2017-11

【和紅茶のお話】―「加賀の紅茶」の生まれ育ちと味わい

【和紅茶のお話】―「加賀の紅茶」の生まれ育ちと味わい

和紅茶とは海外の紅茶に対しての日本で育てられた茶葉を使い作られた紅茶をいいます。

つまり、日本の気候風土で育てられた紅茶です。

海外の輸入紅茶とは違う独特の風味や魅力がいっぱい。

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お店でも現在提供しているのは日本の紅茶。

更に、産地はなんと石川県加賀市打越茶園です。

加賀の紅茶「輝き」という名で近年販売が進められています。


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簡単に紅茶というと!

緑茶と同じく「お茶の樹」からできます。



沢山の緑茶がありますが、同じ樹から積まれた茶葉を使うんですね。ちなみに緑茶のきれいな緑が持続するのは、積んですぐに蒸して、釜で炒ルなどして熱を加えて発酵を防いでいるからなんですね。

対して紅茶は逆に積んだ葉を長時間放置し、揉む…茶の成分を空気にふれさせて発行をどんどん進めていく。

同じお茶の樹で発酵をとめたのが「緑茶」

発酵を進めたら「紅茶」

その中間が「ウーロン茶」



更にお茶の樹の品種が紅茶の個性にでる!

お米を例にとると日本のコシヒカリは炊くと美味しく

タイ米は、パエリアなどにむき

山田錦は、酒づくりに…

同じお米でも個性が違いますね。

日本のお茶の樹は!?

お茶の樹は大きくわけて「アッサム種」と「中国種」の2種類。

日本の茶葉は中国酒です。

特徴として

*渋みが少ない

*緑茶向き

*寒さに強い

海外の紅茶、インドやスリランカの紅茶は、日本の紅茶と違う強い風味、渋み、苦みを持っています。こちらは「アッサム種」なんですね。

つまり日本の紅茶は、中国種の緑茶用の品種で紅茶を作ったものが多い



柔らかい紅茶が多い。

勿論日本でつくられた紅茶は、見学などもいけます。

私も加賀の紅茶の産地へ行ってきたことがあります。茶畑だけ見るととても不思議ですね。


加賀の紅茶(ティーバッグ10個入)



加賀の紅茶

現在、とれたての新茶の時期です。

リーフタイプとティーバッグタイプがあります。

加賀の紅茶

日本を代表する和紅茶。

和紅茶の美味しい淹れ方は、千差万別だそうです。

生産者の皆さんの意図する味わいがあり、その和紅茶に合う淹れ方がある。

加賀の紅茶の美味しい淹れ方は、県内の老舗小林茶舗の3代目当主小林氏から伝授していただいたやり方で淹れています。

加賀の紅茶を促進して販売を進めている「チャレンジの会」の代表でもあり、お店でも茶葉を紹介していただき入手しました。

和紅茶のの種類は3つ

①「滋納」(じな) 緑茶品種を発酵させうまみが引き出されたような仕上がり

②「清廉」(せいれん)すっきりとした香りを楽しむ

③「望蘭」(ぼうらん)海外紅茶に近い濃厚な味わい

加賀の紅茶は…

①「滋納」(じな)です。

日本の紅茶は、この3つのどれかに当てはまるようです。

①「滋納」(じな)

茶葉は、やや大きくねじりかかった形状が多く、優しい香りに乾草のような香りが混じっています。
そうそう、加賀紅茶は紫蘇のこのような香りがします。
使用している品種はヤブキタなどの在来種。
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渋みが少なくうまみがある。

和紅茶の多くがこのタイプだそうです。まさに日本人好みと言えます。


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加賀の紅茶

中国種のお茶の樹から栽培

味わいの特性は「滋納」

品種「ヤブキタ」「オクヒカリ」のブレンド

という事ですね。

淹れ方は、時間をかけてゆっくり。

軟水を使いじっくり時間をかけて抽出します。

つけすぎても渋みが出にくいのが特徴です。

抽出時間は最低3分。5分かけても美味しい❤

お湯の温度は98℃もしくは少し冷ました湯でもうまい。沸かしたてが一番。


ゆっくり淹れても

2番茶を飲んでもうまい。

のんびりやさんに向いた紅茶です。

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店頭でもオンラインショップでも現在販売中です!

