15gをいれます。表面を平らにする。
④最初の注水は50g そして30秒蒸らす。
⑤2回目の注水も50g入れ30秒蒸らす
⑥円を描くように100秒かけて残りの150gのお湯を注ぎ続けます。
⑦最後まで落とし切って完了
抽出はいたってシンプルです。
粉の量に対して注ぐ量が多いのですが、いろいろな味や香り成分を含んだスペシャルティの繊細な味が広がりました。
ややライト。ですが、コスタリカの生き生きした酸味がスキット出てきました。
酸味の明るさ、香り かなり個性が光る抽出です。これはびっくり!
ペーパーを濡らしてドリップ通常は、ペーパーを濡らすとリブとペーパーが密着し、ガスの抜けの効率が変わるためおすすめはしませんが、短時間で粉とお湯を浸漬状態にしやすく、落ちるろ過速度も変わりました。
最後にドリッパー内の湯を落とし切るのも、良い豆ならではの淹れ方です。
渋みや雑味の少ないスペシャルティコーヒーは、最後の一滴も美味しい。
粉は、かなり細かめにしました。
決め細かな白い泡が沢山で、抽出効率が上がりましたが、苦みも少なく飲みやすい珈琲となりました。
こんな淹れ方もいいね。
何が嬉しいかと言うと、シンプルかつ簡単という事。スタッフもお気に召し!
まだまだ知らない抽出の世界があるのだと実感しました・・・・(^^)