ただ今希少な紅茶のファーストフラッシュが入荷♪和紅茶ならではの鮮度良い紅茶をお楽しみください。

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【加賀紅茶のお里見学2017】―加賀市打越茶園

【加賀紅茶のお里見学2017】―加賀市打越茶園

石川県の加賀市にある茶園にお邪魔してきました。

緑茶の他
最近ブームの和紅茶の製造もおこなわれています。

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そうそう、ぴんときた方も多いかもしれませんが、こちらが加賀市打越茶園です。

「加賀の紅茶のお里」

コチラの製茶工場では、紅茶と緑茶の両方が製造されています。

紅茶は、つい最近の取り組みで歴史は浅いですが、実はお茶は歴史が古いのです。


約300年以上前から
茶葉の栽培が始められました。
加賀藩前田利常が推奨したといわれています。

つまり1700年代から…長いですね。

7月の終わり。
大暑過ぎれば一年で一番暑い時期。

茶畑まで行くのには、少し離れているので、製茶工場を除かせて頂きました。

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お茶畑で摘み取られた茶葉は、緑茶にするか紅茶にするかによって工程が変わります。

石川県で紅茶を作れるようになる前は、収穫した茶葉をなんと静岡県まで運び製造していたそうです。


①葉を摘む


紅茶は、緑茶を摘んだ後に積まれる

(発酵に必要な栄養素が生成されるのタイミングで)

摘み取るタイミングが早すぎても遅くなっても味がぶれる。
新芽ほど青臭くなったりしたり…どの葉っぱでもいいとは言えません。

天候や気温を見て、摘み取る時期は入念に計画されます。


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摘み取った茶葉をしおれさせる。

②葉をしおれさせる(香りを決定づける)

葉を摘み取る⇒工場へ⇒風通しの良い編みの上に薄く広げられる
10~15時間放置
水分が徐々にとびしおれる。
しおれていく過程で甘い香りを放ちます。


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葉をもむ
③葉をもむ

機械や手でもむ。
しおれていたはは、徐々に傷つき葉の中の成分が出てきます。
粘りが出る。

酵素と結びつき酸化発酵し紅茶へ変化。
色も変化する。

優しくもむ、強くもむなど揉みかたでも味の方向性がきまります。和紅茶はイメージ通り、ソフトタイプ。


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そして発酵させる。
 
④発酵させる
揉んだ葉を発酵させる。1時間

25~30℃の湿度の高い環境で。

フレッシュな香りから熟した甘い香りに変化

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 ⑤乾燥
乾燥機で乾燥。高温で発酵をとめた後に香りが飛ばないよう低い温度で乾燥。

水分量は5%以下まで。

ここでやっと茶葉の出来上がり。

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大きな機械が多いです。

紅茶ができるまでの道のりも長いな…と思いましたがお隣には、なんと緑茶の製造工場。

緑茶は、摘み取った後から火をいれるのでもっともっと大変そうに感じました。

能登のお茶畑でも紅茶が作られるようになってきたそうです。

紅茶を作る工場は少なく、収穫した茶葉を紅茶にするのに持ってくるかたもいるようです。

金澤屋珈琲店では、店内でお召し上がりいただくことと、更にお土産に茶葉の販売もしております。

オンラインでも先月から始めました。

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新茶の季節には、フレッシュな茶葉も登場します。


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好けるようなきれいなオレンジ色の茶葉。

県内外、海外の方にも人気です。

年々製造も安定し、お客様へ提供もしやすくなってまいりました。

今回は、組合長吉田氏にお世話になり見学させて頂きました。

かなりの大人数で詰めかけて…(^_^;)

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和紅茶の世界…広まりつつあります。

加賀の紅茶もそんな貴重な和紅茶ブランドとして今後伸びていくと感じています。

ご協力ありがとうございました。







【加賀の紅茶】―国産紅茶の歴史

【加賀の紅茶】―国産紅茶の歴史


加賀の紅茶と出会って5年

認知度も、知名度も…熟度味の完成度も…
かなり上がってきました。

気が付くと和紅茶サミットが行われたり…お茶屋さんでも国産紅茶を見かける事が本当に多くなりました。

最近では、加賀の紅茶意外でも能登でも紅茶が製造されるようなり生産量も増えています。

加賀市の打越茶園での紅茶の取り組みは、この約10年で大きく変化しました。

もともと、加賀の紅茶のお茶畑は、かなり歴史が古いのです。

約300年以上前から
茶葉の栽培が始められました。
加賀藩前田利常が推奨したといわれています。

つまり1700年代から…長いですね。


加賀の紅茶

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石川県加賀市打越茶園にて製造

品種は、ヤブキタとオクヒカリのブレンド

柔らかく飲み口が軽い。


和紅茶の歴史は実は長い!?って知ってましたか?


特に加賀の紅茶がここまで認知度が上がったのはここ数年で…ですが

私が小さいころは、紅茶と言えば海外からの輸入品でしか手に入らないと思ってました。

という位海外の紅茶がよく手に入りやすく販売も広くされていました。

今始まったといわんばかりの和紅茶。

生産量はわずかでも生産者の心のこもった和紅茶は、貴重品です。
今では、価値ある和紅茶が一つの作品として世に広まりつつありますが

かつて、国産紅茶の生産は、外貨獲得のための切り札として世界へ向けて輸出されていました。

日本でも数々の製造工場が立てられ、沢山の人が紅茶の製造を勉強し挑戦したのだそうです。

とはいうものの、歴史的には一旦終息。

再び和紅茶の製造が盛んに…という一進一退という歴史があったようです。

日本でのコーヒーの飲用史とも奥が深いな…と感じますね。
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<年表で整理>

  • 1875年 京都にて初の紅茶製造の試みがあり、本格的な製造は熊本県で初めて製造された。
  • 1876年 多田元吉(「紅茶を輸出して近代化を進めよう」と研究していた、徳川家の元家来)がインド、セイロンにて紅茶製造を視察し        インド式の紅茶製造を学ぶ。
~この頃に…日本で初めてコーヒーが長崎の出島に持ち込まれ飲まれ始め、神戸元町で「放香堂」が開店~
  • 1877年 高知県でインド式紅茶の製造指導が始まる。
  • 1878年 日本の紅茶が英国でも評価をえ、輸出が始まる。
  • 1879年 福岡県星野村に紅茶輸出用会社「星光社」が設立
  • 1882年 アメリカ議会が偽茶輸入禁止を決議
  • 日露戦争、第一次世界大戦
  • 1933年 輸出低迷が続いていたファ、第一次大戦を機に増加
  • 1937年 イギリスに大量の紅茶が輸出される。
  • 第2次世界大戦が勃発
  • 1953年 紅茶「べにほまれ」誕生
  • 1955年 国産紅茶輸出ピーク
  • 1971年 輸入自由協定が締結され、安価な海外紅茶が日本に入ってくるようになる。
  • 1973年 事実上の国産紅茶の壊滅
  • 2002年 国産紅茶再び各地で散見。
           「和紅茶」という言葉が、石川県金沢市の赤須次郎氏によって提唱される
  • 2005年 紅茶品種べにふうきが荷風賞に良いとして広まり始める。国産紅茶は再び盛り上がり
  • 2010年 国産紅茶の生産量が100tを超えたとされる。

外貨獲得のために始まった紅茶製造、インドで製造の知識や情報をへ一時は盛り上がった紅茶製造…

海外の安い紅茶の登場で一旦終止符…

また始まった国産紅茶…和紅茶と言う呼び名で再び…

和紅茶の加賀の紅茶 もそんな紅茶の歴史に。

和紅茶はブームになりつつあります。

歴史を知ると奥が深いですね。

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加賀の紅茶関連記事↓

「加賀の紅茶②茶と紅茶と和紅茶」
http://kanazawayahonten.blog.fc2.com/blog-entry-1837.html


「11月1日は紅茶の日」らしい!?
http://kanazawayahonten.blog.fc2.com/blog-entry-2190.html
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石川県金沢市丸の内5-26
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営業時間/9:00-18:00
(12月~2月は17:00まで)
毎週水曜定休

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